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A・リード 『アルメニアン・ダンス』 パート1

のまにまにWind Ensemble
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『アルメニアン・ダンス』
(英: Armenian Dances)は、
アメリカの作曲家アルフレッド・リードが
作曲した吹奏楽曲である。

アルメニアの比較音楽学者である
コミタス・ヴァルダペット(英語版)の
収集したアルメニアの民謡を素材として作曲された。
5つのアルメニア民謡が続けて演奏される
単一楽章の《アルメニアン・ダンス パート1》と、
アルメニア民謡に基づく3つの楽章からなる
《アルメニアン・ダンス パート2》がある。
《パート1》と《パート2》を合わせて4楽章からなる
1つの組曲であるが、
楽譜はそれぞれ別の出版社から出版されており、
「出版上の都合から」とされる
その詳しい事情は公式には明らかにされていない。
※《パート1》《パート2》とも、
各曲の標題は異なる日本語訳が用いられるケースがある。

『アルメニアン・ダンス』 パート1
1972年の夏に完成された。
出版はサム・フォックス
Sam Fox Publishing Company) 。
演奏時間は約11分。

初演・献呈
1973年1月10日、
ハリー・ベギアン指揮、
イリノイ大学吹奏楽団。
この楽団の指導者であったベギアンに献呈された。

5曲のアルメニア民謡のメドレーのような形式で、
これ自体が1つの組曲のような構成になっている。

・Tzirani Tzar 「杏の木」
原曲は3つの旋律からなる曲で、
1904年にコミタスの手によって
合唱用に編曲・出版された。
作品の冒頭を飾る曲であり、金管楽器による
ファンファーレと木管楽器による走句によって始まる。
この堂々たるファンファーレは
原曲の歌いだしをそのまま用いており、
躍動的なメロディーと装飾的な
動機が表情豊かな歌を作りあげる。
最後にオーボエ、クラリネット、
ファゴット、テナーサックスで速い動きがあり、
やがてオーボエの旋律へと受け継がれていく。

・Gakavi Yerk 「ヤマウズラの歌」
原曲はコミタス自身が作曲したオリジナル曲で、
1908年に出版されている。
ヤマウズラが歩きまわる様子を表しており、
クラリネットやオーボエ、フルートで
かわいらしく演奏した後、
コルネットのソロとなる。
何回かクラリネットとオーボエのソロになった後、
金管楽器が加わり、最後のホルンのソロとなり静かに曲が閉じる。

・Hoy, Nazan Eem 「おーい、僕のナザン」
原曲は、ある若者がナザンという名の
恋人のために歌う様子を描いたもので、
1908年にコミタスが合唱用に編曲し、出版された。
原曲の拍子は8分の6拍子であったが、
作曲者のアイデアにより8分の5拍子に変更されている。
最初はパーカッションがリズムを刻み、
アルトサックスがソロを吹き、
オーボエのソロへとつながる。
その後クラリネットが旋律を吹き、
金管楽器が元気よく入る。
最後にはクラリネット、フルート、ファゴットが
追いかけるように吹き、
最後にホルン、トロンボーンが
静かに吹いて低音が一発静かに入る。

・Alagyaz 「アラギャズ山」
原曲はアルメニアにあるアラギャズ
(アラガツ)山を歌った雄大な民謡である。
前後の活発な音楽と好対照を成している。
トランペットやユーフォニアムが旋律を最初に演奏し、
後に木管楽器が旋律を引き継いで、
クラリネットがこの部分の曲を閉じる。

・Gna, Gna 「行け、行け」
4分の2拍子の楽しさに満ちた音楽である。
全員がドスを入れるように吹き、
クラリネットが速いパッセージを吹き、
アルトサックスとオーボエが陽気な旋律を吹く。
続いて、クラリネットが陽気な旋律を吹く。
中間部では1stクラリネットやフルートが難しいリズムを吹き、
全員で陽気な音楽を作り出す。
この部分の冒頭で吹いた旋律をアルトサックスに
代わってコルネットが吹き、
最後には木管楽器やホルンのグリッサンドと
金管楽器と低音楽器の8分音符で曲が終わる。
Wikipediaより

”ARMENIAN DANCES PART I"
Alfred Reed
(jasrac) 0A0-7789-9

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