毎日新聞と玉城デニー沖縄県知事が目指す理想の裁判
裁判で沖縄の民意が無視されたと批判する毎日新聞社説と玉城デニー沖縄県知事
沖縄の辺野古基地について、代執行を請求する国を批判する趣旨で毎日新聞が社説を掲載しています。
毎日新聞が雑に書き、玉城デニー沖縄県知事が雑にコメントする「沖縄の声」や「沖縄の民意」というものが私にはさっぱりわかりません。沖縄県知事選挙で玉城デニー沖縄県知事が勝利しているのは存じ上げていますが、普天間飛行場のある宜野湾市長選挙では玉城デニー沖縄県知事の支持基盤であるいわゆる「オール沖縄」の候補者は負け続けていますし、何をもって畏れ多くも自らの主張を「沖縄の声」や「沖縄の民意」だと断定するのか私には不思議でなりません。
そして、仮に玉城デニー沖縄県知事の主張が「沖縄の声」や「沖縄の民意」であるとしても、司法は双方の主張が法令に沿っているかどうかを判断する場であってそれらが司法の判断に左右されてはならないのは言うまでもありません。それは、世界の歴史上で民意で左右された司法の姿が魔女裁判であることからも明らかです。魔女裁判では被告人となる者が魔女であるという民意に基づき、その者を水中に沈めて溺死すれば魔女でないことを証明することができ、溺死しなければ魔女であるとして処刑するようなものもあったと伝えられています。毎日新聞と玉城デニー沖縄県知事選挙が目指す沖縄はとんでもない暗黒社会であると言えるでしょう。