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【無料公開記事】 #13 入試本番20点積み上げ法

Instagramからお越しいただきありがとうございます。
Instagram投稿を開始してから3ヶ月を目前に控え、投稿記事数も100を目前にしております。ここまで継続してこられたのは、ひとえにフォロアー様方のご支援あってこそと感謝の気持ちで一杯です。

6年生は、年が明ければ、いよいよ入試本番。
準備万端!という方や苦手単元を埋めきれずに不安に包まれている方、ケアレスミスがどうにも無くならず不安で仕方ないという方々がいらっしゃると思います。

わたしのただ一つの願いは、フォロアー様6年生の全員が第一志望校合格を勝ち取ること。
それぞれの春が麗かなものになることに尽きます。

そこで今回は、今立ち向かう課題に加えて、入試本番で20点積み上げ、合格に近づく秘伝のレシピをお届けします。

①入試本番で20点積み上げる方法


とても刺激的な表題だと思います。
今現在、算数の苦手単元の穴埋め、理科・社会の暗記項目の総点検、過去問演習による問題傾向の把握に邁進されていると思います。

私が今回ご提案差し上げる入試本番で20点積み上げる方法は、算数と国語に関するものとなります。
配点により、積み上げ可能な得点は変わって参りますが、前提として各教科100点満点、合計400点満点での積み上げ得点となりますので、おおよそ5%と読み替えていただければ良いかと思います。
また、方法論としての主軸は、国語の記号選択問題攻略による積み上げ戦略になります。一部入試問題の本文掲載の必要がございますので、本記事中に実際の入試問題の線引きと設問数題をpdf化して埋め込みます。
<2022年度海城中学 国語入試問題>
少々行ったり来たりすることになりますことを予めご了承ください。

また、現在進行している算数苦手単元の穴埋め、理科・社会の暗記項目の履修が疎かになっては元も子もない話になりますので、そちらの追い込み学習に加えて、問題演習時に試してみていただければと思います。

②算数による得点積み上げ戦略

失点の原因考察

Instagram投稿の中でもご紹介して参りましたが、ケアレスミスは無くなりません。だから、減らすことが重要と申し上げて参りました。
算数のケアレスミスの大きな要因は、
☑︎筆算移行時の数字の転記ミス
☑︎筆算実施時の桁揃え
☑︎筆算実施時の繰り上がりの足跡残しの未実施
☑︎上記を発生させる時間を意識しすぎた焦り
と考えています。

入試本番で得点を積み上げるために今からすべきこと

☑︎速解きと遅解きで、時間と正答率が変わらないことを腹に落とす
☑︎計算分野は、こと更に丁寧に処理する
☑︎(重要)筆算は見直しがしやすい書式で調える!

入試本番で一番ダメなのが、計算の見直しをしないことと見直しではなく解き直しをしてしまい時間ロスを発生させること。
 解き直しではなく、見直しで対処し、試験時間を最大限有効に活用すること。
わずか、このことだけを入試までの60日間継続訓練することにより、必ず得点力向上につながります。

☑︎一行題の中の難問に時間をかけない
☑︎大型問題の枝問を拾う意識を持つ
中には、計算問題と小問集合題は全問正解!と、呪文をかけられるお子様がいます。当然、全問正解は合格に近づく戦略の一つです。
しかし、中には難問を放り込んでくる学校もございます。
できる問題をマルにすることが、試験の要諦ですので、解けないと感じたら、一旦大きな目印をつけて先に進みましょう。
「お母さんと塾の先生に小問集合と計算は満点って言われてるから」などという洗脳を浴びせかけることは、子供を合格から遠ざける何ものでもありません。
マルにできる問題を全問マルにする!これこそが洗脳すべき魔法の言葉です。

③国語による得点積み上げ戦略

積み上げ戦略の要点

国語による得点積み上げ戦略は、記号選択問題の正答率の引き上げと記述問題の減点要素低減の2点に集約されます。
記述問題の減点要素の低減は、私のInstagram投稿の#42と#49をご確認ください。

記号選択問題の正答率の引き上げのためにすべきこと

本文をよく読むことは、いうに及びません。これをしないことは、最早、受験を諦めていると言わざるを得ないほどにダメなことです。
塾のテスト問題、過去問、テキスト、どれでも構いませんので、物語文と説明文を毎週一題(一文)交互に整理された読解のポイントを頭に入れながら、音読でも黙読でも構いませんので、文章読解し続けることをおすすめします。
入試本番で驚くほど読めるはずです。
また、下記のようなチャートを年末年始(時間ができるはず)で、5題程度作成してみると、段落分析と変化の足跡の追跡が、感覚としてわかるようになると思います。上述の週に一題の音読は、ものの10分/日、チャート作成は、どの道、読解問題を解くはずですから、プラスでかかる時間は、一題あたりおおよそ20分程度でしょう。
国語の読解問題を読む楽しさを覚えればシメタモノです。

#42および #49で取り上げました2022年度海城中学国語入試問題の線引き本文と一部記号選択問題をpdf化して掲載します。

次に、上記の本文を読み、線引きしながら、私の脳内でどのようなチャート展開がされていたのかを同じくpdf化して掲載します。

上記本文に対する設問を掲載します。

海城中学設問の一部

ここで私が、設問に対して行った線引きが下記のようになります。
Instagram投稿でも説明しています通り、大抵の問題は、選択肢が2文構成になっており、どちらかが違う、どちらも違う、強調や断定が過ぎるものを選択肢に用意してきます。実際に見てみましょう。

青線は、設問のキーになる該当箇所です。
また、赤線を引いた部分が、本文には明らかに言及されていない内容のものであり、不正解の選択肢として排除した理由です。
(設問2)
絆、テレビもそればっかり。から、伊智花の被災地の本当の思いは当事者しかわからないという心境を読み取れます。だから、2文構成の1要素にその部分が入っています。残された1要素の判断勝負になりますが、非常に簡単ですね。
(設問3)
結局、締切ギリギリになって。なぜ、ギリギリになったかを本文の中で探します。時間がなかったわけではなく、迷っていたからギリギリになりました。
こちらは、直撃で選べる選択肢ですから、最終選択肢に正解を持ってきたのでしょうね。しかも、他の選択肢は、文末に明らかに違う要素を放り込んでくるラッキー問題というやつですね。
(設問4)
くにくに触る様子とは、どのような様子か?
記者は、伊智花の本心に気づきつつも、取材の方向性が初めから決まっていたことが、実際に掲載された伊智花のコメントから伺えます。
難しい問題ですね。
(設問5)
手元のファイルに目を落とし、私のほうを見ようとしなかった。
見ようとしない、という表現は、本人の意志を表します。
意志を表現しているのは、(ア)しかありません。

正解の選択肢には、当然、排除すべき項目がないため、白文章となります。
首都圏の難関校の海城中学でさえ、明らかに本文に記載のない素材を選択肢に用意してくれています。また、直撃で選べる選択肢の用意もあり、比較的本文を探索しやすいことをご理解いただけたと思います。

国語読解問題記号選択問題に関するまとめ

これは、すなわち、次の文章を読んで、後の問いに答えよ。の一文を読んだかどうかの確認だと思います。
要は、本文に書いてあるか、書いてないかの探索問題です。
ところが、本文をよく読まないと、全体の印象や自分の思い込みで選択肢の中身を検討することになり、間違った選択肢を選んでしまうことになります。

漢字、文法、ことわざ、などの暗記定着系の問題も重要です。
しかしながら、わずかな時間を真剣に過去問にぶつけるだけで、国語読解問題の選択肢問題の正答率は短期間に上昇すると、私は思います。

国語読解問題は、
☑︎本文をよく読み
☑︎設問をよく読み
☑︎問われていることに
☑︎書かれていることから答える
という、非常に単純な問題構成となっています。

過去問で合格者最低得点に足りずに悩むご家庭がございましたら、最後の一撃は、国語記号選択問題の正答率を上昇させることに向けても良いと思います。
2題正解にできるだけで10点相当が引き上がり、合格につながると思います。
国語読解問題の記号選択問題は、理屈通りの簡単な問題です。
最後の最後まで諦めずに得点力強化に向かっていただきたいと思います。

④入試本番で20点積み上げる方法まとめ

容赦なくめくられる日めくりカレンダーを前に焦る気持ちがあるのは、経験者なら皆理解できます。
1日1日があっという間に過ぎていきます。
だからこそ、何をするのか?何をしないのか?
これを明確に定めて、体調管理に努めながら入試本番を迎えるのが上等の策と私は考えました。
覚えていないことを責めるより、理解できていないことを責めるより、どうすれば合格者最低点までの得点力を身につけられるのかを考えることの方が、前向きな気持ちで頑張れると思います。
入試直前期は、偏差値は関係ありません。
最後に受けた模試から1ヶ月以上が経過しています。都合よく偏差値が10上がってるくらいに考えれば良いと思います。

フォロアー皆さまの第一志望校合格を祈念して記事を寄稿させていただきます。

練習通り、これまで通り、特別なことはしない。
だから、きっと、大丈夫!
走りきれ!2023年受験組。祈合格!

     kodama500km

https://www.instagram.com/kodama500km/

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