香栄化学の歴史と伝統とこだわり

どんな感じ? はじめての香栄化学ヘアケアアイテム

香栄化学のヘアケアプロダクツに興味を持って頂きありがとうございます。

香栄化学のヘアケアプロダクツ、なんか色々こだわりありそうだけど、

マニアックで良くわからん。どの商品ががどんなケアできるの?

そんな声も多く聞こえてくる今日この頃。

香栄化学のヘアケアプロダクトの背景と商品の特徴をお伝えします。

香栄化学の歴史
美容室向けのヘアケア製品を製造販売しているメーカーです。

創業は、1950年(昭和25年)。終戦の5年後、“髪のことにまで人々の目は行き届かない”時代に、創業者の間仲高義が香栄化学研究所を開きました。

創業して以来、「毛髪化学に基づき、髪を構築している成分になるべく近い成分で本当の髪のケアを」をコンセプトに、パーマ剤、ヘアカラー剤、

シャンプー・トリートメント・スカルプケアを始めとする豊富なラインナップを誇るヘアケア剤を展開しています。

創業から70年以上、美しさを求める人々の心を大切に考え、大田区の地で育んだものづくりの歴史と、独自のサイエンスに基づいた​製品開発で、貢献をしていきたいと考えています。

戦後、パーマ剤の発売以来、髪のダメージに着眼した商品開発を行いました。

当時髪の表面を保護する機能しかなかったリンスに対して、日本で初めて髪の修復成分を配合した「トリートメント」を発売しました。

パーマ剤を販売していた当時、弊社ではなるべく髪を傷ませないようにアンモニアを使用して薬剤を揮発させ、髪に残留薬剤をなるべく残さない処方のパーマ剤を販売しておりました。

しかし、パーマのファッションが普及するにつれ、パーマ剤による髪のダメージがどうしても発生してしまうという課題がありました。

そこで、弊社はパーマ剤でダメージしてしまった髪を補修するため、髪の修復成分を配合した「トリートメント」を研究・開発し、商品化しました。

毛髪化学に基づき、パーマがかかる部分の髪内部のタンパク質をしっかり補充してあげることで、髪のダメージを修復し、パーマもしっかりかかるようになる。美しいリッチが出るようになる。

そのような本格的なダメージケアを課題として取り組んできました。

創業以来ずっと、使いやすく人と地球に優しいものづくり

私たちは、
「常時、美容室やファッションのトレンドや知見を得ること」「人と環境に優しい開発」「使用方法が簡単」
など、創業者の間仲高義が掲げた10ヶ条を今も受け継ぎながら商品開発を行なっています。

SDGsが叫ばれるはるか昔の時代からSDGsに取り組んできました。

髪は毎日洗うものなので、シャンプーは成分分解性90%以上、自然に還る商品を開発、販売をしております。

また、これからの美容業界を担う若者に、様々な業種の方への営業やコミュニケーションを通して若い内からSDGsなど幅広い事柄に関心を持ってもらいたいと考えています。

その施策の1つとして伊賀市とタイアップして、地元の名産である菜種を地元の学生が商品を実際に作り、地元で販売するといった社会活動をサポートしました。

私たちはこれからも、香栄化学に関わるすべての人々が、つくり手である私たちが起点となって、毎日幸せである“エブリデイウェルネス”を目指します。

そして、ご使用いただくお客様が日常をより充実させてファッションやカルチャーを楽しみ、前向きな気持ちになれるような、より良いものづくりをしていきたいと考えています。

香栄化学の伝統とこだわり
創立以来、長くお付き合いのある原料メーカー様、美容師様とのお付き合いがあり、まだ市場に出ていない新い原料をいち早く情報・紹介させていただいてきた背景があります。

弊社はいち早く新い原料、良い原料を使用して商品化してまいりました。

また美容師様に商品のテストとフィードバックを繰り返し行い、業務用で使用する髪・頭皮に良い商品から、美容専売品としてホームケアでご使用する商品など研究・開発してきた伝統があります。

マーケティングに関係なく、本当に髪に必要なもの、良いものはいち早く商品化してきました。

例えば、パーマによるダメージをより集中してダメージケアをしたいという思いで、業務用のシステムトリートメント、
「ケラト」
という商品名の配合成分が水の次にハチミツ・加水分解コラーゲンが配合されているほど濃い濃度で配合した商品を発売しました。

髪を構成している80%の成分はタンパク質、水分は15%で構成されているため、
「タンパク質と水分をまずしっかりと補う。」
という処方になっております。

ハチミツが高濃度のため、地面に垂らすとアリがよつてくるほど、また実際トリートメントを舐めてみると甘い味がします。

髪の80%を構成しているタンパク質を補うため、髪に浸透できる分子に小さくしたPPTの使用量がこちらのケラト販売により当時国内1位になった時期がありました。

また、ヘアカラーの色をしっかり引き出す、カラー剤から髪と頭皮を守る。およびパーマ剤の定着を促す。

ヘアカラー・パーマ後の髪のダメージをしっかり補修するという「ナリッシュシャンプー」を発売しました。

ナリッシュシャンプーはいわゆるヘマチン配合シャンプーで今でこそヘマチンが配合されているシャンプーはたくさんあります。

ナリッシュシャンプーはヘマチンをシャンプーに初めて配合した商品で、発売当時から値段がほぼ変わっていないため、びっくりするくらい値段が安いです。

ヘアカラー剤の発色は美容室から自宅に帰った後も、一週間かけてゆっくり発色していく特徴があります。

よってせっかくヘアカラーをしても、当日自宅で洗浄力の強いシャンプーでゴシゴシ洗ってしまうとまだ発色していないカラー剤の色素まで洗い落としてしまい、ヘアカラーの褪色や黄ばみ、ムラにつながってしまします。

よってナリッシュシャンプー(日本語で栄養)を意味するこちらのシャンプーにはヘマチンと髪の大きなダメージホールを補修するケラチンが踏んだんに配合されております。

ヘマチンは酸素を髪の隅々まで運ぶ働きがあり、当時シャンプーにヘマチンを最初に配合したメーカーでもあります。

ヘアカラー剤・パーマ剤は酸素によって色が発色したりパーマのウエーブが定着します。一週間の集中ケアとしてヘアカラー後、パーマ後の集中ケアとして専用シャンプーを発売してきました。

また自宅で使用するトリートメントとして、髪のタンパク質をしっかり補充するクリームPPTトリートメントを発売しました。

髪を構築する80%はタンパク質で構築されております。プロテインなどタンパク質そのままでは、分子が大きすぎて髪の中まで浸透できません。

よって髪に浸透するちょうど良いサイズとして、アミノ酸を4~20繋げたPPTと呼ばれる成分を特殊なミクロエマルジョン化、クリーム状にして当時オイルケアでは届かなかった髪の芯にまで、栄養分を髪へしっかり浸透できることに成功しました。

通常トリートメントというと艶や指通りをよくするため、油分、シリコンなど配合してしっとり感を出す商品が多かった時代に、こちらはオイルが配合されていないため、水に入った小瓶にこちらのトリートメントを入れて振ると水に溶けてます。

通常のオイル配合のトリートメントですと水と油で分離しますが、こちらはあくまでタンパク質を補充するといったことが目的なので水で分離しません。

プロテインをシェイカーで振った時も水に溶ける感じと同じです。。。

また、これまでなかった整髪料、ヘアワックス「マジックムーヴ」を発売しました。

髪を固めずに自由自在にセットするというコンセプトのもと
「HARD」「SOFT」「LIGHT」
の3種類のワックスを発売しました。

第二回アジアビューティーEXPOに展示し、サンプリングによりニューヨークやパリに広がりました。

同年アメリカで発売されていヴォーグに掲載。パリコレのデザイナーに愛用されました。

業界に先駆けて「H C染料」を使用したカラーシャンプー・カラートリートメント「バカラ」を発売しました。

髪や頭皮に負担の少ないカラートリートメントとして、現在のカラーシャンプーやカラートリートメントの先駆けとして2003年に発売しました。

今のカラートリートメントで髪にダメージをさせずに色を入れる商品を発売しましたが、当時は色が抜けてしまうということでクレーム、返品の嵐になってしまった苦い経験などもございます。

髪を構築している成分を細かく分析し、なるべく本来髪が持っている成分と同じ成分を商品の内容に取り込む伝統があります。

よって本来なら髪が持っている成分と同様、またはなるべく近い成分で髪の修復を行うという伝統がありますので、髪本来の美しさ、素髪感、自然体、プロダクツを使えば使うほど髪や頭皮が良い方向に導くケアができる商品作りを行っております。

美容業界でのニーズとその開発してきたノウハウの蓄積~パーマの需要が増えた時代

パーマ剤による髪のダメージの修復、およびパーマのデザインをしっかり出して定着させる。

パーマ剤のケミカル物質をデトックスし、髪や頭皮を保護、およびダメージの進行を食い止める。

薬剤の消臭、薬剤による頭皮・お肌の炎症やかゆみなどもケアできる成分を配合した商品開発をおこなっております。

ヘアカラーの需要が増えた時代
ヘアカラーの発色や定着を促す商品開発を行なってきました。

また美容室で施術したヘアカラーの美しいデザインが少しでも長く楽しめるよう研究を重ねてきました。ヘアカラーの褪色をおさえたり、黄ばみや緑っぽく髪色が変色してしまうのを極力抑え、

褪色していく過程も美しいデザインとして楽しめるようプロダクツ開発を行なってきました。

ヘアアイロン・コテの需要が増えた時代
ヘアアイロンやコテでご自宅でセットする機会が増えた一方で、熱による髪のダメージが増えてきた背景があります。

髪はタンパク質でできているため、卵もそうですが、熱を与えると硬くなってしまいます

また一度髪が熱で硬くなってしまうとなかなか元通りにもどらないので、熱からのケアはとても大切です。弊社は髪のキューティクルの上にうっすらと健康毛には油膜があることに着眼しました。

この油膜は非常に取れやすい性質で、ヘアカラーやパーマをするとまずとれてしまいます。

シャンプーでも洗浄力の高いシャンプーを使用すると取れてしまうほどです。

そこでこの油膜と非常に類似した植物性の成分を探し、それが熱から髪を守り、かつ熱によって油膜が髪にくっついてシャンプーなどしても残ってくれて、持続的な修復ができる一石2鳥のケアができる商品になっております。

また熱によってヘアセットが形状記憶され一日中スタイルがキープできたり、湿気や乾燥による静電気から髪を守ってくれるので、梅雨時期の髪のうねりや冬の静電気による髪の広がり、花粉やPM2.0などが髪に付着するのを防ぐアンチポルーション機能があります。

本来髪が持っている成分に非常に近いので、疑似的な艶や質感というよりは髪本来持つ自然な素髪感、艶、毛先までの潤い、まとまり、を体験できる内容になっております。

また、髪が健康な状態になれば、普段お使いのヘアオイルやスタイリング剤を少量使用するだけでセットがばっちり決まるようになりますので、こちらも髪そのものをしっかり健康毛の状態に近づけるという点にフォーカスしたモノづくりになっております。

2023年これからの時代
近年では在宅ワークでパソコンやスマートフォンなど見ている時間が長く、目の疲れや頭皮、肩のこりなども多いかと思います。

また女性で仕事をしている人数も以前と比べて多いです。

ストレス社会による白髪や細毛などお悩みの方も増えております。

よって健康な髪を育むには頭皮からのケアがとても大切になりますので、若々しく健やかな頭皮に導く商品開発に力を入れております。

ファッションでもブリーチ、寒色系のヘアカラーから白髪染など、ヘアカラーおよび、ホームカラーをされる方も多いかと思います。

ブリーチやホームカラーなど強いカラー剤を使用すると、頭皮や髪の負担も多くなることから、カラー剤など薬剤から髪と頭皮を守り、頭皮のエイジングケア、若々しさと美しさをサポートできるヘアケアに力を注いでおります。

そこで若々しく健康な頭皮ケアとヘアケアを両立する為に、油脂類を含む泡立つ洗浄剤組成物という特許を取得した特殊な製造方法で、リコラージュシャンプーを推奨しております。

クリーム状なのに泡立つ特殊なシャンプーで、ヒマワリオイルや美容成分をたくさん配合した処方になっております。