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禅語
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茶室に飾られてあった軸をまとめた棚。
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【御礼】「文藝春秋SDGsエッセイ大賞2023」グランプリ受賞
お蔭様で上記の「文藝春秋SDGsエッセイ大賞2023」のグランプリを頂戴致しました。日頃から記事…
KODO
9か月前
29
『虎嘯谷風起』
ー 雪底老師
次に拝見できるのは2034年、寅の元旦
KODO
2年前
8
屈。新緑がいっせいに輝くまえには、常に草が屈していた時期がある。冬があるからこそ、春がやってくる。冬は殖ゆ。つまりは屈して溜めている季節になる。屈がなければ伸もない。たしかな人物には必ず屈している時分がある。或る意味、育み方よりも屈し方のほうが、万物の成長には肝要に違いないのだ。
KODO
3年前
26
遠山無限碧層々。
はるか遠き山山は静かで堂堂としており、近づけば見上げるばかりの山肌がそびえ立っている。文字通り、そのような人物になれということだけれども、褒められれば図に乗り、咎められれば哀しむのもまた人間である。何が起きようが不動の山脈でいつづけることだ。山の姿こそ師なのだ。
KODO
3年前
30
山高月上遅。コロナ禍でたしかに世界は移ろい、生き方を見直す機会が訪れた。前時代の成功者であればあるほど、突如眼前にそびえたった山を我先にと登り始める。しかし人が登山しようがしまいが、月は山を上り、ひょっこりといつしか顔をだすものなのだ。月がきれいに見える場で眺められたほうがよい。
KODO
3年前
52
一以貫之(一を以て之を貫く)。
万を以て一に当たるのではなく、絶対なる一を以て万を当てる姿勢を云う。万の枝葉があったところで恐るるに足りないが、仮に熟したひとつがあったのならば、それは畏れ多いことになる。眼前の人や本を信じ、時代がどうであろうとも端然とひとつの道を歩まれるとよい。
KODO
3年前
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