妹の十七回忌にわたしの価値と夢を語ります
妹の十七回忌でした。
墓前を前にぼんやり思ったことは
妹は亡くなってもなお
わたしたちにとって価値ある存在だ
ということでした。
寝たきりであっても
わかりやすい能力や
社会的な貢献がなくても
ただ生きているだけで人は価値がある。
それを体現していたのが、わたしにとって妹です。
今日新しく気づいたのは
生きているだけで価値がある、ではなくて、
人は死してもなお、価値ある存在なんだなと。
妹の存在は今も確かにわたしを支える一部です。
ただ、亡くなった人と生きている人の決定的な違いは
その人自身が新たに価値を発揮できないこと。
価値の更新ができないことなんだなと。
人は存在しているだけで価値がある。
だからもう、ない、ない、と
価値を追い求めて、価値を証明しようとするのは
他者の価値評価に応えようと、わたしの声をないがしろにするのは
卒業しようと思いました。
もう大丈夫だと。十分にやりきりました。
一人一人が価値ある存在であると
ただあるだけで価値ある存在であると
私はそういう人でありたいし
そういう世界をつくっていきたいなと思います。
・
さて、今私がここからやってみたいことを自由に、わたし自身に語るために書いていきます。
わたしはずっと役に立たなければ価値がない、と、わたし自身に呪いをかけてきました。
そもそも役に立っても立たなくても価値がある。ならば、何よりもまずは、わたしはわたし自身の価値を認めます。価値あるわたしを、わたしはわたし自身を大事にします。ここから始めたい気持ちです。
わたしを大事にする丁寧な暮らし。セルフケアを誰よりも実践します。まわりの大切な人たちのセルフケアサポーターにもなります。
わたしの歩んできた軌跡から、もっとあなた自身を大事にしてほしいと、セルフケアを伝えたい人たちに、その場の人たちと対話しながら、その人の本来の価値を思い出してもらうこと、自分を大事にすること、具体的な方法とを伝えます。
自分を大事にする上で、食はとても重要だとわたしは思っています。日々の食から心と身体を慈しみ、美味しいものを食べていただくことはもちろん、美味しい日本食が子どもの世代にも食べられるように、日本食の基盤を守る活動として、かつお節、だし産業全体を応援します。
自分を価値ある存在と称える。相手も価値ある存在と称える。誰もがいのちの価値、そのキセキを称え合う、インスパイアラーズ プロジェクトを、時に応援者として、時にプレイヤーとして、仲間たちとあらゆる方向から盛り上げていきます。
映画と対話も深めていきたいです。自分の価値に目覚めるきっかけとして、大事な自分を楽しませることとして、映画、そして対話を探求します。映画もすごく好きです。もっと観ていきたいです。
わたし自身の価値を認め、大事にするということで、これからは、わたし自身の好きなこと、夢や想いも、価値を認め、大事に扱います。
わたしは自然がとても好きです。
いつか森の中で暮らします。森の中で、訪れる人たちがくつろぎ、からだと心を解放して、美味しいものを食べ、焚き火を囲んで仲間と語らい、ただいまを生きる。ただいまを味わい、自分自身に還り、自分と他者と自然と繋がり、本来の力を取り戻す場を作ります。
わたしは日本自体も、自国の価値を認め、自国を大事にすること、そこから、世界に向けても、同じメッセージを発信し、体現できると思っています。
日本の食材を生薬として育て、日本文化と日本食が、世界の健康を守り育む生きた薬となることを夢見ています。
その中で森を手入れし、森を育てることで、海も育て、日本の海洋資源をも守ることができたら最高だなと。
この夢の中には、喜ぶわたしの姿が見えるし、同じく家族や仲間の姿も見えるなと思っています。
わたしはわたし自身を価値ある存在と認め、わたし自身の望みを、好きなことを、やりたいことを、一つ一つわたし自身の源に耳を傾けて、実現していこうと思います。
お気持ちをありがとうございます!あなたの健康に寄与できるように、書籍、講座、メニュー試作に投資して、還元に努めます。