ホラー映画が好きです。

そんなことを人前で言うものならば、こいつはヤバいと思われかねない。

殺人鬼が次々と登場人物を手にかけていくスプラッタシーンを好んでみる変態だと思われる。

そして医者ともなれば状況は更に厳しい。人の生死を扱うくせにそんな映画を好むとは何事か。清廉な趣味を持つべきだ。そういったことを期待される。

プライベート、人格まで期待をされる。もはや人間ではなく聖人であるかのようだ。

・・・。

話が逸れたが、一口にホラーといえども、そのジャンルは多岐にわたる。

スプラッタはあくまでもその一つだ。グロテスクなシーンにウエイトを置いたジャンルになる。私は好きではないジャンルだ。

ゾンビ、心霊その他オカルト、サイコ、スリラー、モンスターパニック、災害パニック・・・。

私が愛してやまないのは、サイコスリラーである。サイコとは、簡単に言えば狂った人間が出てくる映画だ。そしてスリラーとは、あからさまな暴力を用いずに精神的な不安や緊張を表現した映画のことである。

そもそも医者になった動機も、不可解さや恐ろしさを含めた人間というものに興味があったからというものであった。

大分前置きが長くなったが、私が2019年に観た、主に「人間が怖い映画」を備忘録も兼ねて紹介していくことにする。

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