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2022年度O.L.C講座 子どもの「声」を聴くわたしになる スタート

2022年4月23日(土)佛教大学15号館ホールにて、「子どもの『声』を聴くわたしになる ~絵本で語ろう、子どもの権利」スタートしました。

年度はじめで十分な広報ができなかったにもかかわらず、地域の方12名、学生さん3名計15名の方が参加してくださいました。


会場の片隅には、出張子どもと家族のちいさな図書館「ちいさなとびら」コーナーも。
この日のテーマは、コロナにかかわる本、心がほっとする本。

まず、長瀬から講座の趣旨を説明。
〇子どもにかかわって、対等に、ゆるやかに、学びとともに語り合える場を地域につくりたい
〇子どもと学生と地域の人とが出会う場をつくりたい
〇子どもの本を素材に、子どもの権利の視点を広げたい
〇出会い、学び、参加する

そして、その日の目的は、
〇知り合う・出会う・ワークのなかで思いを語り合う(活動紹介コーナー)
〇子どもの権利を体感的に学ぶ→共通言語にしていく
〇子どもの本に出会う
であることを伝えました。

共通言語をもち、お互いの思いを出し合いながら、「子どもの権利」を学ぶ講座にしていきたいと思っています。

最初に自己紹介をしました。
みなさん、それぞれご自身の大切な思いを抱えて参加してくださったことが分かりました。

その後、子どもの権利について体感的に考えるワークを。グループに分かれ、関心のある子どものテーマに分かれました。
この日は、不登園・不登校の子ども、17-18歳の子ども(高校3年生)、コロナ下で環境が変化する中学生、子どもにかかわる当事者の大人という4つのテーマに分かれました。
グループに分かれたら、まず1人ワーク。
「子どもに必要なもの/こと・不要な(やってはいけない)もの/こと」で思いつくことを付箋に1枚書きます。

グループに分かれて1人ワーク

その後、それぞれのグループで付箋を出し合い、マッピングしていきます。テーマについて深く話し込んでいく時間でもあります。各グループ、めっちゃ盛り上がって話されていました。

一人ひとり考えた付箋をシェアしながら思いを語り合う

その後は、各グループどのような話し合いがあったかを全体でシェア。グループの場所に移動して、話を聴きます。

各グループの話し合いを共有


17~18歳(高校2年生)のチーム


コロナ下で環境が変わる中学1年生のチーム

グループは意図的に分けたわけではないのですが、各グループに学生さんが1名ずつおられました。多様な年齢の人たちで話し合うことが、学生さんにとっても、そして地域の方にとっても、新鮮で充実したものであったようです。

それぞれの方が「学びたい」と思って出かけ、そして出会うこと。それだけで大きな場の土台がつくられます。

そして、ワークショップは、関係性を平たくします。平たい関係性のなかで、自分の思いを話しながら学ぶことが、権利を学ぶうえで欠かせないと考えています。そのための安心感を十分提供できたかはわかりませんが、私自身、皆さんの学びから元気をもらいました。

私自身、20代にこうした場に複数参加して、自身の思いを受け止めてもらい、時に泣き笑い、成長してきました。多くの人にそうした場があれば、いろんなものを手放しつつ、大切なことを学んだり、支え合える人間関係を手にすることができるように思います。

そうした場をつくらせてもらっていることに感謝して、次の回も楽しめたらと思います。

次回は、「子どもの『声』ってなんだろう ~『助けて』を支えるために」です。
以下、案内フライヤーより
いじめや不登校、虐待…子どもをめぐる課題は山積しています。そうした問題を考えるときに、子ども自身が「助けて」と言えること、それを聴くおとなが増えることが大切だと考えています。自身の気持ちを手がかりにしながら、語り合いながら、子どもの「声」を聴くために大切なことを学び、考える時間です。

まだまだ申し込み受け付けていますので、ぜひご参加ください。


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