見出し画像

【コドモエホン つくりかた4】ぎもんとしつもん

子どもたちとつくる絵本

それが「コドモエホン」です。

子どもたちと絵本をつくるとき

まずは「ストーリー」をつくります。

ストーリーをつくるとき

いちばんたいせつなことは

「質問をすること」

です。

そして

質問をするためには

「なぜ?どうして?」

という気持ちを持つ必要があります。

コドモエホンを見てみると

変な内容ばっかりです。

大人からすると

「バカじゃないの?」

と思えるものが多いかもしれません。

だけど

どんな変な内容にも

バカだなと思える発想にも

きちんとした理由があるのです。

大人にとっては

「また変なことを言って」

と思うような子どもの考えも

たくさん質問をしていくと

しっかりとした理由にたどりつきます。

2023年9月、バンコクの幼稚園(年長組)でつくった絵本「(仮)サメと結婚式」で、どのような会話をしていたか、見てみましょう。

「サメがおなかすかせている」

「どうしてお腹空いているの?」

「なにもたべてないんだもん」

「どうして何も食べていないの?」

「うみのそこに
 ずっともぐっていたから」

「海の底でなにしてたの?」

「けっこんしきのじゅんび」

「誰が結婚するの?」

「せんせいとサメ」

「先生って?」

「めぐみせんせい(年長組担任)」

「めぐみ先生とサメが結婚するんや
 どこで出会ったの?」

「うみ」

「めぐみ先生は海で何をしていたの?」

「サーフィン」

「めぐみ先生はサーフィンをやるんだ!
 そこにサメが来たの?」

「サメがめぐみせんせいたべようとしたら
 めぐみせんせいがおこった」

「サメはめぐみ先生に怒られたの?」

「だからサメはめぐみせんせいとけっこんする」

子どもの発想を

ぜんぶ受け止める必要はありません。

ぜんぶ受け止めていたら

こちらが変になってしまいます。。

だから

質問すればいいのです。

子どもの発想に

「??」と疑問を持つ。

肯定も否定もせず

ただ疑問を持つ。

パッと思いついた疑問を

サッと質問すればいいのです。

考えずに

サッと質問するのです。

何度も言いますが

考えずに

サッと質問してください。

考えて質問をすると

いつのまにか

大人の思い描いた考えに

大人の思い描いたストーリーに

子どもたちを引きずり込むことになります。

お気をつけください!

さて

子どもたちの発想に

サッと質問をする。

そして新たな発想が生まれる。

良い流れが生まれます。

だけど

これだけではストーリーになりません。

ストーリーにするためには

発想と発想を

つなげなければいけないのです。

つづきはこちら!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?