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吉祥航空の暢飛カードで春秋&吉祥サブスク二刀流。

2020年7月下旬、ぼくは春秋航空の乗り放題プランである「想飛就飛」を購入し、既に河南省の洛陽と寧夏回族自治区の銀川を訪れました。

さて、他社に遅れること約1ヶ月、春秋航空と同じく上海を拠点とする吉祥航空がついに乗り放題に参入してきました。2020年8月18日から発売された、その名も「吉祥畅飞卡(暢飛カード)」(以下、「吉祥サブスク」)です。

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先んじている春秋航空の「想飛就飛」(以下、「春秋サブスク」)と比較してみます。

価格

春秋サブスクの価格は3段階。受託手荷物なしが2,999元、受託手荷物ありが3,499元、そしてプレミアムエコノミー乗り放題が3,999元です。

一方の吉祥サブスクは、2,888元一択。吉祥航空はLCCの春秋航空と異なりフルキャリアなので、受託手荷物の枠も機内食もすべて含まれています。

期間

春秋サブスクの適用期間は2020年12月末まで。発売が遅れた吉祥サブスクは、そこから1ヶ月弱長い2021年1月20日まで。ほぼ差はありません。

春秋、吉祥ともに平日と週末いずれも乗り放題の対象です。

使い勝手

一度に予約できるフライトは春秋、吉祥ともに変わらず4枚です。未使用の予約が4枚あるとそれ以上は予約できず、使用すると都度新しい予約の枠が空きます。

吉祥サブスクは、フライト当日を含む5日前までに予約する必要があります。一方、春秋サブスクは7日前。例えば、乗り放題で予約した土曜日のフライトを使用し、空いた枠で次のフライトを予約しようとしたとき、吉祥サブスクだと翌週の土曜日のフライトも予約できますが、春秋サブスクは翌週の日曜日からしか予約できません。

これ以上に大きいのが、乗り放題の座席の枠。春秋サブスクが1便あたり20席以上であるのに対し、吉祥サブスクは30席以上。吉祥航空は全体的に便数が春秋航空より多く、さらに時間帯も比較的優れているため、使い勝手は吉祥サブスクに軍配が上がりそうです。

なお、一定回数以上ノーショーをするとサブスクは失効します。春秋サブスクは3回、吉祥サブスクは4回ですが、ぼくはまずノーショーはしないので問題なし。

こう書くと吉祥サブスクの圧勝ですが、香港、マカオ、台湾も乗り放題の対象に含まれている点では春秋サブスクに分があります。もっとも、出入りを制限されている外国人にとっては無用の長物です。

そして、二刀流へ。

既に春秋サブスクに参加しているぼくは、吉祥サブスクの購入を相当迷いました。本来はどちらかがあれば十分でしょう。しかし、一度の予約が4枚という制限が意外に曲者で、フライトを切れ間なく確保するのが難しく、理想としていた毎週末の旅行は実現できていませんでした。

それを解決するのが、4枚の枠を倍にできるダブルサブスク。便数の多さ、微妙な路線の違いなどのメリットもあり、今回、思いきって春秋サブスクと吉祥サブスクの二刀流に踏みきりました。

ふたつのサブスクを活用しながら、半ばあきらめていた中国全省踏破も視野に入れてガンガン旅行していきます。

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