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process 1: 音が言葉になるとき

本づくりの第一歩として、まず process 1 では、音源データを文字データに変換します。

この工程では「テープリライト」の職人さんのお手を借ります。ちなみに、「テープ」という呼称に残っているように、その昔、カセットテープから文字起こしをしていた頃の、いろんな技能やセンスが今に引き継がれているようです。

木立の文庫が頼りにしている職人: 福浦さんは「AIにはぜったい負けない」有機的(オーガニック)な耳と知恵と技で、私たちの本づくりやサイト読み物を支えてくださっています!

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いかがでしょう?! ひとつ試しにここに載せてある【音声記録】の文字起こしにチャレンジしてみませんか?

※  noteのアプリから再生できない方は、お手数ですがこちらのURLからダウンロードにてご取得くださいますでしょうか。

ダウンロードはコチラ

※  たった1分30秒の音源ですが、これを一字一句再現するのは、なかなか骨が折れます。私のチャレンジには30分かかりました~。このレクチャー40分の全体を文字にする作業に、百なん時間かかるか... 気が遠くなります。

※ ちなみに昔は、カセットテープの「再生-巻き戻し」ボタンを脚で操作して/手で書き取って~という操作を! 延々と繰り返していたそうです。

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職人: 福浦さんによる正解は この下に... 

※ 福浦さん曰く... 「裁判記録とかだと、咳払いや『えっと』『あのー』もぜんぶ文字にしますけれど、今回は聞きながら必要な言葉だけを拾っています」とのことです。―― このあたりがAIにまさるオーガニック(有機的)な職人力でしょうか...!!







(チャレンジしてから... ご覧くださいね)



[略]…… それでは、漢字の「愛」の歴史を少したどってみましょう。「愛」の文字はあっても、上から下、男から女、あるいは、親から子への自己本位で自己中心的な愛が、日本語の「愛」というものに▲されていたものであると。非常に、「愛」って上下関係の強い言葉であるというのが、最後の▲先生のご意見です。
 さらに、「愛」は、もともと中国から輸入された漢語であって、仏教思想の影響を受けたことと関係して、「愛」は、性愛や本能的な愛情を指し、執着や凡欲として使用された。こういうことなんです。非常に意味が偏っていたというわけです。
 それで、キリシタンの宣教師たちは、キリスト教の宣教師たちは、この神聖な愛や神の愛を意味させるために、この生々しい「愛」を避けて、●「ごたいせつ」という言葉を用いたというわけなんです。なるほどなあ、そういうことかと。面白い歴史がここにあるんですね。
 それで、さらに、日本人には別の「愛」の形があるというのが、日本の精神分析からの意見として出たんです。これは●どいたけお先生という ……[略]



(いかがでしたでしょう?!)

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