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フランク・エリクソン 『序曲祝典』

のまにまに Wind Ensemble
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序曲祝典/
Overture Jubiloso

作曲
Frank Erickson/フランク・エリクソン
1978年出版
グレード 4
演奏時間 約7分


OVERTURE JUBILOSO
作品コード 0O1-6275-4


アメリカのミズーリ州ローラにある、
ミズーリ大学バンド創立50周年記念委嘱作品。
この曲は、躍動するリズムに乗って
伸びやかに奏でられるメロディや、
爽やかに駆け抜ける細かい連符が
特徴的な快速部から始まります。
中間部では、
色鮮やかなハーモニーの移り変わりを背景に、
息の長いフレーズがゆったりと歌われ、
少しずつ展開していきます。
再び快速部に戻った後、
華やかな終結部へと展開し、
堂々ときらびやかに幕を閉じます。
日本でも古くから親しまれている名曲です。

この序曲は、
ミズーリ州ローラにあるミズーリ大学の
バンド創立50周年を記念して
作曲を委嘱されたものです。
「祝典」の名にふさわしく、
いきいきとした楽しい曲です。
曲は、高音楽器の8分音符できざまれる
リズミカルな動きで開始され、
すぐ低音楽器が喜ばしげな主題を歌いはじめます。
この主題は木管楽器でも繰り返されます。
つづいてややレガートな第2主題に入り、
もう一度低音楽器の主題がもどって
3部形式のAの部分を終わり、
中間部のゆっくりとしたBの部分に入ります。
はじめは金管楽器によりコラール風に歌い出され、
木管楽器にひきつがれます。
のびのびとしたメロディーの大らかで美しい部分です。
そのあと再び速いAにもどりますが、
そのまえにためらうように第2主題の
断続が橋わたしをしていきます。
第1主題は木管によって高らかに歌われます。
第2主題のあと第1主題が倍の長さに
拡大されて低音楽器にあらわれ、
コーダとなり、クライマックスを形づくり、
堂々と終わります。(秋山紀夫)

フランク・ウィリアム・エリクソン
(Frank William Erickson,
1923年9月1日 - 1996年10月21日)は、
アメリカ合衆国の作曲家、編曲家、音楽教育家。
吹奏楽のための作品を多く手がけている。
また楽譜出版社のオーナーも務めた。

姓をエリックソンと表記する場合もあるが、
「エリクソン」の方が現地語の発音に近い。

ワシントン州スポケーンに生まれる。
8歳からピアノ、10歳からトランペットを始める。
高校を卒業後、陸軍の軍楽隊に所属し編曲を学ぶ。
1950年、南カリフォルニア大学にて音楽学士、
翌年に音楽修士を取得。
1958年から1961年まで
カリフォルニア大学ロサンゼルス校と
サンノゼ州立大学にて教授を務める。
その傍ら、ボーン出版社の西海岸責任者となる。
1970年、シュミット出版社を創設する。
1996年に逝去。
作品総数は400以上。

Wikipediaより

定期演奏会で高校生の時に
演奏したことがあった。
懐かしい吹奏楽オリジナル曲である。

2019年06月 作成

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