GrageBandでボーカル録音すると、エコーがかかる!?
ナレーター、MAミキサーの小枝シンヤです。
先日、とあるナレーターさんからこんな質問を頂きました。
「ガレバン使って宅録して先方に渡したら、『ガレバンで録音すると、エコーがかかるんで他のDAWでできませんか?』って言われたんだけど、そんなことあるの!?どうなってんのよ!小枝!キー!」
というわけで、調べてみると・・・
もしかして、これ・・・?
ああ!やっぱり!! これは初見ごろし!
このチェックボックスは外しましょう!
「え?数値がゼロならチェックボックス外さなくても大丈夫なんじゃ?」
と思ったあなた!良い質問です!
しかしながら、元のプラグインのエフェクトをOFFにする方が確実です。
数値がゼロに見えても、実際には音がそのプラグインを通って出てくるため、微妙ではありますが、エフェクトがかかってしまう可能性があるからです。いわゆるバイパス状態ってやつですね。
EQコンプ欄は最初青い表記になってます。カーソルを合わせると、左に電源マークが出てくるので、それをクリックしてOFFにしてください。
ダメ押しで、マスタートラックも消していきましょう。
トラックが一つだけなら出てこないようですが、複数のトラックを使う場合はこいつが出てきます。
マスターを選択して、エフェクトに切り替えましょう。
電源マークを押してグレーアウトしたらOKです。
自分が聞いた感じでは、これでエコーがのっているようには聞こえませんでした。確かな検証はしないといけませんが、これでエフェクトがかかって聞こえるようなら、他のDAWを使うことをおすすめします。
ガレバンは本来楽曲を製作する設計思想なのか、デフォルトでボーカルにエコーがかけられている設定のようです。エコーがかかっていると気持ちいいですしね。
今回紹介した以外にも、どこかにこのようなプリセットが組まれているかもしれません。
仕事として扱う以上、音声編集ソフトにもお金をかけた方がいいかもしれませんね。
それではまた。
小枝シンヤ
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