9月29日水曜日　番外編　　　　　　　　　　　　　投資詐欺に引っ掛かりそうになった話

その人との出会い

たしかあれは大学2年生の冬。
アメフト部に所属していた自分は、冬のオフシーズンの間に短期バイトを入れて、めっちゃ稼ごうとしていた。
ライブ設営とかイベントスタッフの派遣系、お手伝いネットワークスっていう飲食の1日スタッフ。

ライブ設営とかイベント系は、そんなにあるわけではないから、こっちの派遣がない時は、飲食の1日スタッフを都内中心にやっていた。

そこで、六本木にある飲食店がランチタイムのスタッフを募集していたので、応募して通って1日スタッフをやることに。

自分以外にも1人、お手伝いネットワークスを通して来てる人がいて、その人は、1日スタッフなんだけど、何回も来てるから手際も分っているので、準備から、接客、その他もろもろ教えてもらった。

4、5個上ぐらいの人で、ランチタイムの開店前の空き時間とかに話していい人だなと思いながら、気が合ったのでLINEを交換して後日飲みに行くことに。

そう、それが、俺を投資詐欺に陥れようとした人。

1回目の飲み

飲食の1日スタッフを終えてから、LINEで連絡を取りながら、飲みの予定を決めて、数週間後ぐらいに飲みに行くことに。場所はあっちが指定してきた新宿歌舞伎町。
その時は疑ってなかったし、新宿歌舞伎町もたしかに怖いイメージあるけど、まあ新宿ならいっかってなって当日、歌舞伎町のドンキ前で待ち合わせをして、チェーン居酒屋に入って2時間ぐらい店にいた。

お金もあっちが出してくれたし、話はまあ面白かったしいい人だなって思ったけど、
飲みの最中に何回か言っていたのが、「会わせたい人がいる、俺の師匠みたいな感じの人なんだけど、絶対こーだい君と合うよ」って。

ちょっとそこら辺から怪しいと思ったけど、一回目の飲みは特に何もなく終わった。

飲み終わった後、LINEで連絡しながら、次も飲みに行くことに。

友達に相談

部活の同期に一連の話をしたら、絶対に危ないやつだよって言われた。
俺（部活の同期）の友達にも引っかかったやついるから気を付けて笑

そんな忠告を受けながら、2回目の飲みへ。

2回目の飲みまでのLINEでも、師匠マジですげーからって何回か言ってた。

2回目で喫茶店ルノアール

1回目は新宿だったのに、2回目は駅で言うと、新宿3丁目。
都内に住んでないから、新宿で飲むのと、新宿3丁目で飲むの何が違うのとか思いながら改札を降りて待ち合わせ場所へ。

待ち合わせの場所には師匠はいなくて、あとからくるらしい。

1回目の飲みの時は、どこ行くか～って探しながらだったけど、2回目の今回は、行くとこ決まってるよ～って言われて、新宿3丁目のおすすめの飲み屋でもあるのかなと思ったら、なぜか喫茶店ルノアールへ。

その人の師匠が喫煙者っぽいらしくて、喫煙席の一番奥に座った。

平日の18時ちょい過ぎだったから、スーツ姿の人で、喫煙席はほぼ埋まっていた。

俺と派遣で知り合った人で席について、たわいない話をして少ししたら

「投資に興味ある？」

疑いが確信に変わった瞬間。

そこから、投資のことをべらべら喋られ、その人の師匠が来てさらに投資のことを上手い具合に話してきた。

渡してきた資料に書いてある会社をトイレに行って調べたら、存在しない会社だし、最終的に56万するUSBを買えば1ヶ月後に回収できるとかありえないことを言い出して、断った。

断ったら、契約に関係ないから、書類に名前を書いてくれと言われて、適当な嘘で親が離婚するかもだから名前が変わるかもって言ってその場をしのいでルノアールは師匠が金を出して終わった。

師匠はまじで、色白で細身でまじでThe 詐欺師って感じだったわ。

師匠と別れた後、帰れるかと思ったら、外でまた仲間連れてきてべらべら話されて、どんだけ新宿に仲間いるんやと思ったわ。

それも適当に話を流してそこでさすがに帰れた。

気付いたこと

まじで、お金の勉強をすればするほど、投資詐欺はありえないということに気付かせてくれる。

あの時は無知すぎた。

本当に投資詐欺は気を付けよう。

知らない人から投資の話を持ち出されたら、まじで疑いましょう。

そこに師匠とか会わせたい人がいるっていたらまじで危ない。

Image by vicky gharat from Pixabay