上瀧浩子弁護士の講演と茅ヶ崎市民文化会館暴行事件と大阪市北区堂山町傷害事件 1 〜やはり映画関係者に好意的であった茅ヶ崎市
伊藤大介さんのフェイスブックで示された上瀧浩子弁護士の講演
久しぶりに伊藤大介さんのフェイスブックを閲覧したところ、気になる画像が掲載されていました。
そして画像の中に次のような表記がなされたものがありました。
そして「映画『沈黙ー立ち上がる慰安婦』침묵」というアカウントは次のように述べていました。
茅ヶ崎市から後援名義を受けていた慰安婦映画
私が驚いたのは、映画「沈黙ー立ち上がる慰安婦」が茅ヶ崎市からの公園名義を受けていたことでした。後援名義とはイベント等に「後援 茅ヶ崎市」と表記することが認められることで、茅ヶ崎市後援名義の使用承認に関する要綱において次のように定められています。
慰安婦問題とは日韓の政治的な課題となっている問題であり、日本と韓国との間で主張が異なり、この問題を一方の側に立って扱う映画は茅ヶ崎市の政治的な中立性を損なうおそれがあると判断されて後援名義の使用承認がなされないというのは充分に考えられることでしたが、茅ケ崎市は後援名義の使用を承認していたのです。
これは何を意味するかといえば、茅ヶ崎市が「沈黙-立ち上がる慰安婦」を上映しようとする人々に対して好意的であったもいうことです。茅ヶ崎市民文化会館は指定管理者によって運営されていましたが、極めて政治的な色彩を浴びる「沈黙-立ち上がる慰安婦」の上映のためになされた使用申請書が特に問題視されずに受理された点でそうではないかと思っていましたが、後援名義の使用承認をなしていたことが明らかになったことで確信に変わりました。それは、茅ヶ崎市を故郷と考えて「沈黙-立ち上がる慰安婦」を茅ヶ崎市で上映したいと考える映画監督の方の郷土愛に応えたのかもしれませんし、在日コリアンも含めた多様な民族の人々が活躍する都市を目指したいというビジョンがあって、それに基づいたものかもしれません。いずれにしても、彼らに好意的であった茅ヶ崎市とその指定管理者に対して、茅ヶ崎市民文化会館暴行被疑事件に関して施設の管理責任があるとして厳しく追及した神原元弁護士の証人尋問は完全に裏目に出たと言えるでしょう。