山口祐二郎さんのこと

有田芳生参議院議員の山口祐二郎さんを評価するツイート

 最近、拉致被害者遺族の藤田隆司さんに敵意をむき出しにして批判している有田芳生参議院議員が山口祐二郎さんを評価するツイートをなしています。

私は山口祐二郎さんと面識がありませんが、反差別運動の中で山口祐二郎さんがどのような活動を行ったかを知っていますので知りえた範囲で山口祐二郎さんについて語ってみたいと思います。

反差別運動内の調略活動について

 反差別運動では調略活動が活発に行われていました。在日特権を許さない市民の会のデモに参加していた高橋直輝さんが伊藤大介さんの調略によって反差別運動側に転じました。その後、「高橋組」、「高橋興行」としてカウンター活動を行い、「ネトウヨ警備隊」として活動していたOH EUIHOさんと新たなカウンターグループを結成すべく合流したのは、「男組」ウェブサイトに掲載されていたとおりです。そのOH EUIHOさんがその後「男組」ウェブサイトからいなかったことになっているのはすでに触れました。

なお、山口祐二郎さんは元関東連合の工藤明男さんの次のツイートをbcxxxさんに批判され、平成26年11月10日にC.R.A.C.から脱退することになったわけですが、その過程を無視して事実ではないことを男組ウェブサイトに記載している男組は、歴史修正主義者なのではないかという批判もしておきたいところですがここでは触れないでおきます。

調略活動に長けたと評価されている二人の人物について

 世間的に反差別活動で調略活動に長けた人物として評価されている人物は二人います。伊藤大介さんと高橋直輝さんです。私はこの二人とは面識がありますので、会って話した印象からこの二人の調略活動に関して語ってみます。
 伊藤大介さんは高橋直輝さんを反差別活動に引き入れた調略活動が著名ですが、正直会話もそれほど上手ではありませんし、クロージングの能力について長けているとも感じませんでした。ひょっとしたら会社社長として稼いだ財力と食事などを気前よく奢ってシンパを作ることができなければ完全に反差別運動のその他大勢の中に埋もれている人物なのかもしれません。
 伊藤大介さんと比較して調略活動に本当に長けていたのが高橋直輝さんでした。情報収集に長けたウォッチャーを男組に引き入れたのも高橋直輝さんでしたし、「レイシストをしばき隊」に批判的な街頭宣伝活動を行っていた千葉の民族派右翼団体の日本国神党に乗り込んで和解に至ることとなったのは反差別運動内で語り継ぐべき調略活動だと思います。
 高橋直輝さんは反差別運動内で「恋のキューピット」役を務めることが多く、ある反差別活動家のためその人物が恋焦がれる女性が欲しい物についてリサーチして、結果としてその人物が女性が購入した新居で用いる布団をプレゼントすることとなったのはご存じの方もいらっしゃると思います。高橋直輝さんの調略活動はこのような日常から鍛えられていたのかもしれません。

山口祐二郎さんの調略活動とその評価

 ただ、伝え聞くところによると、山口祐二郎さんがなした調略活動の実績も大きなものであったといえます。山口祐二郎さんが自陣営に引き入れたのは、著書が大きく評価された作家でその影響力が非常に大きな人物であったからです。また、その人物はプライドが高くその調略活動は非常に困難を極めたことが想像できます。
 その反面、山口祐二郎さんは感情の人でもありました。週刊金曜日に掲載された在日特権を許さない市民の会との「抗争」についてのルポでは、高橋直輝さんを「高橋の兄貴」、木本拓史さんを「木本の兄貴」と表現して編集者から修正を求められていたりするなど、一度信用するとその感情をそのまま持ち続ける人物であると私は思っています。
 ただ、そのような人物を調略するのは非常に容易であるとも思います。仮に私が北朝鮮のために働く人物であるなら、真っ先に山口祐二郎さんを調略すると思います。北朝鮮の側からすれば訪朝した人物を歓待したら思わぬ北朝鮮シンパを得ることができたといったところでしょう。