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クソ漫画レシピ

嘗て『おかわり飯蔵』と言うクソ漫画があった。

この漫画で『ホテルの電気ケトルでシャブシャブをするシーン』があり、それが悶着した事があった。
実際にホテルの電気ケトルでシャブシャブをして、ホテル側が電気ケトルを買い換える自体になった。

この料理漫画って何が酷いか?っ言えば『単身世帯の料理レシピ』のはずなんだが、話を勧めていくと、レシピは可也、適当と言うか『単身世帯では再現不可能』なモノになっていく。
作画担当者が妙なヤル気を出してしまったのか、寒々としたストーリーが繰り広げられる。
そして最後は無残な打ち切り。

ってか、単身世帯では入手困難な食材とか多かったモンな。

料理レシピ漫画で言えば『クッキングパパ』と言う金字塔がいるが、『おかわり飯蔵』は中盤から殆ど
鉄鍋のジャン!
『美味しんぼ』
包丁人味平
並に酷かった。

その中でも1巻のレシピと、5巻の『ゴーヤもやし炒め』は美味しかった覚えがある。
2002年頃、高円寺の5畳半のアパートで作った。
台所と手洗いが兼用の貧乏アパートで、調理には可也、制限があったがナントカ作った。
悪くない味だった覚えがある。
最後に作ったのは2002年。
夏だし、久し振りに作ってみるか?と思った。
誰かレシピを書いているだろう・・・と思ったら誰も書いていない。
ってか、漫画のレシピを公表する奴なんていないよな。
そもそも、『おかわり飯蔵』自体が余り人気がない漫画だった。

仕方がないのでレシピ目的にAmazon Kindleで5巻だけを買った。
1冊で、電子書籍の分際で640円である。

当時よりも高いじゃねーかよ。


で、640円払って得たレシピがこの有様。

普通、レシピってのは『適量』とか書かねーんだよ!クソがぁ!
ゴーヤの下処理も無ぇ!
下処理をしていないゴーヤなんて生粋の沖縄県民しか食わねぇよ。
ってか、苦くて食えねぇよ!。

これが640円である。

ユニセフに送れば32人分のポリオ・ワクチンとなる。
32人の貧民の命と引き換えにGETしたレシピが、クソ三昧。
このレシピによって32人の貧しい子供がポリオで死ぬのである。

ふざけるな。

このレシピと言うには程遠いモノをナントカ出来ないか?と思い、1日悩んで作ってみた。

ゴーヤは下処理をする。塩で揉んで10分放置。絞った後、沸騰した湯で30秒煮る。

ニンニクは一個じゃ少ない。3個にしたら口が臭くなってしまった。だが、これも味の決め手である。


ゴーヤを強火で2~3分炒める。


漫画ではモヤシとゴーヤは同時投入だが、同時投入してしまうとモヤシがヘナヘナになる。後で入れるのがデフォだろ。
この時に料理酒を大さじ3。塩を小さじ1/2投入。
味付けが此れだけなので慎重になる。

溶き卵は漫画だと1個。だが、1個では量に対して少なすぎる。2個入れた。

完成

まぁ、悪くない味である。
下処理の時間が短いので、ほんのりと苦味があるのが良い。

しかし、量が多い。

モヤシは200gのはずなんだが、何か嵩張る。
此れだけで満腹になる。

しかし、久し振りに『おかわり飯蔵』を読んだのだが酷い漫画だった。

●登場人物全員が『浮かばれない』と言う有様。
●陰キャの登場人物が「夏は何もすることがない」と言ったら密造酒を作らせる(どぶろく)。
●パワハラ全開の職場で苦しむ登場人物(救いはない)。
●『ゴーヤもやし炒め』以外は再現する事が殆ど不可能なモノばかり。
●この5巻に登場する『手軽な酢ガキ』は作ってみたらクソ不味かったもんなぁ。
●「洗い物が面倒だ」と言う登場人物に対して主人公が此れ見よがしに提案するモノがこの有様。

米軍の払い下げ、と言う設定らしい。
米軍基地がない都民はどうしろ、と言うのだ。
ってか、このプレートで食ってると裏寂しくなるんだよな。
今どき、刑務所でも、こんなプレートは使ってねぇよ。

この漫画に登場するレシピって『魚柄 仁之助』と言う人のモノらしい。
魚柄 仁之助って北九州市出身なんだよな。

ったく。
あの暗黒地区(北九州市)には碌な奴がいない。

640円で、32人のポリオ患者を見捨てて作った漫画だったが、惨憺たるものだった。

因みに頑張って作ったのでレシピをクックパッドで公開した。
多分、誰も作らないと思う。

https://cookpad.com/recipe/7269698?view=single#share_twi


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