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【ビールづくり】#レシピ 「イタリアンピルスナー」

ヨーロッパのホップを最大限に活かしたスタイルで、近年よく見かけるようになったスタイルです。ベアレンビールさんからも季節限定で販売されているので、ぜひ試してみてください。

https://baeren.jp/html/page31.html

【概要】
仕込みサイズ:100リットル
仕込み回収効率: 82%
初期糖度:11.8%
最終糖度:2.0%
発酵度:83%
アルコール分:5.1%
IBU:18
EBC:5

【麦芽・グレーンレシピ】
ピルスナー 95% 18kg
カラピルス 5% 1kg
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合計 19 kg

【ホップ・副原料スケジュール】60分煮沸 105L→100L
60分 トラディション(aa5.9%) 150g
00分 ハースブルッカー(aa3.3%) 150g
00分 ザーツ(aa3.5%) 150g
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ドライホップ
発酵3日目 ハースブルッカー(aa3.3%) 30g
発酵3日目 ザーツ(aa3.5%) 30g
発酵終盤 ハースブルッカー(aa3.3%) 70g
発酵終盤 ザーツ(aa3.5%) 70g

【水質】
Ca:50ppm
Mg:5ppm
Na:1ppm
SO4:60ppm
Cl:50ppm

【酵母】ラガー酵母
M-76 Barvarian Lager Yeast 50g (Mangrove Jack's)、
W-34/70(Fermentis)50g、WLP830 German Lager Yeast
いずれか

【仕込工程】
麦芽の3倍のお湯で64℃、75分の糖化。ホップはスケジュール通り。煮沸終了後12℃まで冷却し、酵母を投入。15℃で3-7日間発酵。ドライホップ終了後ダイアセチルがなくなり、香味が落ち着いたら2℃で14-28日間熟成。飲み頃になったら容器に詰める。

【つくりのコツ】
麦芽レシピは非常にシンプルですが、ボディ感が出るようにカラピルスを気持ち多めにしてあります。糖化時のpHは5.2くらいにギリギリまで低くして、タンニン溶出に気をつけます。

ホップはスパイシーなハースブルッカーとノーブルなザーツのブレンド。発酵序盤でドライホップすることで香りに厚みが出ます。酸化させないように炭酸ガスを注入しながら投入してください。

酵母はラガーとしては高めの15℃で発酵させています。ホップの香りが強調するためです。とにかくオフフレーバーが出ないように発酵は注意して観察していきましょう。

麦芽と酵母は固定して、さまざまなホップで試してみると面白いスタイルです。シングルホップでも試してみます。

【お願い】
・ビール作りの日本語情報を増やすための取り組みをしています。改善点があれば教えてください。
・内容には気をつけておりますが、実際に工場で試される場合は法律の部分も含め十分注意してください。
・残念ながら日本国内では許可のない施設での酒類の製造は法律で禁止されております。記事は仕事でビールを作っている方向けとなっております

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