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古いPCを生き返らせる
手元にASUSの古いネットブックが転がっていた。これを生き返らせてみた。
2015年当時
単身赴任だった僕は、使っていたNEC-PCが動かなくなったので、その代わりになるPCを探していた。
中古パソコン屋で見つけた2013年製のASUSネットブック。AMD A4-1200 1GHz、メモリ4G。スペックが低くて遅いのと無線LANが機能しなかったので、1〜2万円ほどで売られていた。
ガラクタ屋でR2D2に呼ばれて拾い上げたような気分だ。さっそく購入して連れ帰った。名前は仮に「R2」としておこう。
Windows10にアップデートしたら無線LANが生き返った。しかし、R2はとにかく遅い。少し動かしてはマウスカーソルがくるくる回って反応がとにかく遅い。
おまけに、元のNEC-PCが息を吹き返したので、この子はそのまましばらくお蔵入りに。
Windows10で、復活を試みる
単身赴任を終え、元のNEC-PCもお亡くなりになった。もう必要はなかったが、せっかくなのでR2を生き返らせようとした。
Windows10にはいろいろと無駄な機能が多い。セオリーとして画面効果をOFFにして、サービスを無効化したり最適化を施した。
多少速くなったがやっぱり非力だった。
普段使いをするのにはとうていおよばず、ふたたびお蔵入りに。
iMac-2018でDTMを始めた。曲をいろいろと作っていたが、思うことがいろいろと浮かんできたので、ライナーノーツを書き始めた。(このnoteだ)
うちのiMacは非力だ。Logicはまあまあ快適に動くが、とにかくChromeが遅い。だからChromeを気軽に使える環境が欲しくなった。
最初はiPadでライナーノーツを書いていたが、やっぱりキーボードが辛い。何か良い方法はないか? そうだ、R2がいるじゃないか!!
ふたたびWindows10を最適化する。もっとディープなところまでカリカリにチューニングしてみる。うーん、やっぱり使い物にならない。
決め手はAmazonPrimeだった。アーニャを見たくて再生したが、動画がぶつぶつ切れて使い物にならない。これは悲しかった。
でも、なんとなくフォルムが小さくて愛らしい。noteのテキストを書くのにはちょうどいい大きさ。なんといっても、まだ動作する機械を捨てるのはしのびない。なんとか生き返らせたかった。
Linuxで、復活を試みる
本業IT屋ではLinuxというOSを使っている。LinuxはWindowsより遥かに軽い。おまけに今はChrome Webブラウザさえあれば何でもできる。ということで、Linux をインストールしてみた。軽くて評判のMintというディストリビューションを選んだ。
まずWindows上でLinux起動用USBメモリーを作る。
そして、そのUSBメモリーからPCを起動する。
USBメモリーに入っているインストーラーを使って、R2のディスクにLinux本体をインストールする。
そして再起動。
多少のごたつきはあったが、意外とすんなりと立ち上がった。
思った以上に、今のLinuxは、見た目がWindows10に似ている。ふだん使っていなくともそんなに違和感はない。ユーザーインターフェースの画面効果を無効化したら、十分に使える速度になった。
使ってみる
さっそくChromeをインストールして、Googleアカウントを有効化。これでほとんどのWeb機能が使えるようになる。
おおーーー快適だ。もとのWindowsのときに比べて天と地ほどの差がある。
まずは、アーニャを観る。アマゾンプライムのWebサイトは若干重たいが、それでも本編を再生したら、途切れることなく再生した。よかったー。
続いて、Twitterとnoteを使ってみる。
予想通り、文字入力だけならかなり快適だ。ちなみに、このnoteはR2で書いている。
Twitterも試してみた。
まあ現実的に使える。ただ、画面が狭い!
R2は小さな「ネットブック」なので画面は10インチ。最近のゴテゴテしたTwitter画面では右の「おすすめ」だのが邪魔してツイートメッセージ部分が読みにくい。
同じことを思っている人が全世界にいるようで、これはChromeのプラグインを使って解決。そこそこの広さでツイートを見れるようになった。
レイア姫のホログラムは投影されないが、うちのR2は意外に快適に使える。捨てないでよかったー。
ガラクタ市で格安で拾った機械を生き返らせて、実用的に使えるようにするのは楽しい。今年のGW最大の趣味ごとになった。
長文、お読みいただき、どうもありがとうございました。
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