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【路傍ノ戀】太阿ノ戀劔

 思うに色戀は唇を奪わず、肌にも触れず、一言も語らず、泪をみせずとも、瞬時に成るものなり。男、女を視ず、女、男を視ず。男女未だわかれぬところにあれば、歓を交わすも縁切るも自在となる。これを通という。色を用いず人を殺し、色を用いて人を活かす。殺さんと要せばすなわち殺し、活かさんと要せばすなわち活かす。殺殺三昧、活活三昧なり。是非を視ずして能く是非を視、分別をなさずして能く分別をなす。水を抱くが如く感覺を溶かし、火を抱くが如く浄念を照らす。

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466字

路傍ノ戀

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古くさい考えで戀愛をテーマに随筆を草してまいります。モテ方等の近代的なものではなく、人としてのあるべき戀愛を書いていきます。不定期ではござ…

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