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お箸・鉛筆を正しく持とう!①〜こんな練習があるんです!

今日もまた時々いただくこんなご質問。
『鉛筆やお箸を正しく持つには何をどうしたらよいでしょうか?』 
これ、お子さまもですが・・・大人でも該当している方がいるかも!ということで、この動作についてアプローチできる簡単な対策についてお話します。
正しく持てている人には「今更?」な話題ですが、練習中のお子様やキチンと持てていない大人の方には非常に良いものですよ♪


■まずはその筋肉を知ろう。

さて、皆さん。 身体を動かすときには筋肉を使いますよね。
それじゃ鉛筆やお箸を持つとき使う筋肉について、考えたことはありますか?

この筋肉、普段はわかりにくい深い場所に存在しています。

(これは手のひら側からの解剖図です  ヒューマン・アナトミー・アトラスより )

鉛筆を持つときに使う主な筋肉は

・ 母指対立筋
・ 長母指屈筋
・ 短母指屈筋
・ 虫様筋
・ 骨間筋 (背側・掌側)
・ 深指屈筋
・ 浅指屈筋

……たくさんありますが、簡単に言うと、手の中にある小さい骨にくっついている筋肉を主に使って鉛筆を持っています。

■そして筋肉・動作のポイントがこれ。

ところで、すべての動作に言えることなのですが、ある動作をするために必要な筋肉がしっかり使われていると、見た目が美しいです。(機能美と言える) 
一流のスポーツ選手の動きって美しいですよね。あれと一緒です。
鉛筆の持ち方もそう、機能的に美しく持てていると字も書きやすく、あまり疲れません。逆に、機能的に持てていないと書きにくいしすぐに疲れてしまう。
じゃあ、なぜ美しく持てないのか? 
……察しの良い方ならもうおわかりですね! 
そう、美しく持てない=使うべき筋力がない!
ということになります。お子さんは(大人も)持ちたくても持てないという現実があるのです。

■そこでこの運動!!

ということで早速! 
お子様にもできる「鉛筆を持つための筋肉づくり」を開始しましょう。

① ビー玉を握る

100均でも売っているビー玉を用意します。
大玉と小ぶりちゃん。 
お子様の手が小さい場合、小ぶりのビー玉もあるといいですね。

手の中にビー玉を握りこみます。
こちらのモデルの三歳児さんは大玉2つを持つことができました。

これをぎゅーっと握ります。指と指の間の筋にしっかり力が入るよう声掛けしましょう。
肘や手首がプルプルしていたらちょっと力み過ぎです。狙っていない筋肉に力がはいっている証拠なんです! 
あくまでも 手の平にぎゅーっと握る・・・です。
5秒×2回くらいでよいですよ。

私の手だと大玉3個で丁度です。玉数の目安はぎりぎり落とさずに握りこめる個数・・・と、覚えてください。
すべての指にしっかり力が入るよう声掛けしましょう。

■この運動も良き♪

さて、もう一つございます。

② ビー玉をはじく

今度はビー玉を親指から順にはじいていきます。 
親指、人差し指、中指、薬指、小指。
どこまで転がるか、ゲーム感覚でやるとお子様も抵抗なくできると思いますよ。


距離の目安になるものを決めておくと、筋トレ効果が目でみてわかるのでよりいいですね。こうして指の間の筋力を作ってから正しい鉛筆の持ち方を指導していくとスムーズにできると思います。

※正しい持ち方はこちらのサイトでご確認ください。

「ナゼできないか」がわかると対処法がわかってくるので何だか安心できますね。
次回も鉛筆の話題を取り上げますよ、ご期待ください♪

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