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日本酒の素晴らしさを決める大会

こんにちは!!
JapaneseSAKEリーマンの児玉です♪

昨今さまざまな大会や表彰会があります。
例えば新人漫画賞や国際的マンガコンテストなどなど
(漫画だらけやないかい!!)
そんな中で日本酒もその年にできた日本酒の味の良さや味の深さを知る鑑評会というものがあります〜
今日はその鑑評会について書いていきたいと思います(*≧∀≦*)

鑑評会

新酒を全国的に調査研究することにより、製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、もって清酒の品質向上に資することを目的に、全国新酒鑑評会を行っています。

審査方法

全国新酒鑑評会の審査は予審・決審の2回に分けて行われます。まず4月中に予審が行われ、約900点の出品酒が、3日間の審査で半分ほどに。これが「入賞」。続いて5月中に決審が行われ、入賞酒の4割程度が「金賞」を獲得します。
それぞれの審査には「酒類総合研究所」や「国税局鑑定官」はじめ、全国の清酒研究所職員・蔵元・製造部長・杜氏などが参加します。例年、審査員は予審45名、決審25名前後で行われるそう。審査方法は減点法。さまざまな項目において、1点を最良とし、欠点があれば順に減点されていきます。予審の場合は5点、決審は3点がもっとも悪い評価。つまり予審の場合、1点はたいへん素晴らしい!2点は無難、3点は凡、4点は賞外、5点は全然ダメといったところでしょうか。

金賞に選ばれたら美味しいということではない!?

全国新酒鑑評会はあくまでも"工業製品としての日本酒の醸造技術"を競う場なのです。
食品工業製品である以上「ちょっとカビくさいけどイケるよ」というのは評価することができませんから。規格にどれだけ沿えるかの審査なんですね。

しかしまた複雑なのが、金賞の中で最高評点を獲った酒は、必ずしも、誰がどこで飲んでも美味いものとは限らないことです。審査には、料理との相性や飲みやすさなどが考慮されていません。そのため、"金賞を獲った酒蔵は製造技術が高い"と考えるのが良いでしょう。

出品酒を飲めるイベント

全国新酒鑑評会の出品酒を試飲してみたいという方は、毎年開催されているイベント「日本酒フェア」に行ってみるのも良いでしょう。20歳以上であれば、入場料を払うと約400点の鑑評会入賞酒・金賞酒を試飲できます。
普段飲んでる日本酒との違いや、なぜこの酒が金賞を獲ったのかを、ぜひ考えてみてほしいです。そしてちょっぴり、頑張った蔵人に思いを受け取れるイベントになっています。

まとめ

全国新酒鑑評会は、ただ「受賞酒」を決めるだけのものではありません。そこから見えてくるのは、この酒蔵は何を頑張っているのかということ。「純米でアル添大吟醸に挑む」「地元産米で挑戦する」など、出品酒から蔵のこだわりを少しでも感じることができます。
そんなチャレンジを応援するのもありなのではないでしょうか??


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