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知能の代償

今、ホモサピエンス全史という書物を読んでいる。この本は少し前に世界的にベストセラーになった本で、ホモサピエンスの歴史を俯瞰的にみることで現代社会を読み解くと言うもの。何かで紹介されていて、人類の成り立ちを知る良いきっかけだと思い購入した。

車にに乗ったり、本を読んだり、狩りをしたり。知性が生物の中で1番高く、食物連鎖で頂点に位置する人類であるが、私たちは知性の発達、つまり脳の発達を引き換えにあらゆるものを代償として支払っている。

例えば生後の発達。人間は生まれてからの成長スピードが他よりも格段に遅い。というのも、子馬は生まれてから1時間後には立ち上がり、10日後には自力で立ち上がる。他の生物も大抵は生まれてからすぐに自立する。人間ほど人の他者の力を借りて育つ生物は他にいないだろう。
これは脳の大きさが大きく関係している。
人類は四足歩行から二足歩行に進化する過程で、脳の大きさも大きくなっている。全長10センチ強だったものが今では25センチほどだ。加えて女性は四足から二足に進化する過程でお腹周りが細くなっていった。これらの要因によって出産が前よりも難しくなり、赤ちゃんは頭がまだ比較的小さい段階で生まれてくることとなる。これが人類が生後の成長が遅い原因である。

まあこうして文を書いたり本を読めたりするのは先祖からの進化があったからこそ。二足歩行にならなかったらゴルフなんて一生できなかっただろう笑笑
これに関しては人類の成長に感謝だ。

PS 今日から熱海旅行、明日は飯田商店を喰らってくる。

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