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ドヴォルザーク 序曲『謝肉祭』作品92

のまにまに DTM Orchestra
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序曲『謝肉祭』作品92
ドヴォルザーク

チェコを代表するというだけでなく、
19世紀を代表する作曲家、
と言っても過言ではないドヴォルザーク。
彼は50歳を過ぎた1891〜1892年に
3つの演奏会用序曲
『自然の中で』、『オセロ』、『謝肉祭』を書いています。
彼は当初、これらを「自然」「人生」「愛」を
テーマに持つ3部作として構想し、
『謝肉祭』は「人生」にあたっていましたが、
後にこれらの副題を撤回しています。
しかしこの3曲には、共通の旋律が使われるなど、
3部作としての痕跡を見ることが出来ます。
この曲を作曲したあと、彼は、
ニューヨーク・ナショナル音楽院に
院長就任のためにアメリカに向かう事になっており、
故郷の風景や人々をテーマに作品を
書いたのではないでしょうか。
初演は、1892年4月28日、プラハで行われた
告別演奏会で作曲者自身の指揮で
3部作同時に演奏されています。
自由なソナタ形式で書かれており、
ワーグナーやブラームスを彷彿とさせる中に
民族色豊かな色彩が特徴です。
(鈴木英史)


1976年(第24回)
 全日本吹奏楽コンクール 職場の部
 阪急百貨店吹奏楽団の演奏で知った曲でした。

2016年12月 作成

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