見出し画像

はじめまして!こえのもりです。

こえのもりって何やねん…とわたし自身でも思いますが、、
2020年夏頃に体調を崩し、それまでずっと続けていた音楽活動を休止。仕事も退職することに。そこから匿名のわたしの日々をひっそりとInstagramでアップし始めたのが、「KoE no MoRi-こえのもり」の始まりです。

1981年、つまり昭和56年生まれの39歳のわたし。
兵庫県は神戸に生まれ育ち、35歳で大阪市内に移り住み、1ヶ月ほど前に大阪の郊外に移り住みました。

もうだいぶん人生が進んできた現在、昨年3月に山を歩き始めるまで運動には縁がなく、頑張ったとてクラスで一番足も遅く、運動と名のつくものは大嫌い。信号が変わりそうだからちょっと走るだけでも心臓が破裂しそうなほど息や心拍数が上がる。

そんなわたしが何故山にのめり込んだのか。
上がらない足、おじいちゃんおばあちゃんにも全員に抜かされて、簡単なルートでも息も絶え絶えで一人だけ壮絶な山歩きをしたかのような姿になって。それでもどうして歩き続けているのか。

そんな話を自己紹介がてら書いていきますね。
今日はまず、きっかけから。

2019年の10月末。飛騨高山に旅行に行きました。
特に何があるのか知らない場所で、行く前に調べようとガイドブックを見ていると「新穂高ロープウェイ」が何故か目に止まり、相方に「ここ行きたいー」と口にしたんです。

10月末の新穂高ロープウェイ。終点は西穂高口。2156mの標高です。
みんながダウンジャケットで向かってるのに、わたしはスカートにペラペラのコート!今考えるとありえない軽装でロープウェイに乗ってしまいました。

高所恐怖症のわたし。途中は外も見ることができないほど怖くってロープウェイに乗ったことを後悔していました。

そして西穂高口駅に到着し、展望デッキに向かった先が…0度…

震えながら顔を上げるとそこには…

画像1

この光景です。

画像2

あまりにも壮絶に美しく、ポカーンとしてしまいました。

そしてビールを飲む。

画像3

この時には山の説明が書いてあるところで「ジャンダルムやってー!何その名前ーw」とか言って笑ってたのですが、なんかもう凄まじく感動してずっとずっと頭の中にあの景色が浮かび続けていたんです。

そして帰阪してからyoutubeやネットで、寝るのも惜しんで気が狂ったかのように、山に関する色んなものやことを調べ続けていました。

そうして「わたし、山に登りたい!!!!西穂高口から先に進んでみたい!!!!!!!!!」と宣言するに至ったのです。

ところが、わたしは先述したように運動が出来ない、大嫌い、映画や漫画や小説が趣味の超インドア。。。。。(自然観光は好きだったんですけどね)

なんとTシャツやジャージすら持っていない、正真正銘運動をとことん回避してきた人間です。

なのでまずは登山靴だけ買う、というわけにもいかず、全て揃えなければならないし、行きたいと思ったのは真冬だし。

2019年から2020年3月までは、延々と動画やネットで情報収集することに勤しんでいました。

画像4

そんなわたしは、2020年3月の緊急事態宣言直前に神戸は塩屋〜須磨アルプスを歩き始めたのを皮切りに、緊急事態宣言後、また、体調を崩し退職後に一気に山に詰め始め、9月10月は長野にもハイキングへ行き、11月は関西の低山、金剛山×2(寺谷ルート〜馬の背ルート)・岩湧山×2(紀見峠駅〜山頂〜滝畑ダム)・六甲山(ロックガーデン〜有馬温泉)・生駒山を6回登るまでになりました。

画像9

画像6

(9月に単独で行った八方池です。傷病休暇中だったので危険を回避するため唐松岳には登らず八方池だけいきました。勿体ないって言われまくりました。。笑)

ヘロヘロになって、息も絶え絶え。

それでもわたしの足は止まらない。
日々登り続けることで、少しずつ心にも身体にも変化が生まれ、手を握りしめても柔らかい脂肪しかなかった腕や足に筋肉がつき、持久力も少しずつ少しずつついてきました。

画像7

画像8

5歩歩いては立ち止まるという何も出来ないところからスタートしたため、どんどん変わっていく自分自身を実感して、気付かない内に失っていた「自信」「自分らしさ」ってのを取り戻せました。

そして日々変わりゆく自然の風景や空気、そこで出会う人々に魅了され、わたしは山に夢中になっています。

先日は金剛山にチェーンスパイクで氷瀑を見に。

画像5

山を歩き始めたことで人生が最高に好転しています。

もちろん、退職、音楽活動の休止と思いもよらぬことはあったけれど、人生が今一番楽しいのです。

「自分との戦い」を少しずつ続けていくしか山を歩くことは出来ないから、人と比べて焦ったり悔しがったり、そういうのがなくなってきたんだと思います。

基本単独で歩いているのですが、人と行くことで学ぶ面白さも知って行っています。単独で行った時もたくさんの先輩方と話せて楽しいんですよね。

このnoteでは、初心者ならではの目線で山のことを書いたり、山に興味があるけどどうしたらいいの?って人の背中を押せるようなことを書いて行こうと思っています。

だってほんとに誰より足が遅くて体力がないわたしがこんなに楽しめてる山なんですから!

山好きの皆様、そして少しでも興味があるという皆様、どうぞよろしくお願いいたします!!!

KoE no MoRi -こえのもり-

画像10

(10月の白駒の池です!)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?