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うちの子の対応

うちの子、毎週土日は決まって遊ぶ友達がいる。その子とは家も比較的近くて毎日一緒に学校に行ったりもしている。

何をして遊ぶかといえばテレビゲームだ。お互いの家に行って一緒にゲームをする。そして5時には帰ることになっている。

その友達、自分の事を表現するのが苦手な子なのだ。自分の思った事を言うのが苦手。

僕や妻はその子の苦手な所が何となくわかっていたから、質問して何も返事がなくても大して気にしなかったし聞き返すこともしなかった。(その子のプレッシャーになってはいけないと思い)

でもうちの子は友達の苦手な所を知ってか知らずか、質問に答えが返ってこなかったり、よくわからない事を言ったりすると、容赦無く突っ込む。まずは「質問されたり、話しかけられたらきちんと声を出して答えろよ」から始まり「何が言いたかったの?」とか「意味がわからないからもう1回言って」などと言い、時に誘導しながら最後まで追求するのだ。「〜だからこう思ったの?」や「こう言いたいの?」などの言葉を使いながら。(実際はもっと乱暴な言葉使いの時もあるが…笑)

このやりとりを聞いていて僕はある事に気づいた。

友達はコミュニケーションが苦手。でも話す事はできる。うちの子はその子の事を色々知りたいから質問をする。でも答えない。もしくは答えられない。じゃあそれはそれでいいか。と僕は思うがうちの子はそうはならない。

あらゆる言葉を使って答えを聞こうとする。誘導をしながらでも。そしてその友達が考えて出した答えに対してはきちんと尊重している素ぶりを見せる。決して批判はしない。

「うちの子、カウンセラーみたい。」決して否定や批判はせず、友達の言いたいことや考えている事を聞き出すために言葉を誘導したり…。そして出た言葉を尊重する。

この一見高度なカウンセリングの技術をテレビゲームをしながら繰り広げている。この光景が非常に面白い。

まさか自分の子供からカウンセリングの事を学べるとは思ってもいなかった。

次の休みにはどんなカウンセリング技術を見せてくれるのか今から楽しみだ。

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