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【不登校という選択】シリーズ

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文部科学省の発表によると、令和3年度の不登校児童生徒数は、全国の小中学生の2.57%にあたる244,940人。9年連続で増加しています。政府は、不登校児童生徒に対し、「ふたたび、…
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【不登校という選択】フリースクールの活動内容や費用、出席扱いとなる場合の条件は?

文部科学省の調査によると、小学校・中学校における長期欠席者のうち、令和4年度の不登校児童生徒数は約30万人。10年連続で増加し、過去最多となっています。 子どもが不登校を選択した場合、「勉強に遅れるのではないか」「卒業はできるのか」「今後、どうしたらいいのか」など、さまざまな悩みを抱えている保護者も少なくありません。 政府は、不登校児童生徒数の増加に伴い、学校内にスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置・派遣を行っています。そのほかにも、子どもが不登校になっ

【不登校という選択】自宅でオンライン授業、単位認定へー不登校高校生の中途退学率は17%

文部科学省の調査によると、高等学校における不登校生徒数は増減を繰り返しながら、令和2年度には約4万3000人まで減少。しかし、令和3年度には約5万人、令和4年度は約6万人と約1万人ずつ増えています。不登校生徒数がもっとも少なかった令和2年度と令和4年度を比較すると約4割増加。1000人当たりの不登校生徒数の割合で見てみると13.9人から20.4人に増えていることになります。 令和4年度 高等学校への進学率は98%以上そもそも日本では、どれくらいの子どもが高等学校に進学してい

【不登校という選択】令和4年度 不登校児童生徒数299,048人、小学生は10年前の約5倍に

政府は、年度間に30日以上登校しなかった児童生徒について、毎年、調査をを行っています。 令和4年10月、文部科学省は令和4年度の不登校児童生徒数を発表。それによると、令和4年度に小・中学校の不登校児童生徒数は299,048人(前年度244,940人)。これは在籍児童生徒数の3.2%(前年度2.6%)にあたります。 不登校児童数は10年連続増加していて、小学生は10年前の約5倍、中学生は2倍増加しています。 不登校の要因この調査によると、小学生の不登校の原因としてもっとも

【不登校という選択】不登校傾向児童生徒が5年で8万人増加、政府の対策と実際の状況

日本では少子化の影響で、年々子どもの数が減少するなか、不登校児童生徒数は10年連続増加していて令和4年度の不登校児童生徒数は約30万人。これは、在籍児童生徒数の3.2%にあたり、不登校の小学生は10年前の約5倍、中学生は約2倍となっています。 不登校児童生徒に対し、政府は、個々の児童生徒の状況に応じて必要な支援を行うこと、支援に際しては「学校への登校」という結果を目的としないことを明確にしています。 不登校傾向の生徒が、5年で約8万人増加不登校の児童生徒が増えている一方で

【不登校という選択】「無気力」と回答した小学生が10年前の約9倍、諸外国の不登校対策は?

令和5年10月、文部科学省は令和4年度の全国の不登校児童生徒数を299,047人と発表しました。不登校児童生徒数は10年連続で増加し、過去最多となっています。 文部科学省は、不登校が継続している理由として次の7つあると考えています。 学校生活上の影響 あそび・非行 無気力 不安など情緒的混乱 意図的な拒否 複合 その他 令和4年度の調査において、小学生・中学生の不登校の要因において「学校に原因がある」と回答している不登校児童生徒は小学生・中学生を合計して60

【不登校という選択】親がしてくれた「うれしかった対応」、不登校生徒のその後は?

文部科学省が令和4年10月に行った不登校児童生徒の調査によると、令和3年度に小・中学校に在籍している児童生徒のうち不登校となっているのは244,940人と9年連続で増加しています。 子どもが「不登校」を選択したとき、親にどのような対応を望んでいるのでしょうか。そして、「不登校」を選択した子どもは、その後、どのように進学・就業しているのでしょうか。 不登校経験者が感じていた「親の対応でうれしかったこと」は?子どもが「不登校」を選択したとき、それを冷静に受け止められる親などほ

【不登校という選択】不登校になったときの相談先、スクールカウンセラーの配置状況は?

文部科学省が令和4年10月に発表した不登校児童生徒の調査によると、令和3年度に小・中学校に在籍している児童生徒のうち不登校となっているのは244,940人。その要因として約50%が「無気力・不安」と回答しています。 子どもが不登校になったときの相談先は?子どもが不登校になったとき、家庭内で抱え込んでしまうことも珍しくありません。しかし、ムリに家庭内で解決しようとすると不登校が長引いてしまったり、家族全員が負の感情に巻き込まれてしまったりする可能性があります。 文部科学省の

【不登校という選択】令和3年度、不登校児童生徒数が増加。専門家に相談するメリットは?

文部科学省が令和4年10月に発表した不登校児童生徒の調査によると、令和3年度に小・中学校に在籍している児童生徒数は9,529,152人。そのうち2.57%を占める244,940人の児童生徒が不登校となっていて、9年連続で増加しています。 文部科学省は、不登校の定義を次のように定めています。 長期欠席している児童生徒のうち「不登校」と回答した児童生徒全員に主たる原因を1つ選択してもらったところ、小学校では「無気力、不安」が49.7%ともっとも多く、ついで「親子の関わり方」が

【不登校という選択】不登校児童生徒に対する政府の対応、学校内外の機関への相談状況は?

文部科学省の調査によると、令和2年度の不登校児童生徒数は196,127人。 前年度より約1万4000人増加し、過去最多を記録しています。 前年度よりも不登校児童生徒が増えた原因については、コロナ禍により学級閉鎖や休校措置が取られるなど、生活のリズムが乱れやすい状況が続いていたこと、また、運動会や文化祭の中止など学校生活において制限があるなかで交友関係が築きにくかったなど、さまざまなことが考えられます。 政府の対応年々増加する不登校児童生徒に対し、文部科学省は2021年9月

【不登校という選択】2020年度 文部科学省実態調査

文部科学省が公表した2020年度の学校基本調査によると、2020年5月1日現在の小学生は約630万1000人、中学生は約321万1000人です。 このうち約29万人が長期欠席者に該当すると文部科学省は発表しています。 「長期欠席者」とは、令和元年度までは、年間「30日以上欠席した児童生徒」のこと、令和2年度の調査では、「児童・生徒指導要録」の「欠席日数」欄および「出席停止・忌引き等の日数」欄の合計の日数により、年度間に30日以上投稿しなかった児童生徒のことを言います。