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アトピーケアに病院10箇所通って東洋医学と西洋医学のいいとこ取りした結果

子どものアトピーを改善した食生活を全部話しますシリーズ第2弾は、アトピーケアに病院10箇所通って東洋医学と西洋医学のいいとこ取りした結果をお話ししていきます。前回の記事はこちら。


私が薬膳講師をしていることもあり、「東洋医学に偏っているのでは」「ステロイド否定派なんでしょ」と言われることがあります。

厳密に言えば、西洋医学のステロイドと抗ヒスタミン剤が効かなくなったことをきっかけに、根本的な改善をしたいと考えて、食生活改善に取り組み、東洋医学や自然療法を取り入れるようになった、という流れでした。

私は長男にとって今何が最善なのか?を常に見て、考えて、結果、東洋医学と西洋医学の両方のお世話になる、いいとこ取りをする、という選択をしました。

この記事が食生活でアトピー体質を改善したいと思う方のお役に立ちますように。

患者側から見た、そもそも西洋医学と東洋医学の違いとは?

患者として複数の医師から説明を受けてきて、私が認識している違いをまとめます。

西洋医学(現代医学)の特徴は、対処療法だと思います。ガンが出来たら切除する、出血を伴う怪我をしたら止血する、痛みに痛み止めを服薬する、というイメージです。治療方法は平準化されています。例えば溶連菌には溶連菌の対処する薬が出るように、同じ病名の治療は、選択肢の幅はあれど、原則として沖縄から北海道まで同じく受けられるようです。

西洋医学におけるアトピー対処については、かくことで肌をかき壊すから余計にかゆいので、そもそもかき壊さないように、事前にステロイドを塗ります。アレルギー反応を起こさなければいいので、抗ヒスタミン剤でアレルギー反応を抑えるという認識です。

東洋医学の特徴は、体質改善だと思います。体の自然治癒力を引き出すことで、健康維持や病気の改善を目指します。生理痛に痛み止め、ではなくて、冷えを解消したり、血行不良になる食生活を改めたり、ストレスを軽減するように意識したり、という様々なアプローチで、根本的に体全体に働きかけるイメージです。治療方法は個別化されます。患者の体質に合わせて、様々な治療法や生活方法が提案されます。

アトピーについては、本来は無害な食べ物であるアレルゲンに、身体がアレルギー反応しないような体質にする。もしくは身体にとって有害な食べ物を排出できるようにする、という認識です。

長男のアトピーが始まった当初の私は、ステロイドで外側の見た目が綺麗な肌で、内側の体質改善まで考えが及ばなかったのです。

それがだんだんとステロイドでも抑えられなくなって、内側へのアプローチに気持ちが向いて行きました。

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西洋医学・東洋医学 病院10箇所お世話になって発見したこと

一番驚いたのは、「医師」と一言でいっても、医師それぞれに様々なご経験や主義信条、治療方針があり、こちらの医師ではNGなことが、こちらの医師では推奨されているとう事実です。そして、どの医師も誠実に患者の治療に当たっている、ということでした。

同じ医師と呼ばれる人でも、ステロイドを活用する医師もいれば、保湿剤も一切使わせない医師もいました。

ある医師からはステロイドを使わないことで批判され、ある医師からは保湿剤すら使わないように説得されました。そして、どちらの医師のところにも、「この方法で完治しました!」という患者がたくさんいらっしゃるのです。

私はいよいよわからなくなりました。

長男の肌の状態を看ながら、両方の医師のお世話になりました。

我が家には他に2人子どもがいることもあり、実際に長い時間をかけて、通院させ続けられるのか?も病院選びに重要なポイントになりました。親と長男が通院する間、もう一人の親は0歳、2歳のワンオペです。これも大変なことでした。

病院10箇所、自然療法を試した結果、我が家が見つけた最適解

自然療法も様々に試しました。しかし、どれも結果が出るまでやり続けることができずに終わりました。

最終的に、家の近くに自由診療で生薬を作る漢方医がいらっしゃると聞き、お世話になりました。

山田医院

漢方薬の生薬を朝晩かかさず服薬し、イトオ・テルミーを毎晩かけて、日々の食生活を意識して、というスタイルに落ち着いて、約3年かけて改善しました。

特に毎週私の産後ケアに通わせていただいた、イトオ・テルミー療術師で、鍼灸師の杉山彰子先生には、様々なアドバイスをいただきました。先生の伴走のおかげで、長男のアトピーは改善されたと思っています。

ありがとうございます。

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アトピーケアに病院10箇所通って東洋医学と西洋医学のいいとこ取りした結果

アトピーを治すのは、医師ではない。ということでした。アトピーを治すのは、その人の自然治癒力。それをいかに応援するか。それが医療なんだ。と思いました。そのためには、医師の言うことを鵜呑みにするのではなく、本当にその人にとってこの治療は最適なのか?今これは有効に働いているのか?根本的な改善と、早急な対処と両面からアプローチできているのか?を常に考えて行動することが大切だと思いました。

東洋医学と西洋医学は患者で統合される

東洋医学と西洋医学は、患者側から見るとすごい分断があります。体質改善と対処療法、両方のいいとこ取りが、最も効果が高いのでは?と私は思います。

長男のアトピーも入院一歩手前まで荒れたときに、ステロイドを2か月集中して使ったら劇的に改善し、それ以降ステロイドは一切使わなくなりました。

それまでコツコツ体質改善してきて、一回の対処療法でも、効果を発揮できたんだと思います。

本当は西洋医学も東洋医学もそれぞれ得意分野が違うだけで、お互いを否定するものではないのだと思うのです。自分にとって今何が必要か?その視点から、西洋医学も東洋医学も、両方とも、フラットに選べるのです。

自分の健康を自分で作る。そのために出来ること

まず、自分のことを自分で知ること。情報をフラットに得ること。自分にとっての最適解を見つけることが、食生活から健康になる道だと思います。

自分自身に向き合って食生活を変えて行きたい方は、東洋美の食生活改善個別セッションにぜひお越しください。

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