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魔力について

根(こん)

「根を詰める」「精も根も尽き果てる」と言う言葉がある。
「根」とはなんだろうか?

辞書で調べてみると、面白いことが書いてあった。

《(梵)indriyaの訳。機関・能力の意》仏語。作用を起こす力。生命活動や感覚の原動力。

weblio辞書より

なるほど、「生命活動や感覚の原動力」か。 わかるー!

根を詰めるとむちゃくちゃ疲れるし、精も根も尽き果てると何もできなくなる。

つい最近、この状態に陥った。

何もできなくなった

本業の忙しいなか、イベントで頒布するコンピ曲を作っていた。
自分の「好き」を盛り込んで、培ったテクニックを総動員して、新しい試みも注ぎ込んで、1ヶ月かけて自己最高に攻めたコンピ曲ができた。

反動が来た。

神経がたかぶったまま、いつもONの状態。落ち着かない。
本業を無理してこなしている分、週末にしわ寄せが来る。

せっかくの休日なのに何もする気になれない。ただ寝ているだけ。
本も、マンガでさえ見る気になれない。

何よりも好きな曲作りは、もちろんできなかった。
まるで、魔力の切れた魔法使いだ。

魔力切れ

ファンタジー世界の魔法使いは魔力を持っている。
魔力がないと魔法が使えない。

そして自分たちの世界線には魔法はないけれど、魔力の様なものがある。
「根気」とか「意欲」とか「集中力」とか色々な言葉があるけれど、どれもしっくりこない。
とりあえずこのnoteでは「魔力」と呼ぶことにする。

あさ起きた時の「魔力」を100だとすると…
通勤で10削られて
本業で70削られて、
帰りに10削られて、
帰宅した時には、もう10くらいしか残っていない。

そんななか曲作りしたりすると、翌日の魔力を前借りすることがある。
気持ちは満足していても、翌朝の魔力は95あたりからスタートする。

よく眠れないと100まで魔力が復活しないこともある。

そして週末…
朝から50くらいしか魔力が残っていないのに、コンピ曲を作る。

そんなことを続けていると、どこかで破綻する。

魔力の性質

自分の場合、魔力の増減する条件は以下の様な感じだ。

  • 仕事だろうが、趣味だろうが、おかまいなしに減る。(別腹じゃない)

  • 苦手な人と会うと劇的に削られる。

  • 仲の良い人と飲み会してもやっぱり減る。

  • SNS見てもアニメ見ても、減る。

  • 散歩したり、気楽な手作業をすると、実はあまり減らない。

  • 家族と他愛のない雑談をしていると、減らないか少し戻る。

  • 暖かくしてご飯を食べると、少し戻る。

  • 良質な睡眠がとれると、元に戻る。

  • 0になると、何もできなくなる。

魔力切れが続くと

魔力が一時的にゼロに近くなることは、日常的に避けられない。
でも普通は休日に、なんとか戻している。
そうして日々の社会生活をなんとか回している。

生きていくには魔力が必要だ。
まるでお金の様だ。
ただ、魔力は他人から借りられない。

慢性的に魔力ゼロの状態が続いたとき。
ゼロと言いながら、きっと体のどこからか魔力をひねくり出しているんだろう。
「大丈夫、大丈夫!」
「空元気も元気のうち」
そう言いながら無理を重ねている時だ。

そんなことを続けているうちに、とつぜんやってくるのが「うつ状態」。
これに陥ると社会生活ができなくなる。
むかし酷い目に遭ったので、「やばくなってきた」感を感じられる様になった。

魔力管理

「うつ状態」まで追い込まれない様にするためには、日常の魔力管理が大事だ。

楽しかろうが、苦しかろうが、魔力は消耗する。
どこまで消耗しているかを、いつも意識するのが大事な様だ。

20〜40代の頃は、魔力量が高かった。
今を100とすると、たぶん200以上あっただろう。
歳を重ねるにつれ、魔力量は減ってきた。
年齢による魔力量の衰退には気を付けよう。

まとめ

この記事で「魔力」と言ってきたナニカ。
普通の言葉で言うと、元気・気力・体力・根気・集中力・電池(?)とかだろうか。

どんな言葉でもいい。

しんどい世の中を生き延びるためには、魔力量を意識して、魔力管理をしよう。

あー、ステータスが見えればなあ。。。

長文お読みいただき、どうもありがとうございました。

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