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まだ間に合う、逆噴射小説大賞2019

残り8日とちょっと。
桃之字サンの貴重な情報によれば、10月20日時点で参加者は151名、放たれた弾丸は346発。「ひとり5発まで」のルールにおいて、すでに5発撃ち切っているガンマンはたったの11名(ワシもそのひとりだ)。そう。勝負はまだ続きまくっている。そして、いまも毎日新規参加者が増えているらしい。

つまりそこのあなた。
「銃は引き出しにあるけれど・・・オイラが撃っていいのかな・・・」
いいに決まってる。撃ってみよう。撃ってみなきゃ結果はわからない。まだ間に合う。

つまりそこのあなた。
「なんか勢いで1発撃ってみたけど・・・なんかスキとかピックアップとかされないし・・・2発目どうしようかなあ・・・」
そこに弾があり、撃ってみたいなら、躊躇うことはない。もう1発。もう2発。もう3発。まだ間に合う。

つまりそこのあなた。
「うるせーばか。いま準備してんだよ。撃つから黙ってろ」
アッ、スミマセン。

つまりそこのあなた。
「読むだけでいいや・・・」
それももちろんアリだ。そういう楽しみ方もある。だが・・・少しでも「参加してみようかな」という気持ちがあるなら、まだ間に合う。後悔の無いように、参加してみてはどうだろうか。


なぜこんなことを書くのかというと、前回(逆噴射小説大賞2018)で、ワシがまさに「見てるだけでいいかなあ」とかゆって観戦しているだけの男だったから、だ。
2018年。ワシは銃撃戦が始まってから企画の存在を知った。そして、完全に観戦者だった10月19日までは。(なんか面白いことやってるなあ)(お、この作品面白いなあ)そんな風に、弾丸飛び交うメキシコ荒野のバーで観戦をキメこんでいた。

だが。

読んでいるうちに、(自分も文章を書くのは好きだ。小説は書いたことないけれど・・・なんか話を書いてみたら・・・どんなリアクションがあるんだろう)とかなんとか、その他いろいろ思いがフツフツしてきた。恥ずかしいような、恐ろしいような、「ナニそれおまえ」とか思われるかも、などとモヤモヤした霧に包まれていたが、気づいたら一発撃っていた。撃ってみた結果はどうだったか?

ぜんぜんだ。スキとかぜんぜんつかないし、ピックアップ(参加者や観戦者が『この作品は面白いぞ』と特集するやつ)に載ることもなかった。
コナクソスピリットで「これならどうだ」と次を撃った。また撃った。さらに撃った。その後、婆さんがレースする話しとか、108人の婆さんが骨に変身して合体する話しとかはそこそこスキがついて、たしか骨ババアは一度ピックアップされた(※選考基準とは関係なしに、ネタぽいのはウケがよくスキは増えがちだ)。一方、話題になっている作品のスキは40とか50とか60とか、信じられない数だった。実際それらは読んでみると面白いから、こんな場所にこんな新参者が飛び込んでよかったのかワシは、とか思ったりもした。当時ワシはニンジャスレイヤーを読んでおらず、ダイハードテイルズを軸としたゆるやかな知り合い関係も無く、Twitterもやっておらず、完全にボッチだった。
まあそんなの関係ないやと、最終日まで10発撃って、10月は終わった。
最後の1発も、スキは10いくかいかないか程度、話題になることもなかった。

結果はどうだったか。
10発中9発は、2次選考に残らなかった(去年は数が多すぎたため、いきなり2次選考結果が発表された)。
だが、アイディアをアレコレ捻りだしているうちに(お、これは)と閃き、最終日に撃ったラスト1発が、最終選考に残ったのだ。
大賞は獲れなかったが、ワシはその作品が自分で面白いと思っていたし、何より書いてみて「楽しい」と思えるようになったから、結果発表前から連載をスタートさせるという謎めいた行動にでていた。
※その結果、目に留まって特集してくださる人もでてきた

ワシは何が言いたいのか。
前回チャンプ(ishiika78サン)やお望月サン、桃之字サン、遊行剣禅サンなどなど多くの方がおっしゃっていたけれど、「誰かにピックアップされた」、とか、「スキがいくつだ」、とかそういうものは選考にまったく関係がない。チャンプの大賞作品もはじめのうちはスキが8とかだったらしい。

周りなんか気にせず、自分が面白いと思った800字(あくまで冒頭だ!)をバンバンぶつけてみればいいと思う。

さらに言えば、今年は「第2回」だ。
第1回の撃ち合いを通じて書く行為に「目覚めた」人たちが、この1年、鍛錬を重ねてきている。そういう人たちの作品はnote上でも話題になりやすく、「忙しくて全部読み切れない!」という人はまず気になっている人の作品やTwitterに流れてきた話題の作品からチェックする(たぶん)ので、スキも集まりやすい。するとランキング上位にあがり、またスキが増える。もちろんパワーみなぎる作品だからスキがつく傾向にあるわけだが、イコール勝者ではない。
そして、前回を経験して第2回を迎えた人たちは、撃つのと同じくらい、撃たれるのが好きだ。相手が誰であろうと、相手の強烈な弾をご馳走と考えているので、ヨダレを垂らしながらひとつひとつ、全ての作品をコツコツ読んでゆく猛者がけっこういる。これから読む人もいるだろう。結果、そこでスキやピックアップの差がまだまだ生まれてくるかもしれない。
だが、それがなんだというのだ? リアクションがあれば嬉しいのは人の心だけれど、前述のとおり、スキの多い少ないで評価が決まるわけではない。彼ら(ワシも含む)は、審査委員でもないし、前回受賞者でもない。そういうアレコレに一喜一憂する必要など2000%、無い。あくまで「照準は逆噴射聡一郎先生およびダイハードテイルズ審査員」だということを忘れずに、自分が面白いとおもった作品をブッぱなせばいい。
それだけだ・・・!


■最後に■
去年ワシが、10月31日を迎えたあとに書いた感想を掲載しておく。
これが一番スキがついて複雑な気持ちになったが、同じ気持ちの人が多かったことがわかり、嬉しかった。

以上だ。

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