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【路傍ノ戀】失戀と春

 失戀を重ねるから、春がくる。
 失った戀の微かな欠片が、花を咲かせるのであろう。

 一所懸命に多くを失っていくことである。

 ひと知れず、戀も時も金も失うとよい。
 そして、ひと知れず、暮らしていくとよい。

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106字

路傍ノ戀

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古くさい考えで戀愛をテーマに随筆を草してまいります。モテ方等の近代的なものではなく、人としてのあるべき戀愛を書いていきます。不定期ではござ…

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