菅野完さんの有罪判決とそれを受け入れられない人々
菅野完さんの有罪判決が確定
著述家の菅野完さんが米国留学時代に同居女性に電話機で殴るなどして被告人となり、その後親族の不幸を理由に無断で帰国し、公判手続がストップしていた事件について、菅野完さんに有罪判決が宣告され菅野完さんが罰金等を支払ったと弁護人の山口貴士弁護士から報告がありました。
これにより、週刊現代で報じられた2件の事件についていずれも菅野完さんの有罪が確定したことになります。
菅野完さんの有罪確定が受け入れられない人々~選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんと横川圭希さん
これに対して、菅野完さんの有罪確定が受け入れられないとしか思えない人物があらわれています。その一人は選挙ウォッチャーちだいを名乗る石渡智大さんです。
被害者のいる犯罪について、「ショボい犯罪」などと平気で述べ、菅野完さんが今後刑務所などに入ることがなかったという判決ではなかっただけで石渡智大さんはこのような言い方をして事件を矮小化しているわけです。
菅野完さんとともに石垣のりこ参議院議員の選挙活動に携わった横川圭希さんも負けていません。
罰金を支払い、米国で今後刑を受けることがなくなったことだけをもって、批判者に対し「ネトウヨのネタが一つ減った」と揶揄しているのです。菅野完さんが米国でなした事件について、2件とも有罪判決が確定したという事実の重みに耐えられず、このようなツイートをなしてしまう横川圭希さんは、菅野完さんに電話機で殴られたと聞く被害者の痛みや苦しみを慮る気持ちなどかけらもないのでしょう。
最も事件を矮小化している菅野完さん
そして、最も事件を矮小化しているのはやはり加害者の菅野完さんでした。
二度にわたって暴力をふるい、一度は週刊現代の報道時点ですでに有罪が確定し、親戚の者の死を理由として公判中にもかかわらず帰国して公判がストップしたという公判を恐れて国外逃亡したとしか解釈することが難しい行為が結果として有罪判決に至ったことについて、何ら自身の口から被害者への謝罪をなすこともなく、週刊金曜日に報道された性的暴行事件について民事で110万円の支払いという高額な賠償を命ぜられているにもかかわらず触れずに刑事事件として不起訴となった事実のみを触れている菅野完さんが過去の自らの行為を反省していると考える人はほとんどいないと思います。
ところで、米国の事件について報じた週刊現代の報道に名誉毀損に該当するほどの取材方法の問題があると菅野完さんが指摘した内容について、菅野完さんがその後まったく触れないことには違和感を感じます。菅野完さんの指摘を素直に読めば、対面取材していないにもかかわらず菅野完さんがうなだれたなどと実際に見たような表現をしていることが問題であると指摘しているとしか考えられないのですが、他に何か問題があったのでしょうか。