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【コドモエホン つくりかた 8】ジャマをする

ストーリーの3幕構成

【はじめ】【なか】【おわり】

前回の記事では

【なか】をつくっていました。

【はじめ】
地下鉄の電車の運転手さんが、ラーメンをつくっていました。そのラーメンを食べた人は、空に飛んで宇宙まで行っちゃいました。そして、地球から人がいなくなってしまったのです。

【なか】
ラーメンを食べる人がいなくなってしまいました。運転手さんは決めました。「みんなにラーメンを食べてほしい!ぼくもラーメンを食べて空を飛んで宇宙に行こう!そして、みんなにもう一度ラーメンを食べてもらうんだ!」

繰り返しになりますが

【なか】はどのような場面でしょうか?

「なか」
・行動しはじめる
・なかなか達成、解決できない
(試行錯誤している)
・仲間や敵が出てくる
(仲間や敵は、人や動物等とは限らない。雨や風などの出来事でもOK。)
・希望が見える
(ちょっと前進する感じ)

ですよね。

もう少しだけ

【なか】を充実させましょう!

そのために

【子どものジャマをする】

ことが必要になるのです。


【子どものジャマをする】について

今から説明をします。


大人が質問をする

子どもが回答する

子どもの回答を

つなげて、つなげて、つなげて

ストーリーをつくる。

これがコドモエホンです。

質問は

ストーリーを前に進めます。

では

「ジャマ」はなんでしょうか。

もう一度【なか】を見てみましょう。

【なか】
ラーメンを食べる人がいなくなってしまいました。運転手さんは決めました。「みんなにラーメンを食べてほしい!ぼくもラーメンを食べて空を飛んで宇宙に行こう!そして、みんなにもう一度ラーメンを食べてもらうんだ!」

このあと

質問を繰り返すと

あっという間に

ストーリーは終わりを迎えます。


「運転手さんはラーメンを食べたの?」

「たべたよ!うちゅうにいったよ!」

「うちゅうにいって、
 みんなにラーメンたべさせたよ」

「・・・・・」

おしまい


になってしまいます。

ですので

子どもの邪魔をするのです。

ストーリー内の目的に向かい

子どもが進もうとします。

それを邪魔するのです。

たとえば

こんな風に。


「運転手さんはラーメンを食べたの?」

「たべたよ!うちゅうにいったよ!」

「宇宙に行ったら
 大変なことになっていました!!
 どんなことになってる??!!」

「えっ!・・・・
 だ、、だれもいない!」

「宇宙に行ったら
 誰もいなかったんだ。
 で、どうする???」


これが

子どもの邪魔をする

ということです。

【なか】では

ふつうにジャマをする

【おわり】では

めっちゃジャマをする

そうすると

ストーリーがおもしろくなります。

子どもたちは

このジャマを乗り越えます。

自分の頭で

発想して、発想して、発想して

何とか乗り越えるのです。


「宇宙に行ったら
 大変なことになっていました!!
 どんなことになってる??!!」

「えっ!・・・・
 だ、、だれもいない!」

「宇宙に行ったら
 誰もいなかったんだ。
 で、どうする???」

「もっとラーメンたべる!
 もっといく!」

「もっと行く?
 どこに行くの?」

「うちゅうのもっとむこう!」

「それはどこなの?」

「イオン!」



というわけで

こんな感じになりました。

【はじめ】
地下鉄の電車の運転手さんが、ラーメンをつくっていました。そのラーメンを食べた人は、空に飛んで宇宙まで行っちゃいました。そして、地球から人がいなくなってしまったのです。

【なか】
ラーメンを食べる人がいなくなってしまったので、運転手さんは決めました。「みんなにラーメンを食べてほしい!ぼくもラーメンを食べて空を飛んで宇宙に行こう!そして、みんなにもう一度ラーメンを食べてもらうんだ!」
運転手さんはラーメンを食べて、宇宙に飛んでいきました。だけど、宇宙には誰もいませんでした。そこで、運転手さんは宇宙のもっと向こう側に行きました。
その場所は、イオンです!


さて

次の記事では

ストーリーづくりの最後

【おわり】をつくりましょう!

つづきはこちら!

※つづき製作中です(ー。ー)


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