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7/12 学び

西和彦さんとMSX

今日、学校の講義の中でアスキー社長の西和彦さんの動画を見る機会があった。もともとこの方の存在すら存じ上げなかったが、経歴を見ると非常にすごい人物。元々、富士通や日本の他の会社が作ったパソコンにMicrosoft (MS) のOS(おそらくMS-DOS)を入れる役割を担っており、MS内ではVice Presidentほどの地位に上り詰めた方。その後、情報系雑誌の出版会社アスキーを創設し、現在はレトロコンピューティングの分野で活躍している。

彼がアピールしているものの一つがMSXという、一つのソフトウェアをさまざまなハードウェアで使うことができる規格。MSX自体は1980年代に登場したものだが、彼はそこにモダンな技術、クラウドやAIを組み合わせることを今は提案している。レトロコンピューティング自体は、現在の旬のビジネス、例えばAIなどに直結するものではないため「廃れた技術」と見られやすい分野だが、複数のOSで同じソフトウェアを使い回せるクロスプラットフォーム技術は、このMSXを土台にしていることを知った。

彼がこの技術を今でも愛しているのは、自分の作品だからこその愛着。やはり技術者はこのくらいの熱量を持って何年も研究を続けるのだろう。そしてその技術と世の中のニーズがマッチした瞬間、とてつもないプロダクトやサービスが誕生するということだ。

キャッシュ問題の解決法

ウェブサイトを構築して運用していると、デザインをCSSなどで編集したのにキャッシュのせいでうまく反映されないことがある。この時の良い解決法を教えてもらったのだが、それはCSSファイルを指定する際にファイル名の末尾に ?date=0000 といった値を付け加える方法。これはクエリストリングと呼ばれ、この値が変わるたびにブラウザはキャッシュを一度削除し、強制的にリロードすることができる。

動的配列のメリットとデメリット

アルゴリズムを学んでいると、Pythonなどの動的言語は配列の扱いが非常に便利だと感じる。しかし、デメリットも忘れてはならない。そもそも動的配列とは、実際の要素数が収容サイズに達したときに、収容サイズを1.5倍や2倍などに拡張した新しい配列を作り、そこに元の配列をコピーして要素の追加スペースを作るもの。しかし、これは空間計算量の無駄遣いにつながる可能性がある。具体的には、サイズ1000の配列が要素でいっぱいになったとき、新しい配列のサイズは1500(または2000)となり、要素を一つだけ追加するならば、空き容量は1500-1001=499(または2000-1001=999)となること。この空間が無駄になってしまう。
動的言語を使う際には、空間計算量を意識することが重要。

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