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蔡國強展(国立新美術館)

概要

『蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる』
国立新美術館
2023年6月29日(木)~8月21日(月)※火曜日休館
10:00~18:00※毎週金・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)


訪問時間

  • 水曜日(閉会5日前)

  • 晴れ

  • 11:30頃到着

  • 当日券は10組程並んでいた

  • コインロッカーあり(100円リターン式)

  • ベビーカー貸出・授乳室・ミルク用のお湯あり

  • 託児サービスあり(原則毎月第2木曜・第3日曜、第4月曜 ※要申込)

会場の様子

  • 会場が仕切りがない大空間なので、混んでいる感じがしない。

  • キャプションの文字が小さいので、その前だけ人が少し滞留する。

  • 写真撮影OK。

  • 子連れは小学生ほどの子が数名。LEDを使ったインスタレーションもあるので楽しめると思う。

感想

2000m2の大きな企画展示室をまるっと使った展覧会。
広場のような空間に、作品やインスタレーションが展開されていて、お盆休み中ではあったが、それほど混雑を感じなかった。

中国で育った蔡氏が、第二の故郷となる福島県いわき市に移住し、そして渡米するまでの9年間に築き上げた「火薬」による手法。
中国では火薬は祝祭に用いられるので身近な存在だったそう。
一方、戦争にも使われていた。
その爆発による現象をドローイングに用いていており、その一瞬で出来上がった模様は本当に宇宙のようだった。
その他にもインスタレーション、屋外爆発イベントについての映像などもあった。

今年6月に実施された、いわき市での白天花火《満天の桜が咲く日》についての映像も大空間とは別のエリアで視聴できた。
4万発の花火を用いて鎮魂と平和への願いを表現しているそうだが、「白い波」「黒い波」については、押し寄せる津波、街を破壊する津波を連想してしまい、私は胸が締め付けられるようだった。
現地の方はどのように捉えたのだろうか・・・

物販は種類も少なく、売り切れ間近のものも多数。
レジが支払い方法によって2カ所、各1台ずつしかないので、クレジットカードが使える方のみに人が偏って、会計までに時間が少しかかった。

基本写真は載せない方針だけど、ラスト1日なので会場の雰囲気のみ掲載。

柱も壁もない空間で自由に見て周ることができる
《銀河で氷戯》爆発を繰り返し合成されている