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髪質改善トリートメントとは

梅雨時期の湿気によるうねりや髪の広がりが気になる時期ですが、輝くようなツヤ髪は女性の憧れ。

今回は髪質改善トリートメントの歴史や特徴、メカニズムについてお話します。

「髪が傷んでパサパサ」
「ツヤがなくなって、髪が広がりやすい」

ロングヘアや梅雨時期など湿気がある時に髪で悩む人に多いのが、髪のダメージで現れるトラブルの数々。

できればサラツヤの髪になって、快適におしゃれを楽しみたいですよね。

今も昔も髪の悩みは同じ。時代のファッションと髪のケアは綿密に結び付いた背景があります。


髪質改善ヘアケアの歴史とルーツ

【第1世代】
1953年頃
レモン汁リンスが流行りました。

当時は石鹸シャンプーが流行ってました。
こちらは洗浄力が高く、髪がごわついてしまう、きしんでしまうシャンプーでしたが、環境には優しい商品でした。

しかし当時の石鹸シャンプーは髪に石鹸カスが髪に残ってしまうというデメリットがありました。

また石鹸はアルカリ性でキューティクルが開いてしまうので、髪がゴワゴワになってしまったりダメージにつながってしますリスクがありました。

そこで、髪酸性にしてキューティクルを閉じさせ、指通りをよくするためにレモン汁を髪に塗布するアイディアが広がりました。

また石鹸カスもとるため、石鹸によって髪をアルカリに傾けてキューティクルを開き、レモン汁によって髪を酸性にしてキューティクルを閉じることにより、ツルツルした手触りとツヤを実感できる方法です。

【第2世代】
1960年~1970年代
界面活性剤を利用した質感向上のシャンプートリートメントの登場

シャンプーを製造するのに界面活性剤が使用されるようになり、アニオン界面活性剤とトリートメントをカチオン界面活性剤を使用することで、イオン結合により優れた指通りと持続性、サラサラな質感を実感できます。

これにより現在普及されているほとんどのシャンプーとトリートメントはこちらの界面活性剤の組み合わせと質感を出しております。

【第3世代】
1980年代~1989年代
シリコン配合によるツヤと質感

バブル期に流行ったワンレン・ボディコンのファッションの流行によりワンレンのロングヘア流行し、その後はワンレンショート、ソバージュ、ロングソバージュなど流行しました。

当時枝毛や切れ毛のお悩みが多い需要から、枝毛コート剤というシリコンによる枝毛をコートし、同時にシリコンによる圧倒的なツヤと質感、しっとり感を実感できます。

【第4世代】
1990年代~2009年
処理剤やダメージケア栄養成分の発展

第2次ヘアカラーブームによる髪のダメージのケアの需要に伴い、美容室でサロンワークで髪のダメージを補修する処理剤や毛髪を構成するケラチンタンパク質を細かくして髪に浸透して補修できるPPT(タンパク質を細かくして髪に浸透しやすくした毛髪補修成分)やキューティクルをくっ付けて閉じたり、指通りをよくした

り、髪内部を構成しているタンパク質同士をくっつけてヘアカラーの浸透を促すなど優れた働きをするCMC(脂質)というセラミドなどの脂質等の毛髪補修成分が発達します。

ホワイトブリーチやウィービング、スライシング(髪の毛束をいくつかに分けてとって染めていくカラーリング方法)を駆使したハイライト&カラーが流行し、ヘアカラーが流行しました。

ヘアカラーによる髪のダメージを補修するために、美容室で髪をメインに構成する成分を補う為、PPT(タンパク質を小さくして髪に浸透しやすくしたもの)やCMC(髪の内部やキューティクルを接着するための脂質)を髪のダメージ具合に合わせて髪に補う処理剤やシャンプー・トリートメントが発達しました。

【第5世代】
2010年~現在
コルテックス架橋剤の発展

ブリーチオンカラーブームに伴い、酸熱トリートメントやプレックス剤、架橋剤など高持続性のケアが発達する。

従来のハイライトからバレイヤージュを主体としたハイライトで抜け感をランダムにデザインするのが流行になりました。

デザインを維持するための効果の持続性がポイントになり、毛髪内部のコルティックス(毛髪内部のほとんどを構成しているタンパク質でできた骨組み・柱のようなもの)やキューティクル(髪の外側を覆っている4枚ほどの硬い層)を架橋してデザインをキープできる架橋剤トリートメント、酸熱トリートメント、プレックス剤、活性ケラチンなどアイロンを使用してデザインをキープする。

髪がダメージしているからこそ良い状態へ矯正するトリートメントや処理剤が発展してます。

今後は今までのアイテムやケア剤をうまく使用し、髪内部を主に構成するコルティクス(毛髪内部のほとんどを構成しているタンパク質でできた骨組み・柱のようなもの)にしっかり結合して架橋(元どおり髪を整える)すること。

脂質の特性も補えるアミノ酸を持続的に髪に構築させる技術や成分などが注目されます。

アミノ酸は毛髪を構成する成分で、親和性の高い分、持続性も高いと言われてます。

弊社ではいち早くこちらをケアできるエルカラクトンを高濃度で配合したエルカラシリーズがあります。

洗い流さないトリートメントでお手軽にご自宅で髪質改善できます。


コテ・アイロン前にのケアにおすすめ 就寝時の髪のお手入れにもすすすめです。
【エルカラ20ミスト 洗い流さないトリートメント】髪に塗布してアイロンやコテ、ドライヤーで熱を与えるだけでキューティクルに髪本来が持つ油膜を形成し、健康毛が持つ毛先までのまとまり感と潤い、湿気による髪のうねりや広がりを抑えます。

お出かけ時のコテ・アイロン前のケアにおすすめ よりツヤや質感は出るけどオイル系アウトバストリートメントより軽めで髪のうねりケアができます。
【エルカラ20オイルエッセンス 洗い流さないトリートメント】



現代の髪質改善トリートメント


髪質改善トリートメントは薬剤によって毛髪内で化学反応を起こして、髪質自体を改善していくケア方法です。

ヘアカラーをしていたり、髪質・かみのダメージレベルに合わせて美容師さんが薬剤選定して施術するメニューになります。プロの高度な技術が必要になります。

そもそも、髪質改善ってどういう仕組み?

髪質改善トリートメントは、薬剤と熱を利用した効果で、毛髪内の成分の結合を修復するトリートメント方法です。

髪の毛は、その内側で架橋結合と呼ばれる成分同士の結合をしており、この結合がしっかりしていることで髪のツヤやハリコシがキープできています。

しかしパーマやカラー、紫外線、乾燥などのダメージ要因によって、この架橋結合が破壊されてしまうと、髪はツヤがなくなりパサパサの状態になってしまいます。

髪質改善トリートメントは、スチームや遠赤外線の熱を髪にあてながら、薬剤のトリートメント成分を髪に浸透させることで、架橋結合を修復していきます。

ダメージを受けた髪を修復し、ツヤのある髪にしてくれます。

一般的なシャンプー・トリートメントがおすすめな方

一般的なシャンプー・トリートメントでもご自宅で髪質改善できます。

髪のうねりやパサつきが少しで湿気などでより気になるくらいの方はうねりをケアできるトリートメントや洗い流さないトリートメントでまずは様子を見てみるのもコストパフォーマンスが良くて簡単にお試ししやすいのでおすすめです。

髪のダメージを修復しサラツヤ髪に近づけるというと、トリートメントを使ってケアしていくのが一般的です。

アミノ酸や保湿成分などのダメージケア成分が配合されていることによって髪内部のダメージホールを補修したり、水分補充によりツヤやセットがしやすくなる、髪質改善できるトリートメントからツヤや指通り、しっとり感のみにフォーカスを当てたトリートメントもあり種類は様々です。

【簡単に髪質改善できるおすすめシャンプーです。髪に水分と話題のペリセアを配合し、うねりやパサつきから髪質改善できるシャンプー 使えば使うほど髪が良くなり、アイロンやコテなど熱から髪を守ります】

【簡単にトリートメントしながら髪質改善できるおすすめトリートメントです。

髪に水分と栄養を与え、植物性の油膜を形成し、うねりやパサつきから髪質改善できるトリートメント 使えば使うほど髪が良くなり、まっすぐで扱いやすい髪質へと導きます。アイロンやコテなど熱から髪を守ります】


縮毛矯正がおすすめな方

持続性が高いので、クセ毛が慢性的に気になる。朝髪を真っ直ぐに毎回セットするのが面倒だと感じる方はこちらがおすすめです。

髪の毛を真っ直ぐサラサラにするという意味では、縮毛矯正メニューも有効です。

縮毛矯正は寝癖に水を付けて乾かしたり、アイロンしたりして真っ直ぐに整えますが、それと同じ原理です。

縮毛剤という薬剤を使用することで、髪同士の結合を一旦切って、髪を真っ直ぐに整え、再び薬剤を使用して髪同士をくっ付けて髪を真っ直ぐにします。

縮毛矯正がとれてきた場合、また軽度のくせやうねりがきになる髪質であれば洗い流さないトリートメントでまっすぐにできます。

プラチナコラーゲン 頭皮と髪につかえる化粧水感覚のノンシリコンノンオイル処方 

ヒアルロン酸とマリンコラーゲンで頭皮と髪にうるおいを与え、水分補給することで、湿気や外的水分の吸収を抑えうねりずらい髪質を維持します。】

髪質改善トリートメントがおすすめな方

かなり髪がダメージしており、パサつきや広がりがかなり気になる。手に負えない。

劇的な髪のツヤや指通りの変化をお求めの方、毎日のお手入れのしやすい髪質にしたい方にはおすすめです。

しかし髪質改善トリートメントのメニューは美容室ごとに使用する薬剤が異なっていたり、プロの高度な技術が必要になりますので美容師様によっても方法や施術の内容が異なってくるかと思います。

トリートメントと縮毛矯正でもをある意味メニューとして髪質トリートメントという場合もあります。

よってトリートメントや縮毛矯正など使用してメニューとして髪質改善という場合がありますので、よくメニューや使用する薬剤など聞いてみるのが良いでしょう。

髪質改善のデメリットとしてはメニューのコストが高い。また熱を利用するので、ヘアカラーが褪色してしまったり、髪が熱のダメージでパサついてしまったり、ゴワゴワになってしまう場合もございます。

髪質改善メニューはあくまで髪を真っ直ぐに、扱いやすい髪質へするのが目的で、髪にトリートメント効果があるかは、美容室やメニューごとに異なってくるかと思います。