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[日記]2023.12.31 2024年を終える僕へ

 家人の影響でここ数年、大晦日にはちょうど一年後の自分に手紙を認めている。だから、今年の大晦日は2022年に書いた僕への手紙を読み、24年を終えようとしている僕に手紙を書く。

 この一年間というあいだがどうも絶妙らしく、書いた内容はまいとし覺えていない。ただ一昨年の僕は自己啓発的要素が無意識に入っており、ひどく幼く感じた。去年の僕は和菓子を食べながら書いたそうだが、今年の僕は義妹が作ってくれたシュトーレンを日本酒とともに樂しみながら、例年と変わらぬ原稿用紙に草した。あまり成長がないようである。否、今年の手紙の最後は以下の通りだから、退歩していると云っても過言ではあるまい。

もはや原稿用紙を最後まで文で埋めるのもやめた。乱筆失礼、今年はソファに寄りかかりながら、怠惰に草した。あっ、デュポンのインクがちょうど切れた笑。

2024年を終える僕へ

 振り返れば、今年も様々な方々とご縁を頂戴し、有り難いことにその方々からも貴重な機会をいただいた一年であった。まいとし一度しか会わぬ方々も少なくないが、その方々とも今年もまたほぼお会いできた。当たり前のことではあるが、三年前に父が急逝してからは、凡ては等しく当たり前ではないという無常感が身を漂っている。

 だからこそ、家族や知己との時間が肝要なのであろう。そして自分と手紙で対話する時間も。大晦日のささやかな家庭内儀式は当分、続きそうである。

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