【人生雑談:心の支えがなくなった】

 91歳の認知症の母はささいなことで怒り、物忘れがひどいです。毎日母に怒鳴られることに疲れ果て、早く死んでほしいと思うほどです。そんな私の癒やしは月1度ヘアサロンに通い、担当の若い男性デザイナーさんと話すことでした。しかし、心の支えにしていた彼は退職。悲しくて泣いてばかりです。これからどうやって生きていけばいいのでしょうか。(50代・女性)

認知症のお母さんのお世話は大変だと思います。
私の父も認知症を患いましたが、幸いにも病院で面倒を見ていただきました。母は、まぁ別の意味で手がかかりましたが、認知症にはならずこの世から去りました。

さて、ご相談の件ですが、失礼ながら、思わず笑ってしまいました。人がこの世で生きていると、いろんな意味で別れを経験せざるを得ません。もちろんうれしい別れもあるでしょうが、多くは単に別れただけ、別れなんて意識もしないようなものがほとんどでしょう。そして幾つかは、相談者さんのような別れたくない別れでしょう。

こういったら失礼ですが、別れたくない別れなんてものはこの世の中にいっぱい転がっています。相談者さんはあまり痛切さを感じない様子でですが、親兄弟子供や配偶者、親友・恋人……、生きていくうえで、別れなんてものは極々身の回りにごろごろしています。

行きつけのお店で話すだけの人が店からいなくなっただけのこと、この程度で大上段に「これからどうやって生きていけばいいのでしょうか」と問われても、苦笑いするしかありません。
(相談者さんが感情に副った回答を期待しているのは判っておりますが…)

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