見出し画像

山口祐二郎さんの「重要な報告」と過去の言動を振り返る

山口祐二郎さんの「重要な報告」

 令和3年8月19日、反差別カウンターの山口祐二郎さんが日本政府のスパイであったとの「重要な報告」を発信しました。

 山口祐二郎さんについては、反差別カウンター内である人物をカウンターから離反させるように動いていたという噂を聞いたことがありました。その後その人物はカウンターから離れるだけでなくかつての仲間を厳しく批判するようになったわけですが、ひょっとしたらそれが反差別カウンターの勢力を弱めるようスパイとして指示されていたのかもしれないと解釈することはできます。ただ、山口祐二郎の後先考えない突飛な言動は今回に限ったものではなく「前科」があることも留意しておく必要があります。

強盗、集団強姦容疑者による横浜地方検察庁川崎支部からの逃走事件における山口祐二郎さんの言動

 平成26年1月に強盗や集団強姦などの容疑で逮捕された杉本裕太容疑者が横浜地方検察庁川崎支部から逃走するという事件がありました。

 強盗や集団強姦(ごうかん)などの疑いで逮捕された無職、杉本裕太容疑者(20)が横浜地検川崎支部(川崎市川崎区)から逃走した事件で、神奈川県警は9日、横浜市泉区内の公園で、杉本容疑者の身柄を確保し、同容疑などで逮捕した。警戒中の警察官が発見したという。列島を震撼させた強姦容疑者の逃走劇は、発生から47時間ぶりに解決。今後、詳しい事情を聴くとともに協力者の有無などについても調べる。
 突然の確保だった。
 県警によると、杉本容疑者が確保されたのは、9日昼。逃走した地検支部から約20キロ離れた同区和泉町の公園で警戒中の警察官が発見した。職務質問に対し、自ら「杉本です」と名乗ったという。杉本容疑者はジャンパーとみられる白い上着を着ており、多数の警察官に囲まれ、パトカーに乗せられた。
 県警によると、杉本容疑者は7日午後2時15分ごろ、地検支部の取調室で腰縄をずり下ろし、立ち会っていた巡査部長を振り切って逃走した。
 県警は杉本容疑者を全国に指名手配し、4000人態勢で行方を捜査していた。
 7日午後には、支部近くの川崎市川崎区の民家敷地内で、杉本容疑者が脱ぎ捨てたとみられる白色トレーナーを発見。同午後2時-3時ごろには、杉本容疑者と服装が一致する人物を含む2人乗りの白いスクーターが京急川崎駅方面へ向かったという目撃があった。
 京急川崎駅近くのJR川崎駅周辺に設置された複数の防犯カメラに、杉本容疑者がトレーナーの下に着ていた灰色の長袖下着と似た服を着た男が歩く姿が映っていた。
 県警は、過去最大規模の捜査網を敷き、パトカーなど車両900台やヘリコプター2機、船舶4隻を投入。警視庁も都県境の幹線道路に警察官を配置するなどして行方を追っていた。
 杉本容疑者は川崎市の小中学校を卒業した後、市内の高校を中退。交友関係は地元が中心だったため、県警は、押収した携帯電話の通話記録などから友人など約20人から聞き取りを行っていたが、これまでのところ詳しい逃走経路は分かっていない。
 杉本容疑者は2日に別の男と共謀して、川崎市麻生区で女性を車に連れ込み数時間監禁、乱暴して現金15万円を奪ったとして6日に逮捕されていた。容疑を一部否認していたという。
 逃走した当時は、横浜地検川崎支部6階の取り調べ室で弁護士と接見中。杉本容疑者は「腰縄が緩い」と訴え、立ち会った巡査部長が確認のため背後に回った際に足元にずり下ろし、扉から逃げた。逃走前に巡査部長がトイレで腰縄を絞めたが、結び方が不十分だった可能性もある。
 杉本容疑者の逃走をめぐって、ネット上ではデマが飛び交うなど騒ぎとなった。杉本容疑者とみられる男性がホテルでくつろぐ写真をアップして「杉本容疑者とラブホにいます」とつぶやくツイッターが登場。過去に撮影された写真を、いたずら目的で転用したものとみられる。また、潜伏先が特定されたという怪情報が流れたり、「これから川崎で友人の杉本氏と会うことになった。説得しようと思う」とツイッターに書き込む者も現れていた。

 ここで「これから川崎で友人の杉本氏と会うことになった。説得しようと思う」とツイッターに書き込んだ者が他ならぬ山口祐二郎さんです。

 そして、山口祐二郎さんは自身のブログ「火炎人間」でこの事件について触れるだけでなく、東京ブレイキングニュースに記事を執筆していました。

  東京ブレイキングニュースに掲載された「川崎逃走・杉本容疑者を知る人物」として「独占手記」を執筆したわけですが、この手記は目を覆いたくなるほどひどい内容でした。

 驚いた。去年の夏に一度だけ会った男が、テレビをつけたら指名手配をされていたからだ。
 男の名前は杉本裕太。1月6日に強姦や強盗などの容疑で逮捕されていたらしい。そして翌日7日の午後に、川崎市川崎区の横浜地検川崎支部から腰縄を外して走って逃走をしたらしい。
 まず、一度捕まった人間なら分かるだろうが、脱走するなんて不可能な状況である。その過酷な状況で警察に追われながらも、見事に振り切って逃走を成功させたのは凄まじいことだ。前代未聞の出来事であろう。
 僕と杉本氏の出会いは埼玉県の羽生という小さな駅だった。去年の夏、普段は行かないが仕事でたまたま1人で出かけた際だった。杉本氏は駅前の広場で四人組でたむろをしていたのだ。友人らしい男性2人と女性1人を連れていた。明らかに柄が悪い不良グループだったのでついつい見てしまったのだ。
「おい、見てんじゃねえよ」
 この絡まれたのが出会いだった。僕は言い返して口論になった。殴り合いまではいかなったが、最初はそれなりに口喧嘩になり緊張が奔った。それでも話をして少し経てば仲良くなってしまっていた。不良同士とはそんなもんである。
 会話をしていて僕がもうすぐ28歳になることを伝えると、杉本氏よりもだいぶ年上なのが分かった。同年代ぐらいだと勘違いをしたらしい。それからは敬語も使ってくれた。指名手配されている写真では凶悪そうだが、僕が実際に見た感じでは幼い顔で小柄な印象だった。
 そして、僕が右翼活動をしていたり、色々な雑誌で記事を書いたり本を出していることを教えるととても興味を持ってくれた。杉本氏は今まで不良の世界で生きてきたが、このまま続けるか悩んでいると言っていた。先輩などとの交友関係が辛いと嘆いていた。
 僕はなぜ、テレビで似ているだけで本人かと思ったかは、仲間からは裕太と呼ばれていたからだ。でも都内から来たと喋っていたのは謎である。でも、おそらく僕が去年の夏に会った裕太が、杉本氏じゃないかと思う。
 マスコミが大々的に取り上げ、全国で指名手配。神奈川県警が総力をあげて捜査をしている。レイプ魔が脱走をしていて恐いと、一般市民たちはパニックになっている。そんな状況である。
 ネットでは、杉本氏の家族が晒されたりしていた。本人は悪いかもしれないが、家族に罪はないと思う。酷いことである。僕は杉本氏を心配するあまり、ツイッターに友人の杉本氏に会いに行くと書いてしまった。もちろん電話番号なども知らない一度きり会った仲なだけだ。もしかしたら杉本氏は覚えていないかもしれない。

 つまり、山口祐二郎さんは、埼玉県の羽生駅で一度だけ話をした「ゆうた」と仲間から呼ばれていた人物を杉本裕太容疑者に違いないと思い込んで会って自首するように説得したいと動いて、ブログに記事を書くだけでなくネットニュースの記事をそのまま記載するかなり思慮の足りない人物なのです。その山口祐二郎さんの思慮の足りなさは、第26回「週刊金曜日ルポルタージュ大賞」佳作入選作「在特会壊滅への道」の推敲前の原稿で、高橋直輝こと添田充啓さんのことを「高橋の兄貴」、パイおじこと木本拓史さんのことを「木本の兄貴」と本当に記載していたことでもわかります。
 そして、山口祐二郎さんと親交のあるライターの荒井禎雄さんは「東京ブレイキングニュース」でその思慮の足りなさをたしなめています。

山口の方は恐らく世間の理解は得られない。過去に街中で一回会っただけの関係なのに「杉本君に会って説得して来ます!」だなんて、どんな炎上商法なんだという話だ。今回の山口の手記を読んだだけの方には、事件に便乗して名を挙げたいだけの無名ライターと思われて終わるだろう。山口はその現実を正しく認識しなければならない。ハッキリ言って下手クソ過ぎだ。
一言でぶった斬るならば、山口祐二郎は若すぎて感情優先で暴走してしまうタイプの男なのだ。

おまけ・人気アイドルグループ元メンバーMさんについて暴露した山口祐二郎さん

 思慮が足りないものの感情に任せて突っ走ってしまうという否定的な評価と好意的な評価のある山口祐二郎さんですが、人気アイドルグループの元メンバーMさんについて、雑誌で暴露するというその評価を根底から崩すようなこともなしています。

 ここに出てくる「右翼団体『憂国我道会』に所属するY氏」が山口祐二郎さんです。この証言に対して編集部から謝金が支払われていたかどうか明らかではありませんが、謝金が支払われているかどうかにかかわらず、良心や良識を売り渡して平気な人物であると解釈することもできそうです。いずれにしても北新地大学院生リンチ事件で最も不適切な妄動をなしていた男組にふさわしい人物であるといえるでしょう。