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春秋サブスクチャレンジ。

ぼくはいま、春秋航空の乗り放題プラン、「想飛就飛」に参加しています。

2020年7月、中国東方航空の週末乗り放題プランである「周末随心飛」を皮切りに、中国南方航空、深セン航空など、各社が同じようなサブスクリプション型の商品を争うように発売しました。海外旅行が絶望的な状況のなか、国内を自由に飛びまわれるこれらの商品は非常に魅力的で、いずれも購入希望者が殺到したようです。
しかし、これらはいずれも外国人の購入は事実上不可。ただ指をくわえて眺めるばかりでした。

そんなところにあらわれた救世主が、上海を拠点とするLCCであり、中国最大の民間航空会社である春秋航空。
2020年7月中旬に発売された春秋航空の「想飛就飛」は、2020年12月末までの半年弱のあいだ、同社の国内線に乗り放題という商品です。

一番安い受託手荷物なしのプランは2,999元(約45,000円)、受託手荷物ありは3,499元(約52,500円)、最上級のプレミアムエコノミー乗り放題は3,999元(約60,000円)です。
フライトごとに50元の民航発展基金は別途徴収されますが、それでも往復100元(約1,500円)で中国国内をどこでも飛びまわれるのは魅力です。
ぼくは3,499元のプランを選びましたが、普段はリュックひとつでふらっと旅に出るため、いま思えば2,999元で十分だったかもしれません。

なお、乗り放題の国内線には香港やマカオ、台湾の路線も含まれます。
週末、上海虹橋空港の国際線ターミナルのラウンジでしこたまお酒を飲んだあと、ふらっとマカオに飛び、観光とカジノを楽しむ。そして、日帰り、または翌朝のフライトで上海に戻る。
これら港澳台の路線の民航発展基金は50元ではなく90元ですが、往復たったの180元で楽しめるなんて夢のような話です。もっとも、移動規制が解除されないかぎりはただの夢に終わりそうです。

一度に発券できるのは4枚まで。つまり、往復2回分を発券したら、次の予約が可能になるのは最初の往路を終えてからです。
また、1週間後以降のフライトしか予約できません。土曜日にあるフライトを終えた場合、次に予約できるのは翌週の日曜日以降のフライトのみです。

規約によると、このプランに割当てられるのは1便あたり最大20席。
最大20席なので、乗り放題ブーストなしでも席がすぐに埋まる人気の路線だと、もしかすると席数が少なく設定されているかもしれません。海南省の三亜や四川省の成都と上海を結ぶ便は特に人気があり、販売直後からどのフライトもどんどん先まで乗り放題の枠が埋まっていきました。
ぼくはどうしても成都に行きたかったので、少々先の9月のフライトをかろうじて予約しました。

いろいろな制限やほかのユーザーとの予約合戦と戦いながら、2020年12月末までの乗り放題を最大限に楽しんでいきます。

申し遅れましたが、ぼくは中国の上海で働く日本人駐在員です。
7年半の任期の終盤にさしかかり、仕事以外での集大成となるであろう春秋サブスクチャレンジの記録を中心に、つらつらと気ままに書いていきます。

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