見出し画像

【ビールづくり】#レシピ 「アンバーラガー」

ブルックリンラガーで有名なスタイルで、個人的にも大好きなスタイルです。程よく効いたホップがクセになります。

【概要】
仕込みサイズ:100リットル
仕込み回収効率:82%
初期糖度:13.0%
最終糖度:3.0%
発酵度:77%
アルコール分:5.2%
IBU:23
EBC:20

【麦芽・グレーンレシピ】
ピルスナー 88% 18.5kg
ミュニック 7% 1.5kg
クリスタルモルトEBC150 5% 1kg
---
合計20 kg

【ホップ・副原料スケジュール】60分煮沸 105L→100L
60分 ミッテルフリュー(aa3.2%) 80g
60分 カスケード(aa6.2%) 80g
00分 ミッテルフリュー(aa3.2%) 80g
00分 カスケード(aa6.2%) 80g

ーーー
発酵終盤DH
72h ミッテルフリュー(aa3.2%) 100g
72h カスケード(aa6.2%) 100g

【水質】
Ca:80ppm
Mg:5ppm
Na:10ppm
SO4:150ppm
Cl:80ppm

【酵母】
W-34/70 (ラガー) 50g or WLP833 German Bock Lager

【仕込工程】
麦芽の3倍のお湯で67℃、50分の糖化。ホップはスケジュール通り。煮沸終了後12℃まで冷却し、酵母を投入。15℃で5-7日間発酵。発酵終盤で17℃まで昇温。ダイアセチルを感じなくなったら徐々に温度を下げて、2℃で14-28日間熟成。飲み頃になったら容器に詰める。

【つくりのコツ】
グレーンレシピはある程度濃色になりつつも、飲み良くなるように意識しました。

ホップはノーブル系と柑橘系を組み合わせ、バランス重視。ちょっと樹脂っぽさがあっても美味しくなると思うので、オイルの多いホップを入れてもさらによくなるかもしれません。

酵母はラガー酵母でやや高めの温度で発酵させ、ラガーながらもフルーティさを出す。発酵終盤の17℃帯でのレストが最終的な香味のポイントになります。

キレすぎるよりも、甘さが残っていた方が麦芽や全体のボリューム感があって好みです。

【お願い】
・ビール作りの日本語情報を増やすための取り組みをしています。改善点があれば教えてください。
・内容には気をつけておりますが、実際に工場で試される場合は法律の部分も含め十分注意してください。
・残念ながら日本国内では許可のない施設での酒類の製造は法律で禁止されております。記事は仕事でビールを作っている方向けとなっております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?