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貴州の小七孔。

サブスクチャレンジ第5弾は、中国の西南に位置する貴州省。

1人あたりGDPが最も低い、茅台酒、老干媽、最近ではビッグデータ。貴州省にはそのぐらいのイメージしかありませんでした。本場の食べるラー油こと老干媽には普段からお世話になっているものの、それ以外はどうもピンと来ない。でも、全省踏破の一環として、とりあえず省都の貴陽市に向かって飛びました。

行先に迷ったときは、携程のツアー。どうやら、貴陽市のお隣の安順市にあるアジア最大とも東アジア最大級ともされる黄果樹瀑布が定番で、次点で世界自然遺産に認定された荔波県の大七孔と小七孔。両者で悩んだ結果、一日ツアーで小七孔を観光してきました。

上海から中国の西南に位置する貴陽までは3時間弱のフライトです。貴陽に入るときは外国人のみ別室に連れていかれるという噂を聞いていたので覚悟していたら、案の定、降機後に欧米系と東南アジア系の客と一緒に降機します。ある意味、優先搭乗ならぬ優先降機。

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別室に連れていかれて何があるわけでもなく、過去2週間に訪れた地域や宿泊先を尋ねられ、最後に誓約書に拇印を押したら終わり。

空港を出たのは20時半。ホテルまでタクシーで移動し、その日は終了です。

茘波小七孔景区

翌朝、6時にホテルを出発し、集合場所の旅遊集散中心までとぼとぼと歩く。観光バスに揺られ、約4時間。黔南プイ族ミャオ族自治州の荔波県に到着します。

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この日はあいにくの小雨模様で、観光ルートのうち、大七孔と水上森林は閉鎖されていました。また、夏までの豪雨の影響もあるのか、どこも水量は多め。四川の九寨溝のようなエメラルドグリーンの水面を見るはずが、残念ながらやや濁り茶色がかった緑。それでも十分キレイではあります。

最初のスポットは「緑のナイアガラ」とも称される臥龍譚。人工の滝ではありますが、絹のように落ちる姿は実に壮観です。

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彼岸花がアクセントを添える翠谷湿地を散策します。

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横目にさまざまな景色を楽しみながら、坂をゆっくりくだっていきます。

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荒ぶる滝。

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水量が増して通行できなくなった橋。

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歩道に降りそそぐラヤの滝。

1.5kmほどの遊歩道の終着点が小七孔古橋です。

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水位が高くなっているのでよく見えませんが、7つの穴が空いているから小七孔。季節がよければ水面の青と木々の緑のコントラストが美しいようですが、視界一面の緑もまた趣があります。

絲娃娃

帰りも同じく4時間をかけて貴陽市に戻り、ツアーは無事終了。着いたのは21時過ぎ。たいていのレストランは終わりかけだったので、その日の夕食は軽めに済まします。

そして、翌日のお昼にいただいたのが貴陽名物の「絲娃娃」でした。各種の野菜を生春巻きの皮に巻き、たれをつけていただくヘルシーな軽食です。

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最後の最後に貴陽らしさに触れたところでお別れ。金曜日の午後に出発し、日曜日の夕方に戻る2.5日間の貴州旅行は、今回もPCR検査の結果を求められることもなく無事に終了しました。

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