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R・ジェイガー  『第3組曲』より 第3楽章

のまにまに Wind Ensemble
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第3組曲/ロバート・ジェイガー
I.マーチ  March 2:29     
II.ワルツ  Waltz 3:02
III.ロンド  Rondo 2:39

作曲者:ロバート・ジェイガー(Robert Jager) 
演奏時間:8分10秒(約)
グレード:3.5
編成:吹奏楽


ロバート・ジェイガー(1939-)は
アメリカ海軍音楽学校の編曲者になったことをきっかけに
吹奏楽作品の作曲を始めました。
全米吹奏楽指導者協会(ABA)が
優れた吹奏楽作品に送る
オストウォルド賞を3回受賞していますし、
アメリカの空軍バンドや海軍バンドから作品を
委嘱されるなど高い評価を得ています。

日本でも1977年の
全日本吹奏楽コンクールの課題曲として
《ジュビラーテ》を委嘱されたり、
《シンフォニア・ノビリッシマ》(BCL1)や
《吹奏楽のための交響曲》などが
コンクールで多く取り上げられていました。
これらの作品に見られるロマンティックで
抒情的な旋律が人気を得たのでしょう。

この《第3組曲》は1965年に書かれた作品で、
上に挙げた代表作に見られるような
ロマンティックな雰囲気ではなく、
ユニークな技巧とアイデアが盛り込まれています。

第3曲「ロンド」
ロンドは、ある同じ旋律が異なる旋律を挟みながら
繰り返される楽曲の形式です。
この曲はABACABAという形になっています。
まずはコルネットで主題「A」が演奏され、
それに音階的な主題「B」とピッコロが演奏する
ユーモラスな主題「C」が絡みながら曲が進行しますが、
最後の「B」の部分では「C」の旋律が重なって演奏されます。

ちなみに
ジェイガー自身は、この第3組曲(1965年)を
”tuneful”
(調子のよい、音楽的な、音楽的な音を出す)
と評している。
そうである・・・

以上、楽譜の解説やらからでございました!


2020年02月 作成

THIRD SUITE
(jasrac) 0T1-2495-9

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