ヘアカラーの種類と特徴について
ヘアカラーを楽しむ時に、一度はどんな商品を購入したら良いか悩むことはありませんか。
美容室でヘアカラーをした美しいデザインを「長持ちさせたい」「ヘアカラーの色が落ちてきた時に自宅で簡単に染めたい」「でも髪にダメージをさせたくない」
実際ヘアカラーをしてから「どれくらい経つか」「どのような色にしたいか」「ホームカラーで染めるか」
または気軽で髪や頭皮をダメージさせない「カラーシャンプー」や「カラートリートメント」を使用するかなど、さまざまなカテゴリーや商品があります。
今回は「ヘアカラーの種類」と「自分にあった商品選び」についてお話します。
ヘアカラーは(アルカリ性・ヘアバター・白髪染めなど)
「髪を染める」「髪を脱色する」「髪を脱色して染める」
という3つに大きくカテゴリーが分かれるかと思います。
ヘアカラーをする際に髪のダメージ具合やどのようなカラーデザイン、目的に合わせてカラー剤を選ぶことで、
より美しく、ダメージを抑えてヘアカラーを楽しめるかと思います。
【医薬部外品】
「永久染毛剤」
いわゆる美容室でヘアカラーする際やホームカラー商品を購入する時に一番多いカテゴリーになります。
1剤の酸化染料とと2剤の過酸化水素を合わせることで、起こる酸化重合の働きで、酸化染毛料を定着させて染める酸化染毛剤が主流です。
色もちの期間は1~3ヶ月になります。
アルカリ性カラー
永久染毛剤で最もメジャーなのがアルカリカラーです。
具体的には、ホームカラーですとクリームタイプと泡状の泡カラーがあります。
①ホームカラー
手軽に自宅で染められ、コストパフォーマンスも良いです。
根元もしっかり染められる傾向があります。
一方で頭皮や髪にダメージにつながる場合もありますので、放置時間はしっかり守りましょう。
クリームタイプのホームカラー剤
<メリット>
クリームで髪になじませるので、染めたい箇所にしっかり塗れる。
必要な容量を手に取って馴染ませるのでコスパがよい。
<デメリット>
後頭部やつむじあたりなど、自分で見えない箇所は染めずらい。
手袋した手で塗布するので、塗布するのがそれなりに手間がかかります。
泡カラータイプのカラー剤
<メリット>
泡状で出てきて、くしでとかすだけなので簡単に使用できます。
白髪染めなど時短で簡単に染めたい場合などお勧めです。
<デメリット>
容量が少なく、コストパフォーマンスは悪い傾向にあります。
泡にするために界面活性剤がは入っており、頭皮や髪にダメージを与える成分の吸着力も高めてしまいます。
泡でやさしく見えますが刺激は同じです。
アルカリ性カラー剤の特徴は、酸化重合とメラニン分解を同時に起こし、トーンUPして色味を表現する。
アルカリ剤でキューティクルを膨潤させ、成分を内部浸透させる。
しっかり髪に色が入るというメリットがあります。
一方で、髪や頭皮にダメージや負担がかかりますので、
正しい使用方法や残留したケミカル物質をデドックス
したり、髪はトリートメントでしっかり栄養補給する。
頭皮は保湿や抗炎症の成分でしっかりいたわる必要があります。
ホームカラーのまとめ
アルカリカラーで永久染毛剤の商品になります。
美容室で施術するレベル、またはそれ以上に薬剤が強いので頭皮についてしまったり、放置時間を守らないと髪のダメージや頭皮のダメージに直結しますで、ご使用には注意が必要です。
「作用する場所」
染毛剤に含まれている染料や脱色剤が毛髪内部のどの部分まで浸透するかは、染毛料剤のpHによって違いがある。髪は水だけでも膨潤するが、アルカリ剤によって
キューティクルが開くとより深くまで浸透することができるので、アルカリ剤で毛髪内部まで浸透して作用するカラー剤は色持ちもよいが、毛髪への負担も大きいです。
美容師さんのヘアカラーはお客様の髪質、頭皮のコンディションを診てヘアカラーをしているので、ダメージは
極力抑えられます。またお客様の髪や頭皮のコンディションによっては頭皮や髪をダメージさせないヘアマニュキアを使用したり、プロの技術が駆使されています。
白髪染め、グレーカラー頭皮が敏感な方には頭皮につかないようにゼロテクという施術を行なっているので、
「ゼロテク」で検索してヘアカラーメニューを行なっている美容室に行くのもおすすめです。
美容室では低刺激にしたアルカリカラーもあります。
髪や頭皮に対してダメージを少なくできるメリットがあります。
一方で染まりずらいという傾向がありますが、美容師様
の技術でグレーカラー、白髪染めやダメージ毛の施術など、個々のお客様に合わせた使用をしております。
「半永久染毛量」
髪を構成している80%はタンパク質で構成されてます。
こちらのタンパク質とイオン結合にしてカラーが髪に
吸着します。
酸性染料や塩基性染料を使用した染毛剤のことです。
脱色作用はないので、メラニン色素は破壊されません。
元の髪の色に染料の色味がプラスされカラーが表現されるので、単体でトーンUPはできない特徴があります。
酸性カラー
毛髪を酸でプラス帯電させ、マイナスイオンを持った酸性染料が定着して染色する染毛料です。
②「ヘアマニキュア」や「酸性カラー」と呼ばれます。
色持ちは2週間~4週間ほどで、トーンダウンや白髪染めに適してます。
③カラートリートメント
プラスのイオンを持った塩基性染料や直接染料の一種であるHC染料を、イオン結合で定着させる染毛料です。
トリートメントのセラミドやシアバターなど脂質を補う成分に便乗して髪の中に入り込む特性があり、髪に色が付くメカニズムです。
よってトリートメント効果を得ながら髪を染められて一石二鳥の性質があります。
デメリットは一回で色があまり染まらない。使用をやめると2日から2週間ほどで色が消えてしまいます。
カラートリートメントで白髪染商品の中には、毛先が緑色っぽくなってしまう商品もあります。
<カラートリートメントがおすすめの髪>
美容室でヘアカラーをしたが色が落ちてきてしまったため、色を補いたい。
特にブリーチ毛や、アッシュ系、ピンク系の色味、寒色系カラーは色落ちしやすいので、自宅で色を補いながら同時にトリートメントもしたい方におすすめです。
カラートリートメントは何回使用しても髪や頭皮にダメ
ージを与える心配がなく、髪のトリートメント効果が期待できるので、毎日使用してお洒落を楽しめます。
髪によく揉み込むように塗布し、2~3分ほどパックして放置するとより染まる傾向があります。
ヘアカラーが褪色してきて髪の黄ばみや色ムラが気になる。
髪の中間から毛先の色味が落ちてしまった部分を自宅で染直したい方におすすめです。
<おすすめしない使用方法>
美容室でカラーをした後、すぐに使用してしまうと
デザインが変わってしまいます。美容室でヘアカラーをする前はヘアカラーの色味のみき分けが難しくなってしまう可能性があります。
夏の蒸し暑い時期などは汗で落ちやすいので、白いシャツや枕などに色素がつかないように注意が必要です。
しっかりとドライヤーで乾かすのがポイントです。
お風呂場の床やバスタブに色素がついてしまう場合がありますので、ついてしまった場合は落としやすいうちに洗い流しましょう。
④カラーシャンプー
シャンプーを髪に馴染ませ流だけで色が染まります。
色味が薄く毎日使用することで徐々に美しく染まっていくものや、カラーの退色による髪の黄ばみやムラを美しく目立たなくする紫シャンプーなどございます。
一回でしっかり染まるものや、アッシュやみず色、
ピンクなどムラを目立たなく、美しく染めることができるタイプもあります。白髪染めタイプもあります。
<カラーシャンプーがおすすめの髪>
シャンプーするだけなので、気軽に使用できます。
お風呂場の床やバスタブにカラートリートメントと比べて色がついてしまいにくいので、気兼ねなく使用できるタイプが多いです。
カラーシャンプーを髪に揉み込むように馴染ませ、2~3分ほど泡パックして放置するとより染まる傾向があります。
<カラーシャンプーでの気をつけたいポイント>
カラーシャンプーの種類によっては、仕上がりがきしむ質感のもありますので、気になる場合はインバスのトリートメントとアウトバス両方できれば理想ですが、
アウトバスのオイルできしみを整えるのがおすすめです。
⑤ヘナカラー
ヘナカラーは天然由来の成分で低刺激で白髪を染めて頭皮のトリートメントケアができるとも言われております。
アルカリカラーのダメージが気になるかたや頭皮が敏感な方、ケミカルアレルギーなどある方におすすめです。
ヘナはインドや北アフリカに多く自生しているミソハギ科の植物・ヘナの葉を粉末状にして水で溶いて染料とする天然のヘアカラーになります。
ヘナの葉にはローソニアという赤色酵素色素が含まれており、髪の毛内部のタンパク質と反応しオレンジ系の色になります。
黒髪を明るく染めることができないため白髪染めに使用することが多いです。
古代インドではアーユルヴェーダで薬草として使用されていた歴史もあり、ヘッドスパで頭皮マッサージに使用すると頭皮のケアや髪にハリやコシを与えてくれる。
紫外線から髪を守ってくれるケアなど期待できます。
<あまりおすすめしない方>
ヘナカラーのデメリットとして
植物性アレルギーのリスクがあります。
染まるのに時間がかかります。
黒髪を明るい色にはできず、漢方や自然の素材なので、ファッションカラーなどお洒落な色合いを楽しむのには向いてない傾向があります。
オレンジ色に染まる特徴がりますので、ブラウンなどの色味を出すには他のヘナをブレンドする必要があります。
以上がヘアカラーの種類のアイテムになります。
美容室でのヘアカラーとご自宅でのカラーリングでうまく自分に合ったヘアカラーを楽しみましょう。
カラーのダメージと定着にはこちらもおすすめです。
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