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ネリベル 『交響的断章』

のまにまに Wind Ensemble
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”SYMPHONIC MOVEMENT"
NELHYBEL VACLAV
(jasrac) 0S1-7795-1

交響的断章
(Symphonic Movement)は、
ヴァーツラフ・ネリベルが
作曲した吹奏楽曲。

1965年、
ノースウェスタン大学の
吹奏楽団と指揮者の
ジョン・ペインター(オランダ語版)の
委嘱によって作曲された。
1966年に出版され、
初演者に献呈された。

簡潔な構成と強い個性を持つ、
ネリベルの吹奏楽作品の代表作であり、
演奏機会も多い。
これ以前にもネリベルは
《トリティコ》("Trittico", 1964年)
《シンフォニック・レクイエム》
("Symphonic Requiem", 1964年)など
本格的な作品を吹奏楽のために書いているが、
この作品を「完全に交響的な水準で
(completely on a symphonic level)
書いた最初の吹奏楽作品」と述べており、
《トリティコ》に感銘を受けて作曲を
依頼したペインターは作品を
受け取ったときの印象を
「素晴らしい驚き」であったと語っている。

単一楽章で書かれ、
演奏時間は6分半から7分程度。

アダージョ、4/4拍子。
金管楽器の短音を木管楽器群が弱音で
吹き伸ばす印象的な序奏で始まる。
ここで提示される
C-Es-E-A-B-Des-Ges-Gの八音は
全曲を支配する中心動機となる。
アレグロの主部に入ると
基本動機が音列的に扱われ、
三度の順次進行による動機、
同音連打と二度の揺れによる動機と
対比されながら精力的に展開していく。

中間部はポコ・メノ・モッソにテンポを落とし、
打楽器を中心に点描的な展開を見せる。
アッチェレランドしてテンポを戻すと、
力強さを増した展開が続く。
再びアダージョとなったコーダでは、
基本動機を積み上げた
和音を奏する金管楽器と、
そこに含まれない四音を奏する
木管楽器とが対比され、
荒々しく終わる。

ネリベルの語法の特徴である
強大なユニゾン、
強弱や各楽器の音色の極端な対比、
執拗なオスティナートなどが
ここでは顕著な形で現れている。
Wikipediaより
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E7%9A%84%E6%96%AD%E7%AB%A0_(%E3%83%8D%E3%83%AA%E3%83%99%E3%83%AB)

2021年05月  作成

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