失敗の分析
今日は公共工事の入札日だった。市の担当者とある程度一緒に積み上げていた案件で、うちの設備の入替だったため他の会社との競合いもないことから余裕綽々で入札に参加したところ、何とうちは基準額を下回り失格、2番手の会社が落札することとなってしまった。
正直価格も大した金額ではないので、他社としては取る気はなくうちで進めて欲しい腹づもりだったのが、うちが失格するという失態を犯してしまったがために工事の対応を余儀なくされてしまうことになったのである。
僕は今回のようなケースは始めてだったのだが、入札工事ではかなり恥ずべき事態らしい。
そりゃあ2番手の会社からしたら、うちで落札すると思っていたものが思わぬ形で押し付けられるような事態になってしまったのだから溜まったものではないだろう。
失格を言い渡された時はかなり落ち込んでしまった。勿論自分のミスが招いた結果なのだが、重要なのはこのミスを次に活かすことだ。
今回学びがあったのは、事前に出していた見積の額をあまりいじらない方が懸命ということだ。特に今回のようにうちがほぼ確定している案件の場合は尚更だ。
結局市の担当者は他社が出している見積とうちの見積の平均値を取って機器の価格を弾いていたのだが、うちが市に出していた最低価格の見積に更に1割ほど下げた価格で設計していたので、そりゃあ失格するよなって話である。
なので今回は久しぶりにかなりの赤っ恥を描いてしまった。入札室でのあの異様な空気といったらなかった。しかし過去は取り戻せないし、兎に角これからはこの失敗を糧に取り組んでいくしかない。
前向きなマインドを保ちつつ明日から切り替えてやっていきたいと思う。
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