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【読書記録】⑦刃を研ぐ


第7の習慣 刃を研ぐ

第7の習慣は個人のPC(成果を生み出す能力)である。あなたの最大の資産、つまりあなた自身の価値を維持し高めていくための習慣である。あなたという人間をつくっている四つの側面(肉体、精神、知性、社会・情緒)の刃を研ぎ、最新再生させるための習慣である。

7つの習慣 p425
人間の4つの側面

肉体は、運動・栄養・ストレス管理、
精神は、価値観の明確化と決意・学習・瞑想、
知性は、読書・視覚化・計画立案・執筆、
社会・情緒は、奉仕・共感・シナジー・内面の安定
などが含まれる。

これらは第3の習慣の優先事項で言うならば、第Ⅱ領域にあたる。
日々の仕事や生活に忙殺されていてはできない分野だ。
だからこそ、第1の習慣の主体的であらねば達成できない。

肉体的側面

習慣として身について意識せずともできるようになるまで、いわば「健康的な依存症」の域に達するまで、自分から主体的に実践しなければならないのだ。その努力はあなたの影響の輪の中心にあるから、他の誰かに代わりにやってもらうことはできない。自分のために、自分でしなければならないのである。

7つの習慣 p426

すごく当たり前のことを言われている。

そりゃそうだ。自分が変わらねば意味がない。
でも、効果を見せつけられたってゲームの誘惑に負けてしまう。

多くの人は、「運動する時間なんかない」と思っている。しかしこれは大きく歪んだパラダイムだ。「運動せずにいてもよい時間などない!」と思うべきなのである。せいぜい週に3時間から6時間程度、1日おきに30分くらい身体を動かせばいいのである。週の残り162時間から165時間を万全の体調で過ごせるのだから、たったこれだけの時間を惜しむ理由などないだろう。

7つの習慣 p427
別にチョコザップは悪くない。ドリンクバーとカラオケがあるのが謎なだけだ。

あなたがこれまで運動をしていなかったのであれば、甘やかし、衰えていた肉体は、突然の変化に明らかに抵抗するはずだ。最初のうちは、運動を楽しめないだろう。むしろ嫌でたまらないかもしれない。

7つの習慣 p427
嫌でたまらないというより、体がしんどくて動かない。子どものパワーがヤバい。

健康を大切にする価値観に基づいて行動すると、自信がつき、自分に対する評価や自尊心、誠実さが大きく変わっていくはずである。

7つの習慣 p427
健康は大事ですよね。わかっているけれども!元々健康な人は気にしていない領域。


精神的側面

精神的側面はあなたの核であり、中心であり、価値観を守り抜こうとする意志である。きわめて個人的な部分であり、生きていくうえで非常に大切なものである。精神的側面の刃を研ぐことは、あなたを鼓舞し高揚させ、人間の普遍的真理にあなたを結び付けてくれる源泉を引き出す。それを人はそれぞれまったく異なった方法で行う。

7つの習慣 p432
それなりの時間をかけて夢中になれるものは、人それぞれ違う。

自分の人生を自分で導くために、リーダーシップを生活の中心に置き、人生の方向、人生の究極の目的を見つめる時間をとると、その効果は傘のように大きく広がり、他のあらゆるものすべてに影響を与える。

7つの習慣 p435

こういうのを見つけるのは簡単だ。
子どもの頃に、つい夢中になって遊んだものにヒントがある。
今は、多様性と言われるが大まかな傾向として男の子はブロックなどの構築遊びや鬼ごっこなどの競争要素が入ったりゲーム性の強い遊びに夢中になっている。逆に女の子はままごとやお店屋さんごっこなど家族の再現遊びが中心だったり、お絵かきや折り紙などで、小さくてかわいいものを作るのに夢中になっていた。あくまで傾向だ。
ただ、この傾向は大人になっても変わらない事が多い。

次に本屋を見てみよう。男性向けの雑誌はプログラミングやゲーム攻略が多いだろう。子どもと違うのは成人雑誌系ジャンルが増えていることか。いやよく思い出すと先生の胸を触ってくる男子もいるか。
女性向けの雑誌は、ジャンルが広い。生活実用が中心だから洋服、料理、メイク、お金、恋愛などジャンルにわたると多岐にわたっている。やはり身近な生活が中心である。あとは、小物。小さくてかわいいものはずっと人気。

子どもの頃、あなたが好きなものは何だっただろうか?
それは今でも好きではないだろうか?

夢中になれる1つのもの。ここからすべてスタートだ。
自分の興味のタネをきちんと知っていること。
日々の忙しい生活の中に、少しでも自分の興味のタネを育てる時間を入れることが、精神衛生上大切なのである。


知的側面

継続的に学ぶこと、知性を磨き広げていく努力をすることは、知的側面の再新再生には不可欠である。学校に通うとか、体系的なプログラムを受講するなど、外からの強制的な教育が必要な場合もあるだろうが、たいていはそのようなものは不要である。主体的である人なら、自分の知性を磨く方法をいくらでも見つけられるだろう。

7つの習慣 p437

この本では、優れた文学を読むとか文章を書くことをすすめていた。
ただ、この7つの習慣は2013年に初版発行とある。翻訳本だから実際はもっと前に発行されているはずだ。あの当時、ChatGPTなんてないはずだ。
こういう知的側面は、もう人間はAIには敵わない。だったら使いこなすしかない。こういうものこそ、堂々と手伝ってもらおう。

知性を磨く方法を10個おしえて?ってChatGPTに聞いてみた。

やっぱり、読書と執筆は入っている。王道らしい。

他にも、オーディオブックとか対話型学習とかゲームやパズル、体験型学習なんてものも出てきた。
そう、今は自分でアイデア出しをしなくてもいろいろなヒントを教えてくれるツールが沢山ある。
そこから自分は選んでやってみるだけだ。
合わなければサッサっと見切りをつければいい。

人格をつくるには、こつこつと努力を重ねていく以外に方法はないのだ。
              フィリップ・ブルックス(米国の宗教家)

自分の未来のために読書の時間や学びの時間をとってあげるのは、未来の自分からとても感謝されることだろう。「昔の自分よ、よくやった!」と。


社会・情緒的側面

社会的側面と情緒的側面は結びついている。私たちの情緒は主に人との関係によって育まれ、表にでてくるからである。
肉体、精神、知性の再新再生には時間がかかるが、社会・情緒的側面については、それほど時間をかけなくとも再新再生できる。

7つの習慣 p440

おっ!これは朗報。
普段の生活の中で十分らしいです。
(まぁ、もともといい人で心に余裕のある方との条件付きでしたが)

心の平和は、自分の生き方が正しい原則と価値観に一致していて初めて得られるものであり、それ以外はないのである。

7つの習慣 p442

つまり7つの習慣をマスターしている方ですね。
いるのか……そんな人は。

私たちは他者に対して、そこにどんな姿を映してあげているだろうか。

配偶者、子ども、同僚、部下と接するとき、相手の内面に眠っている潜在能力が見える人は、記憶よりも想像力を使う。相手にレッテルを貼ろうとせず、会うたびに新鮮な目でその人を見ることができる。そうしてその人自身が自立し、深い満足感を持ち、豊かで生産的な人間関係を育てていけるように手助けするのである。

7つの習慣 p447
そうね、ちっちイヤよねぇ。じゃあさ、あそこの扉の中に誰かいるかトントンってやってみる?

人間だけに授けられた能力を引き出し、発揮するのに近道はない。収穫の法則はここでも働いている。種を蒔いたものしか刈り取れないのであって、それ以上でもそれ以下でもない。正義の法則は時代を超えて不変であり、自分の生き方を正しい原則に近づけるほど、判断力が研ぎ澄まされ、世の中の仕組みがよく見えてくるし、私たちのパラダイムー私たちが生きる領域を示す地図ーも正確になっていくのである。

7つの習慣 p447

自分を愛し、他者と調和して生きるなら、その地図が広がって見えてくる。
でも、誰かに支配されて、自分を偽り我慢し続けて他者と対立して生きるのならそういう地図しか見えてこない。そんな感じだろうか。
あなたが、どういう地図の上を生きるのか。
そんなことを問われている。
地図の上で、あとはその領域を学び、決意し、実行し続けるのみだ。
それが、よりよく生きるということ。

どんどん、飛び立てばいいじゃないか。

やっと、終わりが見えてきた。
長かった。7つの習慣。
ここで終わりのはずなのに、まだ紙が続いている。
ワークの先に質疑応答まで収録されているとは恐るべし7つの習慣。
とりあえず、恒例のワークから。

①肉体を健康的な状態に維持する活動をリストアップしてみる。自分のライフスタイルに合っていて、楽しみながら長く続けれられる活動を考えてみよう。

ずっとやっていなかったから、○○日ぶりですね、と言われてしまう。

②来週のスケジュール表に自分を高めるための目標として書き込んでおく。週末に自己評価してみる。目標達成できなかったら、それはなぜかを考える。

生理も事前の予定に入れ込んでおく。それが本物のライフスタイル。

③精神的側面と知的側面についても、同じように再新再生の活動リストをつくってみる。社会・情緒的側面では、改善したい人間関係や、公的成功においてより大きな効果性をもたらす具体的な状況をリストアップしてみる。
それぞれ1週間の目標を選び、実行し、自己評価する。

それぞれ、やってみた。

④毎週、4つの側面それぞれについて「刃を研ぐ」活動を書いて決意し、実行する。結果を自己評価する。

そっか。これは終わりのない旅なんだろうな。
1つの目標が達成したら、次の目標が表れる。
時に、成長の螺旋に乗るのに疲れたら休憩すればいい。
そんな感じで、ゆる~く生きたいなぁ。
なにせ、ズボラなので。



はぁ~!とにかく読み切った!
私は7つの習慣を。読書は、読んで実行できたら最高だ。
しかし、実行が何より難しいのがこの7つの習慣だ。
だって、著者自ら言っていた。

私自身、「7つの習慣」の全部を実践するのは大変です。悪戦苦闘の毎日です。どれ一つとして制覇できていません。「7つの習慣」というのは、完全には習得できない人生の原則だと思います。

7つの習慣 p480

ほら。無理ゲーだって言っている。
そもそも聖人君子の理想論だったのだ。でも、理想がなければ人間というものは怠惰でサボってしまう。
私のようにすぐに本の世界に逃げてしまったり、ゲームに夢中だったり、テレビやSNSをぼぉーと見て時間が溶けている。

この7つの習慣がしっかり身についているよ!っていう人は、人生満喫しまくっているだろう。人格が身についているので、沢山の人に助けられてかなり稼いでいるだろう。お金も人もたくさん自然と集まってくるのだろう。
豊かな土地は、稲穂が沢山実るように。

羨ましくないと言えばうそになる。
でも、偉くなりたいわけではない。
人として、こうあったらいいな。そう思うだけ。
そんな母ちゃん、かっこいいな。
そんなばぁちゃんだったら、尊敬するな。そう思うだけだ。
そんな人生は大変だろう。
でも、きっと周りを幸せにするはずだ。

その中心にいるのは、実はかっこわるくて尊敬できないけど、なぜか人に好かれている人だったりするんだよな。
こうして、書くとだんだんわかってきたぞ。
ありがとう。7つの習慣。

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