どうしてこうなったのか②
私は幸せだった
大好きな旦那さん、子供との生活
ずっと一緒に過ごしていけると思ってたよ
あなたがこの世からいなくなってしまうまでは…
私と子供を残して居なくなってしまった日全てが終わってしまったと思ったの
葬儀は流れるように終わり小さい息子は気付かずにパパを探す日々
追いかけてしまおうといけないことを繰り返して壊れた
人との関わりを断ちただ悲しい寂しいどうしようを繰り返し長い時間動き出すことをしなかった
家族は心配してご飯に連れ出してくれたり遊びに来たりしてくれたけどビックリする位老けて痩せてしまった。
ただ…
残された私、そして日々成長してく息子
学校もあるし悲しいのは仕方ないもう居ないんだから
私がやるべき事は子供を守ること
だから実家の近くに引っ越して子供の為に頑張る事にした
その頃仕事を辞めてたのに彼だけは何もしらないからか
『元気か~仕事辞めたらしいな、誕生日おめでとう』
とだけLINEが入ってた
既読はしたものの興味がないので無視
少しずつリズムを戻しながら子供と毎日を過ごした
私は旦那さん以外は無理、恋愛も再婚もしない、遊ぶ必要ない
そう決めてたから何事もなく子供が中学生になるまで必死に働いて守り続けた。
七回忌
あ~こんなに時が経ったのか
子供もこんなに大きくなったよ
なんて報告をしつつ義理母や義兄妹にまだ若くて綺麗なんだからもういいのよ?いい加減好きな人見つけて新しい人生を始めたらいいんじゃない?恋愛してみたら?
なんて進められた
私が一人で頑張るって無理をしてるのに気付いてたから言ってくれてるんだなってわかってた
今でも好きなんだよ、居なくても毎日愛おしいって思っちゃうんだよ…
会うたびに誰かいい人いた?少しは遊んだら?なんて言われる事が多くなった
本当に遊んでなかった興味もないし他の人って想像してなかったから
だが……
唯一返事をしないのにも関わらず七回忌まで毎年誕生日時期になると彼が
『お~い、元気なのかお前○○才だな。おめでとう』ってLINEをくれていた
いつだか『お祝いに何か美味しいご飯でも行くか?』
なんてLINEも入ってた
この後軽いきもちで動いてしまった為に動き出す…