見出し画像

TRPGガイダンス:よいロールプレイ(1)

 キャラクターになりきり(注1)、その行動を演技するロールプレイ(注2)は、TRPGの本質である。ロールプレイとは何であるか、それはどのような形で行なうことがTRPGにおいてどのように有用であるかについて、解説を行なう。

 ロールプレイを伴わないTRPGは存在しない。なぜなら、あなたがGMの状況描写に対して、「ファイアボールの呪文を唱える」「逃げる」「2スクエア移動する」と応えることが、すなわちロールプレイだからである。無言で何も答えないのも、またひとつのロールプレイであろう。

 あなたは常にロールプレイをしているし、それがどのように面白くなるかを問うことが、TRPGの物語性(ナラティビリティ)の本質であろう。

■面白いロールプレイ

 ロールプレイの面白さ、という概念は非常に難しいものであり、また同時にきわめて単純なものである。

 突き詰めれば、

 「参加者全員が面白ければ何をしてもいい」

 なんでもよい。
 突然プレイヤーが水芸を披露しようが、全員にピザをおごろうが、個人的に雇った声優さんのセリフを再生しようが、着ぐるみを着て小芝居を演じようが、まったく構わない。何をしてもいい。

 だから、これから筆者が解説する内容が、あなたとあなたの仲間たちが楽しんでいるプレイスタイルとまったく逆だったとしても、それでいいのだ。

 ここで大事なのは全員である。

 誰かひとりでもそのロールプレイに苦虫をかみつぶし、「今日はこんなセッション参加するんじゃなかったなあ」と思っていれば、他の人間が大爆笑していても、それは面白いロールプレイではないのである。

 まあ、とはいえ、やってみなければ他人の反応などはわかるものではない。

 そこで本稿では、「なるべく多くの人間が喜んでくれるロールプレイ」「面白いロールプレイ」と定義する。

 もしかしたら、あなたにとっては「こんなのまるで面白いロールプレイではないなあ」と思うかもしれない。その場合は、まあこういう他人もいるのだ、という理解の助けにするとよいだろう。それはそれで、意味のある行為(注3)のはずである。

■演技とは

 演技とは何か。

 これについて語ることは極めて難しい。

 TRPGにおいてより狭義のロールプレイとして「演技」、という語が用いられる場合、次のような意味合いを持つことが多い、と言えるだろう。

・キャラクターの役柄や人格、過去を踏まえて自然な行動を表現すること
・即興でゲームマスターや他のプレイヤーが提示した物語に対し、感動的なセリフを紡ぎ出すこと
・他人の声音やしぐさを物真似し、それらしく振る舞うこと

 この三要素は複雑に絡み合っており、演劇理論によって解釈も多様である。より細分化することも可能だし、本質的には同じものだともいえる。

 いずれにせよ、この三要素はロールプレイのすべてではないが、こうした“芝居”の介在しないロールプレイもまた存在し得ない。単なるコマとしてキャラクターを動かしている場合でも、その動かす動作そのものは、芝居であるからだ。

 が、それは措く。
 優れた演技は、面白いロールプレイの根幹のひとつであるからだ。

●上手な演技


 では、上手な演技(注4)とは何であるだろうか。

 それはあなたの伝えたいことがきちんと伝わる演技である。

 たとえばあなたのキャラクターが、今目の前で行なわれた非道に怒り、腰に下げた剣を抜こうとしている、とする。

 もちろん、世の中にはその時に、イチゴパンツを顔に被って、どじょうすくいを踊りながら抜刀する、という演技もあるかもしれない。

 だが、そこで拳を握りしめ、「……ケリをつける」と言い、腰の刀を抜く、とするほうが少なくとも一般的にはよい演技である、と思われやすいだろう。

 なぜか。

 芝居の意図が理解しやすいからである。

 肚の内、と言ってもよい。

 前者の演技でも怒りを表現することはできる。決して不可能ではない。ただ、後者よりもわかりにくく、難易度が高い演技になる。

 あなたがどう感じているのか、あなたが自分のキャラクターをどう感じて欲しいのか。

 それが伝わることが、上手な演技であるといえるだろう。

●伝わりやすいしゃべり方

 では、具体的にどのような演技が上手とされるのか。

 これはまず、しゃべり方が上手い、というところから始まることになるだろう。

 なんとなれば、TRPGは会話によって進行するゲームだからである。したがって、口頭の演技が上手いことは、TRPGにおける演技のうまさに直結している、と言っても過言ではないはずだ。

 まず、あなたが意識しなければならないのは滑舌と発声である。 

 あなたがどのように素晴らしいことを言おうとしていても、あなたの声が相手に届かなければ意味はない。

 あなたがすべきことは、声優の演技を真似ることでも、裏声で異性の声を出すよう頑張ってみることでもない。

 まず、聞き取りやすい声で、丁寧に話す(注5)ことである。

 すべてはそこからだ。

●“セリフ”と“演技”

 しばしば勘違いされるが、このふたつは同じものではない。

プレイヤーA:「ええい! もう我慢ならぬ! オーク鬼の砦に騎士団が打って出られぬというのなら、我ら冒険者だけでも切り込むまでのことだ」
プレイヤーB:プレイヤーAの言葉をじっと聞き、タバコに火を付けて、吸い終わってからゆっくりと立ちあがります。
プレイヤーA:「おう! そうでなくてはな!」と叫んで、プレイヤーBの肩を叩き、刀をぬいて立ちあがるよ。

 この会話の流れを見れば、御理解頂けるだろう。

 Aは最初、セリフだけで演技を行なっている。次にBは、行動宣言だけで演技を行なっている。そして最後に、Aは行動宣言とセリフによって演技を行なっている。

 実際には、これにさらに身振り手振りが加わることによって、TRPGにおける演技が構成されるのである。

 演技を上達させるコツは、まずセリフ以外の演技を上達させることである。というのは、多くの人は「格好いいセリフを考える」「セリフを口にする」ことが目的化してしまい、実際にその演技を支えているものを見落とすからである。

 これはなぜか。

 私たち(注6)は、演技をするときに、何らかのモデルをもってこれを演じている。

 もっとも理解しやすいのは、映画やドラマ、アニメの中のキャラクターである。彼らそのままではないにせよ、彼らのように、自分の脳内にあるキャラクターを外部に出力しようと演技を行なうのである。

 その結果、すでに脳内にあるキャラクターが喋っているかのように、セリフを口にすることで事足れり、と考えがちなのだ。

 ところが、演技を行なっているあなたは、(ほとんどの場合)役者でもアニメのキャラクターでもない。つまり、あなたの脳内で構築されているビジュアルの情報が伝達されないのである。

 もちろん、キャラクターのイラストなどを用意することである程度はケアできるし、プレイヤーとさほど外見情報が変わらないキャラクターを演じるというのもひとつの正解ではある。

 だがそれがすべてではない。

 まずはその理解から始めねばならない。あなたが考えているキャラクターを伝えるために、何が必要なのか、それが問われねばならないのだ。

画像1

●演じるコツ

 あなたは身振りや表情を最大限に生かして演技を行なうべきである。

 楽しい演技は楽しい顔で、怒りの演技は怒っている表情で。動きや動作を加えて演じることで、キャラクターの気持ちに近づくことができるし、表現できる。

 そして、はっきりと前を向いて、大きな声で(しかし大きすぎない声で)、セリフや行動宣言を口にするのだ。繰り返すが、上手なモノマネである必要はない。明瞭なセリフで、気持ちを込めて、聞き取りやすくすることである。


 この時、聞き取りやすさが主で、感情が従である。他人に聞こえなければ意味はない。もちろん、感動してプレイヤーが泣き出すようなプレイはある。それは仕方がない。ただ、そういうことでなければ、まずは落ち着いて話すことだ。

 また同様に、感情を込めすぎて、威圧的になったり、怒声に聞こえてしまう(注7)のも避けたい。TRPGにおける演技の中で、ネガティブな感情、怒りや憎悪、恐怖が乗ってしまうこともある。だが、それをGMや他のプレイヤーに対して過度に叩き付けるべきではない。

 あなたは演技者であると同時に、脚本家であり、演出家でもある。あなたの演技がどう受け取られるかを常に考えるようにしよう。あなたが魔王の軍勢に怒っているからと言って、実際に机を叩き、怒声を張り上げ、指を突きつけてGMを論難する必要はどこにもないのだ。

▼セリフの文字数

 人間が聞き取って覚えておける情報量には限界がある。また、一呼吸でトチらずに言い切れるセリフの量にも限度がある。

 一般に、アニメーションや映画では、ひとつのセリフは、20~40文字が適切で、60文字が限度だと言われている。それより長いセリフは特殊なもので(たとえば押井守監督の映画に出てくるような)、聞かせるためのセリフ、ということになる。

 もちろん、いちいちアドリブで喋る時に文字数を計算して話すことは難しい。だが、この文字数を頭に入れておくと、テンポのよい台詞回しにすることができる。

●キャラクター“らしさ”

 さて、我々がロールプレイに対して、それらしさを感じる時とはなんであろうか。

 それは、演技されている人格(キャラクター)があたかも実在しているかのように、現実の人間のように感じられる時である。

 これはまず、キャラクターの内面をあなたの中に構築することで出来上がる。

 たとえば、あるシーンでうまいうまい、と桜餅を食べていたキャラクターが、別のシーンで「オレは和菓子が苦手だ」と言い出すとしたら、そこに何らかの理由がない限り(もちろんそれはドラマになるだろう)、一貫性がないロールプレイ、と受け取られてしまうのである。

 したがって、まずキャラクターには一貫性を持たせるべきなのだ。とはいえ、すべてのことを箇条書きにするわけにもいかない。

 そこで、次のようなコツを心がけることによって、あなたのキャラクターはいきいきとした、あなたの単なる代弁者ではない別の存在になることができる。

▼人称を揃える

 現実には、我々は様々な人称を使い分けている。たとえば、家では「僕」である人が、仕事場では「私」であるかもしれない。

 だが、フィクションの場においては、人称を統一しておくことで、キャラクターに統一感を与えることができる。

 たとえば、このような具合である。

キャラクターA
一人称:

二人称:あなた
名前呼び:「●●さん」、相手が軍人の場合は「●●+階級」

キャラクターB
一人称:
オレ様
二人称:おまえ、そこの
名前呼び:呼び捨て

 キャラクターAはいかにも丁寧な感じであり、キャラクターBは粗野で奔放な感じを受けたのではないだろうか。

 こうした人称を統一するだけで、あなたのキャラクターはぐっと安定するはずだ。

 より高度なテクニックとしては、人称や呼びかけの変化を、人間関係や内面の変化の表現として用いる、というものがある。

 たとえば、普段は自分を冷静に「小官」と言っているメガ・コーポレーションの実験体の少女が、かわいがっている犬を相手にしているときだけ「あたし」と言うのはどうだろうか。

 あるいは、これまでぶっきらぼうに他のPCのことを「PC名+階級」と呼んでいたキャラクターが、PCに命を救われてからは「PC①」と呼び捨てにするようになるのはどうだろうか。

 いずれも人称の変化が内面の変化をあらわしているのである。これをうまく用いることで、あなたのドラマはより表現力豊かになるだろう。

画像2

▼クセを設定する

 なくて七癖、という言葉がある。

 あなたにも私にも、かならず特徴的な行動、というものがあるはずだ。

 そうした行動を設定し、ことあるごとに演技に組み入れることで、あなたのキャラクターのロールプレイはぐんと活性化するはずだ。

 具体的には、このようなものである。

・コーヒーに砂糖を四個入れる
・セガのハードしか買わない
・何かあるとキャンディーをくわえ、理由を聞かれるとイライラして「禁煙中だ」と言う
・特徴的な語尾(~だニャ、だワン)
・寝る時にも電気を消さない
・枕の下に銃がないと眠れない
・何かあるとメモを取る


 こうした行動を折りに触れて挟むことで、キャラクターに一貫性が出る。

 もちろん、なにかするたびに砂糖を四個入れたコーヒーを何がなんでも飲め、という話ではない。オープニングで一回、ミドルで一回、エンディングで一回、くらいにしておくと、キャラが立てやすくなる。

 楽なのは食べ物まわりと口癖だ。これは言うまでもないが、誰にとっても共感しやすいからである。

▼ライフパスを活用する

 人間の人格は過去によって規定されている。過去に何があったか、どのような経験をしたかが、現在の人格を作っているのである。

 たとえば小説版『マクロスF』の早乙女アルトがあらゆる物事を歌舞伎に引き込んで考えるのは、彼が幼少期から梨園にいたことに起因する。

 「なぜこんなヤツなんだろう」「それはこういう過去があったからだ」というひもときは、キャラクターに共感させるためのセオリーといえるだろう。

 であるから、あなたはライフパスをROCした時に、あるいはハンドアウトを受け取った時に、この経験や出会いはPCに何を与えたのだろうか、という問いかけを行なうべきである。

 これは人格の裏打ち、という点でもそうであるし、話すネタに詰まったときに持ち出すアイデアとしても優れている。

 偉大なGMたちは言っている――ネタに詰まったら、焚き火を囲んで昔話をしろ、と。お互いの過去を語り合い、何をしたいか述べ合うだけで、絆が深まったことを表現できるし、お互いのキャラクター性を理解し合える。

 重要なのは、聞きっぱなし、言いっ放しにならないことだ。お互いの設定を語り合うことが、設定語りを楽しくやるコツである。

●奇をてらわない

 キャラクターの設定にせよ、演技の方向性にせよ、とかく奇妙きてれつなことをやりたくなるのがゲーマーというものだ。

 これにはふたつの理由がある。

 ひとつは、奇妙なことを考えつくほうが簡単だからである。あなたも、厳粛な朝礼の最中に、校長先生の頭の上でくす玉が爆発したら面白かろう、と思ったことはあるはずだ(ある、と言って欲しい)。

 なぜこういうことを考えるかというと、人は緊張した真面目な状態(まあ、冒険はたいていそうだ)で、愉快なことが起きたら緊張がほぐれるはずだ、と考えるからである。

 次に、そうした行動を取ると、“地味な”ロールプレイより注目が集まりやすいからである。注目されるのは大変に楽しいものであるから、ついつい愉快な行動を取りたくなってしまうものだ。

 もちろん、愉快なコメディやジョークは必要である。黒澤明の『用心棒』や、手塚治虫の『火の鳥』にだって笑えるシーンはたくさんある。

 だが、それ自体が目的になると、ロールプレイのコントロールは困難になりやすい。

 本当にそのキャラクターで、一日の間ロールプレイを続けられるか? ハンドアウトで与えられたドラマを疎外したりしないか? 校長先生のはげ頭を七色のテープで彩る前に、一度考えてみてもよいだろう。

●異性を演じる

 異性を演じることに対してはセンシティブな問題を抱えがちだ。

 もちろん、単に「異性を演じるのは気持ち悪い」「せっかく女性(男性)がいるのに異性を演じるのはもったいない」と言うのは、ハラスメントにすぎない

 TRPGはあなたとは違う他者が演じられることが魅力であり、その中には異性も当然含まれてしかるべきである。エルフやドワーフやケムール人を演じられるのに、異性が演じられないというのは奇妙なものだ。

 また、そもそも身体的な性とは異なる性自認を持っているプレイヤーもいるわけで、そうした人たちにとっては、「肉体的には異性でも精神的には同性」ということもありえる。アンドロギュノスや無性のキャラクターを演じたい、という要望もあろう。

 その上でコツとして、次の点を踏まえておくとよいだろう。


・性的ファンタジーを投影しすぎない
 異性を演じるにあたっては、自分の「理想の」異性、というビジョンを投影したくなってしまう。この時、それが脳内の性的なファンタジーのタレ流しにならないよう注意しよう。

 特に、異性が実際に同席している場合は。「ああこの人は男性/女性にこういうのを期待してるんだな」というのが、プレイヤーの願望としてダダ漏れになるのはよろしくない。


・偏見を披露しない
 逆もまたしかりである。「このキャラは男だから暴力的だ」「このキャラは女だから無責任だ」というような偏見を披露してロールプレイの理由にしてはならない。

 これはLGBTQをロールプレイする場合も同様であることは言うまでもない。「自分と違う性別/性自認だからこういう問題行動をしてもいいのだ、だって●●はそういう連中だから!」と言いたいのなら、あなたは遊びというものをはき違えている。


・過剰に声質を強調しない
 男女の生物学な(注8)声には、生理的な差異が存在する。ここの声の違いを強引に埋めようとすると、違和感が強調されて、それが不快感になることが多い。無理に声を作るより、落ち着いて静かにそのキャラクターの口調で話すほうが、受け入れられやすい。これは、仕草などについても同じである。

 その上で、生物学的な異性の声を演じるコツは確かに存在する。落語などを参考にするとよいだろう。基本は間の取り方とタイミングだ。修練あるのみである。

●次回予告

 次回はさらに突っ込んで、

・行動宣言
・メタプレイ
・他のPCとの掛け合い
・GMの行なうロールプレイ
・NPCに対するロールプレイ

 などについて触れる予定である。


注1:“なりきり”という語を、「私のキャラクターはこういう設定なのでそのシナリオには協力しない」という悪いプレイングの代名詞として用いる人もいるが、ここではあくまで没入する、程度の意味に用いている。

注2:Roleplay。しばしば誤解されるが、RoleをPlayする、という意味ではなく、Roleplayで「演技」という意味である。Roleは役柄、ほどの意味。Roleを「役割」と捕らえ、タンク、アタッカー、バッファー(蘭学でいう光翼騎士、聖戦士、星読み)のような戦闘単位としての機能のみを動かすウォーゲーム的な遊びなのだ、と主張する説が90年代に横行したが、筆者はその説を採用していないし、英語的にも正しくないことを指摘しておく。

 余力があればいずれ、TRPG以外のゲームにおけるロールプレイ、たとえばミニチュアゲームやMMOについても触れてみたい。

注3:「自分にとってまったく面白くないロールプレイ」を褒めそやすライターがいて、その原稿が商業媒体に一度は載ったことがあるのだ、ということは、「自分のテーブルの外にはこれを面白いと思っているやつがいるのだ」ということであるはずで、それを踏まえた上で「あなたが面白いと思うロールプレイ」と「筆者が面白いと思っているロールプレイ」のアウフヘーベンを見いだすことは可能だと思っているし、あなたならできると思っている。

注4:念のため述べておくと、これはアニメ脚本家としての見解ではなく、あくまで「趣味のTRPG」における演技論である。

注5:これについては、別項「うまいGM」で触れる予定である。

注6:読者の方の中には実際にお芝居をなさっておられる方もおられるだろう。そうした方から見れば、誰かの演技を型として取り込むのではなくロールモデルとして芝居をするようなことは噴飯ものであろうが、どうかご容赦願いたい。

注7:大声を出したり、感情的になることだけがよいロールプレイではない。TRPGは大声大会ではなく、声の大きさがキャラクターの熱血度を決めているわけではない。

注8:Sex。ただし、厳密に生物学的なSexが男/女と区分可能であるかどうかについては議論がある。ここではひとまず2021年現在の読者を想定して平易な書き方になっていることをお断りしておく。

■参考資料


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?