こえにんじゃ

原稿書きの素振りです。Vocal Training Writer、強引に訳すと歌唱発声…

こえにんじゃ

原稿書きの素振りです。Vocal Training Writer、強引に訳すと歌唱発声•滑舌講師でvoiceテクニカル•ライター。  漫画アニメ小説ゲーム編集者やムッククリエイターとかいろいろ、しかも、にわか三國ヲタですけど、^_^なにか?

最近の記事

歌うこと

歌を含むありとある芸能•芸術は、この世に[偏在する人ならざる存在]たとえば、神様に捧げるものでした。 それは今も変わりません。 特別な存在に伝えるといえば、「祝詞」や「お経」も普段とは違う改まった言葉使いに拍子や節を付けて奉ります。 「舞踏」は優美また闊達な体の躍動を披瀝して神様の享楽を乞います。 修練に修練を重ね神妙の域に達した楽器の「演奏」も起源は神さまへの捧げもの。 『楽』という漢字の成り立ちは、頭上に供物を掲げた人体の象形だとされています。だから「音楽」は神さまに捧

    • かけ出しの役者が演技と役作りの関係に気づきはじめた

       役者の表現なかでもっとも難しいのは「飲食する」演技だといわれています。  感情を表す「喜怒哀楽」にはそれぞれの"型"がありますが、モノを咀嚼する演技は声や所作としての"型"があるわけではないからです。  能・狂言など演舞的な表現のなかにはたしかに、声とともに食べる所作はあります。しかしそれは、「演技」というより舞踊的な「振り」として高度に様式化された型であり、役者の演技としてそのまま応用できるものではありません。  人間は子供の頃からなんとはなしにモノを食べ、何気なく飲み込

      • 星の味

         紀元1世紀ころ、シーザーの北征により、ワインは北欧ガリアのビールを貯蔵していた木の樽と出会い、現在の樽熟成のかたちができました。  それまで、地下に埋めた600ℓもあるような大きな土器の甕に入れ貯蔵されていたワインがやっと、樽の木肌ごしに呼吸ができるようになり、その中で熟成が進みました。  それから、ワイン文化はヨーロッパ中に広がり、17世紀になるとイベリア半島のコルクの木肌から作られた瓶の栓が広く使われ始めました。  ちょうどそのころ、シャンパンに代表される発泡ワインが

        • それ今じゃなきゃダメ?

          歌や滑舌発声を実践するとき 聞いたことはあるが具体的にはよく分からない「タテ型発声とヨコ型発声」とか、やってみると案外できない「悲鳴の上げ方」 母音と子音、拗音や促音などの違い、なぜ早口言葉は難しいのか?などの疑問解明。 また、舌トリルとリップロールといった専門用語のわかりやすい解説とやり方や効用を短編のタイトルにして、いつ、どこから読んでもいい作りの読み物。 エッセイ集やショートショート集をイメージしてもらいたい。SNS的な本といってもいいでしょう。 そして、一見バラバラバ